Ｍｅｍｏｒａｎｄｕｍの小部屋

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Ｉｃｈｉｇｏがいっぱい（ＰａｎＣａｋｅ接続編）

はじめに

　こどもパソコンＩｃｈｉｇｏＪａｍのマイコン基板はシンブルなハードウエア、ソフトウエア（ファームウエア）からなる非常に使いやすいシングルボードマイコン基板の印象を持っています。　「こども」だけではなく、１９７０年代のマイコン黎明期にマイコンに接していた現在の年寄りにとっては当時を思い出すＩｃｈｉｇｏＪａｍ　ＢＡＳＩＣがファームウエアとして用意されているためとても取っつきやすいマイコン基板です。　半分なつかしい気持ちでＩｃｈｉｇｏＪａｍ関連のキット類を集めていましたが、「Ｉｃｈｉｇｏがいっぱい」になってしまいました。

　今回は「Ｉｃｈｉｇｏがいっぱい」のなかで、ＰａｎＣａｋｅとの接続に関して整理した内容を紹介します。

−　 目次　−

１．Ｉｃｈｉｇｏがいっぱい

２．ＰａｎＣａｋｅ接続

３．ａｉ．Ｃａｋｅ接続

１．「Ｉｃｈｉｇｏがいっぱい」

　現在のＩｃｈｉｇｏＪａｍ、ＰａｎＣａｋｅ関係のマイコン基板を一同に集めてみました。　現状では下記写真、リストに掲載の１２種類を有しています。　これ以外にも数多くの種類があるようですが「Ｉｃｈｉｇｏがいっぱい」で満腹状態にあるため、また、入手のしやすさを考慮して、これ以上試してみるのは止めています。

【　ＩｃｈｉｇｏＪａｍ，ＰａｎＣａｋｅ　】

２．ＰａｎＣａｋｅ接続

　ＰａｎＣａｋｅはＩｃｈｉｇｏＪａｍを利用してカラーグラフィックとサウンドを扱えるようになる拡張基板 です。 　ＩｃｈｉｇｏＪａｍ基板だけではなく、ＩｃｈｉｇｏＪａｍ相当のマイコン基板にも接続できます。　この機能はＩｃｈｉｇｏＪａｍ基板からＰａｎＣａｋｅ基板へシリアル通信を用いてコマンドを送信することで実現しており、ハード的、ソフト的にとても明確に機能分割されています。

　最初にこの機能分割を知ったときにはとても感心しました。　また、１９７０年代中頃に大型コンピュータに接続されたＨＰ社製グラフィック端末（蛍光蓄積型のため緑色単色表示）を思い出しました。　計算機センターにもグラフィック端末が設置されていましたが、それ以外にも研究室に電話回線と音響カプラ（３００ボー）を用いて接続されたグラフィック端末が設置されていました。　このグラフィック端末が設置されたことでＦＥＭ計算結果を容易にビジュアル化できてるようになりました。

　以下にＩｃｈｉｇｏＪａｍ相当基板にＰａｎＣａｋｅを接続した事例を掲載します。

３．ａｉ．ｃａｋｅ接続

　ＩｃｈｉｇｏＪａｍ相当基板とａｉ．ｃａｋｅの電気的接続はシリアル通信のみです。　最小構成はＩｃｈｉｇｏＪａｍ基板のＴＸＤ端子をａｉ．ｃａｋｅのＲＸＤ端子に接続するだけです。　これ以外に、念のためにＩｃｈｉｇｏＪａｍ基板のＲＸＤ端子とａｉ．ｃａｋｅのＴＸＤ端子接続しました。　また、配線接続箇所を少なくするためにＩｃｈｉｇｏＪａｍ基板からａｉ．ｃａｋｅへ電源供給できるようにしました。　これらに対応したａｉ．Ｃａｋｅ接続ケーブルの回路図と外観を以下に掲載します。　

【　ａｉ．Ｃａｋｅ接続ケーブル　回路図　】

【　ａｉ．ｃａｋｅ接続ケーブル　外観　】

　以下にＩｃｈｉｇｏＪａｍ相当基板にＰａｎＣａｋｅを接続した事例を掲載します。

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