Memorandumの小部屋
本ページは金銭授受を伴う行為を含むAuctionや商用Web
Pageからの無断リンク・無断参照を禁じます。
無断リンク・無断参照が判明した時点で然るべき処置をとらさせて頂きます。
まるごとNMEA RP2040 Zero編
このWebページは「RP2040−Zero」を用いてGNSSロガーを試作した経緯を記録として残した個人的なメモです。
文中の一部の用語は下記を意味します。
GNSSモジュール
GM−318B・GR−A013U(GM−A013R)・GM−5157A・GSU−140型GNSS評価キットなどのGNSS受信機
(受信器)もしくはGNSSモジュール。
GNSSロガー
GNSSモジュールから送信されたNMEAセンテンスSDカードに記録する本Webページで紹介する試作品(プロトタイプ)。
− 目次 −
3.GNSSロガー「まるごとNMEA RP2040−Zero版」の製作
「まるごとNMEA Arduino編」、 「まるごとNMEA Raspberry Pi Pico編」に続く製作記録です。 「まるごとNMEA Raspberry Pi Pico編」の「8.結論・今後の予定」に記載の「RP2040−Zero」を用いたGNSSロガーを製作しました。 スケッチは「まるごとNMEA Raspberry Pi Pico編」の「6.公開用スケッチ(uf2ファイル)」をそのまま利用します。 本Webページではハードウエアの製作を紹介します。
GNSSロガーの操作・機能は原則「まるごとNMEA Raspberry Pi Pico編」を踏襲しました。 「まるごとNMEA Raspberry Pi Pico編」の「Raspberry Pi Pico 」周辺回路の割付けは、「RP2040−Zero」との共通化を前提にしていましたので信号接続としてはほぼ同一で済みました。
回路図としては「Raspberry Pi Pico
」基板と「RP2040−Zero」基板の相違がありますので、一見すると回路図に大きな違いがあるように見えますが、CPU信号割付としてはほぼ同一です。
電源供給は「RP2040−Zero」基板のUSBコネクタからの給電のみとしました。 プロトタイプ5は一時的な組立てを想定していたためGNSS用の3.3Vdc電源は「RP2040−Zero」の3V3端子
から供給することにしました。
スイッチ、RGB−LED、ブザーの操作部は「まるごとNMEA Arduino編」の操作部ユニバーサル基板を流用しました。 なお、操作部ユニバーサル基板のSDカード用基板は取付けていません。
下記にプロトタイプ5の回路図、ブレッドボードを用いたプロトタイプ5外観を掲載します。
SW1/SW2/SW3a・bのプルアップ抵抗は未記載です。(抵抗不要のため。)
上記回路図をクリックすると原寸大の回路図をダウンロードできます。
【 プロトタイプ5 回路図 】
【 プロトタイプ5 試作品全体外観1 】
【 プロトタイプ5 試作品全体外観2 】
【 ブレッドボード部 外観1 】
【 ブレッドボード部 外観2 】
ブレッドボードに接続できない端子9,10,11,12,13にはピンソケットを実装しました。 |
【 「RP2040−Zero」 ピンヘッダ・ピンソケット接続 】
【 操作部ユニバーサル基板 外観1 】
【 操作部ユニバーサル基板 外観2 】
3.GNSSロガー「まるごとNMEA RP2040−Zero版」の製作
プロトタイプ5で 「まるごとNMEA Raspberry Pi Pico編」の「Raspberry Pi Pico 」用スケッチをそのまま「RP2040−Zero」で利用できることを確認できました。 この結果を元に、ブレッドボード部回路と操作部ユニバーサル基板を一体化したGNSSロガー「まるごとNMEA RP2040−Zero版」の製作をしました。 基本的にはプロトタイプ5をベースにして、基板への電源供給をUSBコネクタ経由から外部電源給電に変更しました。
GNSSモジュール用の3.3Vdc電源は「RP2040−Zero」の3V3端子
を用いません。 TB3−2(+5V)から外部電源5Vdcを入力とする3.3V三端子レギュレータ(IC2:AMS1117−3.3)
の出力を給電するようにしました。 これは「まるごとNMEA Raspberry Pi Pico編」製作時に「Raspberry Pi Pico
」基板の電源回路を破損したことより、「RP2040−Zero」基板内の3.3Vdc電源を極力外部に取り出さないようにするためです。
SW4は「RP2040−Zero」基板用の電源オンオフスイッチです。 通常はオン側に設定して利用します。 本基板立ち上げ時にGNSSモジュールの衛星補足を維持しながら「RP2040−Zero」の電源をオンオフするために設けました。 通常利用時に限定すればSW4は不要です。
「RP2040−Zero」のUSBコネクタ接続には、TB3−2からの外部電源配線を取り外します。 なお、この際はGNSSロガーへの3.3Vdc給電のためにSW4をオンする必要があります。
下記にGNSSロガー「まるごとNMEA RP2040−Zero版」の回路図、GNSSロガー「まるごとNMEA RP2040−Zero版」の外観を掲載します。
上記回路図をクリックすると原寸大の回路図をダウンロードできます。
【 GNSSロガー「まるごとNMEA RP2040−Zero版」 回路図 】
【 GNSSロガー「まるごとNMEA RP2040−Zero版」 全体外観 】
【 GNSSロガー「まるごとNMEA RP2040−Zero版」 基板外観1 】
【 GNSSロガー「まるごとNMEA RP2040−Zero版」 基板外観2 】
【 GNSSロガー「まるごとNMEA RP2040−Zero版」 基板外観3 】
【 GNSSロガー「まるごとNMEA RP2040−Zero版」 基板外観4 】
【 GNSSロガー「まるごとNMEA RP2040−Zero版」 基板外観5 】
「RP2040−Zero」基板と「microSDカードスロットDIP化キット」基板を取り外したときの外観です。 |
【 GNSSロガー「まるごとNMEA RP2040−Zero版」 ベース基板外観1 】
【 GNSSロガー「まるごとNMEA RP2040−Zero版」 ベース基板外観2 】
【 GNSSロガー「まるごとNMEA RP2040−Zero版」 ベース基板外観3 】
【 GNSSロガー「まるごとNMEA RP2040−Zero版」 ベース基板外観4 】
【 GNSSロガー「まるごとNMEA RP2040−Zero版」 ベース基板外観5 】
ベース基板にネジ止めするために穴あけ加工をしました。
【 「microSDカードスロットDIP化キット」基板 穴あけ加工 】
(下記スケッチのアップデートは中止しています。 「まるごとNMEA AE−RP2040編」のスケッチを利用することを推奨します。)
GNSSロガー「まるごとNMEA RP2040−Zero版」でも 「まるごとNMEA Raspberry Pi Pico編」の「Raspberry Pi Pico
」用スケッチをそのままで利用できることを確認できました。
「RP2040−Zero」基板は外形寸法が小さく電池ボックス工作に収納可能です。 「電池ボックス電子工作(その23)
まるごとNMEAボックス版」に製作例を掲載しています。
【 電池ボックス電子工作版 GNSSロガー 外観 】
目次に戻る Memorandumの小部屋 へ戻る ホームページへ戻る
End of This Page.