Memorandumの小部屋
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電池ボックス電子工作(その21)
一体型いつどこGPSロガー 9(電池内蔵タイプ)
1.背景
EM−506A(GPS−12751)48チャンネルGPSレシーバーの軌跡が比較的良さそうだったのでケースに組み込んで可搬できるGPSロガー9を製作しましたので紹介します。 今回はソフト関連は「電池ボックス電子工作(その20) 一体型いつどこGPSロガー8(電池内蔵タイプ)」をそのまま流用していますので、製作に関して主に紹介となります。
2.「いつどこGPSロガー9」の仕様
2.1 概要
基本的には「一体型いつどこGPSロガー8」をそのままの流用します。 GPSモジュールはGM−5157AからEM−506A(GPS−12751)に変更しています。
今回は、電源回路にリチウムイオン電池過放電遅延回路を追加しているのが最も大きな相違点です。 (注意:過放電防止ではありません。過放電状態になるまでの時間をかぜぐ(遅延させる)ことを目的としています。 過放電の防止はできません。)
「一体型いつどこGPSロガー8」
まで電源スイッチにスライドスイッチを使用しています。 スライドスイッチに固執しているのは、もっとも簡単に電源をオフできて、かつ、誤って電源をオフする可能性が低いためです。 スライドスイッチの採用に際して、電源を切り忘れることがないとの前提で電源部の回路を設計していました。
しかし、「一体型いつどこGPSロガー8」
の電源スイッチを切忘れて、1週間電源オンにしたままにするという失敗をました。 1週間後に電源をオフすることに気づきました。 リチウムイオン電池の劣化を心配しましたが、無事に充電できましたので、そのまま移動先に持ち出しました。 しかし、移動先でGPSのロギングを開始しないことが判明しました。 自宅に持ち帰り後に調べるとGM−5157Aが初期状態に戻っていました。 「一体型いつどこGPSロガー8」
はリチウムイオン電池をバッテリバックアップ電源として利用していますので、リチウムイオン電池電圧が低下すると設定値を保持できずに初期状態に戻ってしまいます。 GM−5157Aのバックアップ電圧はデータシートによれば2.1V以上ですので、リチウムイオン電池は2.1Vを大きく下回っていたようで、これよりチウムイオン電池は相当ダメージを受けていると思われます。 この経験から、リチウムイオン電池過放電遅延回路が必要な機能として設けることにしました。
3.「いつどこGPSロガー 9」の製作
3.1 「いつどこGPSロガー9」試作
今回はリチウムイオン電池過放電遅延回路を新たに設けましたので、この動作・効果を確認しました。 動作確認に際して、「一体型いつどこGPSロガー8」同様にブレッドボードで試作回路をつくり動作確認をしました。 試作回路の電源回路部分を抽出した回路図 を下図に示します。(試作回路と最終版の回路は異なります。)
(クリックすると原寸大の回路図をダウンロードできます。)
【 試作回路の電源回路部分 】
【 試作回路外観 】
リチウムイオン電池過放電防止機能は、専用のICを用いれば簡単に実現できるようです。 しかし、今回は手持ちディスクリート部品を用いてリチウムイオン電池の過放電を遅延させる回路を設けることにしました。 リチウムイオン電池電圧低下を検出したのちの消費電流がμA程度であれば過放電防止とうたうことができますが、今回は数100μA(1mA近く)も流れますのでとても防止回路と主張することができず、過放電遅延回路(じかんかせぎ回路)と称することにしました。
過放電遅延回路の主要な部品は、ZD1、Q1、Q2です。 過放電はリチウムイオン電池電圧の電圧で検出・判定しています。 この判定はZD1の特性に大きく影響をうけます。 今回、ZD1はaitendo「定電圧用ダイオード(20本入り)
[Z-DIODE]」の3.3V品(20本30円)を利用しました。 メーカ型式は不明です。
判定の電圧はR3、R4、R5,Q2で決まります。 これらの回路定数はカットアンドトライで決めます。 また、Q2(2PD601AR)は手持ちのチップトランジスタのなかで比較的hfeの高い部品を選定しただけです。 この型式にこだわる必要はありません。 R3とR4は相互に影響しあっていますが、R3は主に過放電検出時の消費電流制限用、R4は主に過放電検出電圧設定用として調整しました。
Q1は低電圧動作が可能で、かつ、できるかぎりオン抵抗の小さいMOSFETであるDMG3415Uを利用しました。 バッテリー駆動回路では、VGS=1.8Vでも使用できるのはとても魅力的です。
過放電遅延回路は特性改善に特に工夫をしていませんので、判定電圧付近の出力電圧変化がだらだらと徐々に変化すると予想されました。 そのため、ヒステリシス回路(正帰還)を設けることにしました。 このヒステリシス部分がD1とR7です。
EM−506A(GPS−12751)の電源は過放電遅延回路の出力電圧をそのまま利用しています。 過放電遅延回路の定格電圧は4.5〜6.5Vです。 一方、リチウムイオン電池は3.7Vです。 つまり、定格電圧より外れた低い電源電圧で使用することになります。 当初は5V電圧を得るために秋月電子通商で発売している「5V出力コイル一体型昇圧DCDCコンバータ (M-08619)」を用いていました。 その際の回路図を下記に示します」
(クリックすると原寸大の回路図をダウンロードできます。)
【 EM−506A(GPS−12751)用DCDCコンバータを用いた試作回路 】
当初のDCDCコンバータ利用の試作回路ではGPSモジュールを座標位置がFixしない現象が発生しました。 原因調査の過程で、DCDCコンバータを止めて、5Vdc電源で動作させるとすぐに座標位置をFixすることができました。 多分、EMI関係、リップルなどの影響だと思われます。 この対策をすると部品点数増加(スペース増加が問題)となりますのでDCDCコンバータの採用をするのをあきらめました。 また、DCDCコンバータを使用したときのリチウムイオン電池の消費電流が常時100mA近くになっていました。 これでは2〜3時間程度の電池寿命となります。 DCDCコンバータを使用しないことで、リチウムイオン電池での運用時間も倍程度に延ばすことができます。
しかし、ここで大きな問題が生じます。 EM−506A(GPS−12751)の定格電圧は4.5〜6.5Vです。 リチウムイオン電池は充電完了直後では約4.2V,定格電圧は約3.7VですのでEM−506A(GPS−12751)の定格電圧以下で使用することになります。 そこは、個人用途の自己責任の利点をフル活用です。 そうです、動けばよいのです。 データーシーとを無視して、試作回路にて何Vまで動作できるかを測定したところ3.5〜3.6V程度まで動作することが判明しました。 リチウムイオン電池の放電特性を考慮すると、リチウム電池の充電容量の多くを利用できそうです。 400mAhのリチウム電池容量で消費電流50mAとすると約8時間と予想されました。
これらの結果を反映した試作回路でEM−506A(GPS−12751)を動作させながら電源回路各部の波形をNR−2000で測定した結果を下記に示します。 その際、前述のヒステリシス回路有無による違いも確認しました。 EM−506A(GPS−12751)の電源電圧は+Vbbの波形となります。 GPSが正常に動作していることを確認するために、EM−506A(GPS−12751)のTXD波形を観測したのがGPS動作波形です。 消費電流はR_test(1Ω)の両端電位差を測定することで求めています。 NR−2000は数ms間隔、14bit分解能で多チャンネル同時記録ができますので、このような測定にはとても便利です。 普通のオシロスコープではとても真似できない測定です。
【 ヒステリシス回路の無い場合の回路 】
EM−506A(GPS−12751)動作停止後の+Vbb不安定期間が長く、また、+Vbb出力停止後も中途半端な電圧出力が長時間継続しています。 |
【 ヒステリシス回路の無い場合の測定結果 】
【 ヒステリシス回路の有る場合の回路 】
EM−506A(GPS−12751)動作停止後の+Vbb不安定期間が比較的短く、+Vppオフ後もより0V側の低い電圧となっています。 |
【 ヒステリシス回路の有る場合の測定結果 】
この結果より、ヒステリシス回路の効果があることを確認できました。 ちなみに、ヒステリシス回路有りにおいて過放電検出後の消費電流は約600μAでした。 なお、過放電検出電圧はR4で設定しますが、3V前後の場合はR4を1kΩにします。
3.2 「いつどこGPSロガー9」回路図
試作回路の結果をもとに、「いつどこGPSロガー9」を製作しました。 今回の製作で最も問題となったのが実装です。 今回も電池ボックス単3×2本用(フタ付プラスチック・スイッチ付) [SBH-321-1AS]を利用しますが、EM−506A(GPS−12751)の外形寸法が大きいため電池ボックスの内側の至る所を削る必要があります。 また、リチウムイオン電池の実装スペースを含めると、プリント基板を収納できるスペースがとても限定されます。 このため、プリント基板を2段重ねとするとにしました。 また、SDメモリカードおよび圧電ブザーは2段重ねの隙間に実装することにしました。 さらに、電津ボックス内の電源スイッチ部スペースもEM−506A(GPS−12751)に利用しますので、電源スイッチおよびモード切替えスイッチをリチウムイオン電池の横に生じるスペースに実装することにしました。
最初「いつどこGPSロガー9」の回路図を下記に示します。 プリント基板は2段重ねの下基板(Bottom Board)、上基板(Top Board)およびスイッチ基板(Switch Board)の3枚構成です。 また、下基板と上基板の接続はハーフピッチコネクタを使用することにしました。 また、試作回路では電源用ラインに10μF電解コンデンサを用いていましたが、積層セラミックコンデンサ(GRM31CF1010J107ZE)に変更しています。
(クリックすると原寸大の回路図をダウンロードできます。)
【 「いつどこGPSロガー9」回路 】
3.3 「いつどこGPSロガー9」製作過程
「いつどこGPSロガー9」は実装上の制約により余裕の無い実装となります。 そのため、今回は製作途中で動作確認をしながら製作しました。
紹介中で用いているユニバーサル基板は、秋月電子通商の両面スルホール・ガラス・ユニバーサル基板Cタイプ1.27mmピッチ(72x48mm)(AE−3M)をカットして利用しています。
電池ボックスは秋月電子中小の単3×2本用(フタ付プラスチック・スイッチ付)
[SBH-321-1AS]を使用しています。 スイッチ部などの余分な穴がアルミテープなどで塞ぎます。
「いつどこGPSロガー9」の消費電流が比較的大きいため、外部電源を併用しながら10数時間の連続ロギングができるように実装計画をしました。 この対応として、「いつどこGPSロガー9」を帽子に取り付けて使用することを前提に、「いつどこGPSロガー9」の長手方向にUSBケーブルを接続できるようにしました。
操作部品をユニバーサル基板に実装して、M1.7ナットをハンダで固定しています。 電源SW(SW1)は秋月電子通商で購入したスライドスイッチIS−2235、モードSW(SW2)は千石電商で購入したボタン高さ7mmの円筒状のタクトSWです。 このタクトSWが他部品との干渉を緩和するために、少し削っています。 |
【 スイッチ基板外観 】
下基板とスイッチ基板を配線した状態の外観です。 下基板には超小型USBシリアル変換モジュール (AE−FT234X)と+Vbbまでの電源回路を設けています。 |
【 下基板側の製作途中 】
【 下基板側の製作途中(2) 】
【 下基板ケース収納確認 】
【 上基板側の製作途中 】
【 基板組立て状態の確認 】
【 基板ケース収納確認 】
【 リチウムイオン電池のケース収納確認 】
本体の突起部は全て削り取りました。 さらに、高さ方向に余裕が全くないのでリチウムイオン電池部分(上記画像の底面右半分)の底板を削りました。 また、EM−506A(GPS−12751)の幅が電池ボックスの内幅よりほんの僅か広いので、接触部分の側面部分も削っています。 |
【 電池ケース本体加工(1) 】
【 電池ケース本体加工(2) 】
電池ボックス本体側の加工だけではフタと部品が接触します。 そのため、フタ側も削っています。 |
【 電池ケース フタ加工 】
3.4 「いつどこGPSロガー9」組立て
ケースに基板・部品を実装する前に仮組みで動作確認を行いました。 その後、ケースに実装して製作完了です。
【 下基板の仮組み(1) 】
【 下基板の仮組み(2) 】
GPSモジュールに付属のコネクタ付きケーブルを切断して利用しています。
【 上基板の仮組み(1) 】
【 上基板の仮組み(2) 】
SDHCカード(1GB)の端子にプルアップ抵抗R31、R32、R33を実装して、配線を端子に直接ハンダ付けしています。 |
【 SDメモリ加工 】
圧電ブザーBZ11が少し厚いため、上のフタを取り外して使用します。 音響的には全く役に立ちませんが、フタの代りに薄いテープで覆って、ゴミが振動板に入らないようにしています。 |
【 圧電ブザー加工 】
上基板と下基板の隙間にSDメモリと圧電ブザーを実装しています。 |
【 仮組み外観(1) 】
【 仮組み外観(2) 】
【 仮組み外観(3) 】
USBケーブルを接続して総合動作確認をしました。 |
【 仮組み外観(4) 】
【 下基板ケース収納状態(1) 】
【 下基板ケース収納状態(2) 】
【 上基板ケース収納状態 】
【 完成時外観(1) 】
M1.7ネジで基板を固定しています。
【 完成時外観(2) 】
【 完成時外観(3) 】
【 完成時外観(4) 】
【 完成時外観(5) 】
4 「いつどこGPSロガー9」で使用した部品
「いつどこGPSロガー 9」の製作で利用した部品の一部を以下に紹介します。
圧電ブザー ムラタ表面実装圧電サウンダ(トランスデューサ/圧電スピーカ/) [PKLCS1212E4001-R1] 入手先 秋月電子通商 |
厚みを薄くするためにカバーを取り外して使用しています。 |
GPSモジュール 入手先 千石電商 |
コネクタ接続用ケーブルも付属していました。 |
リチウムイオン電池充電チップ TP4057 入手先 aitendo |
他のデバイスを購入していたのですが、行方不明となったのでTP4057に変更しました。 |
リチウムイオンポリマー電池 入手先 千石電商 |
ケースに収納できる最大容量の本品を選定しました。 |
USBコネクタ、USB−RS232Cコンバータ 入手先 秋月電子通商
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本基板は非常に小型化されています。 本製作を完成できたのは、この基板の効果が大です。 |
円筒形タクトスイッチ(SW2 Mode用) モーメンタリー1a接点 入手先 千石電商 |
ボタン高さ7mmのスイッチです。10個で150円でした。 タクトスイッチは通常は角型ですが、この円筒形の方がスイッチ本体の高さが低いように思えましたので採用しました。 それでも、若干、直径が大きかったので少し削って使用しています。 |
耐熱電線 SHW(より線) 7/0.08mm 錫メッキ 0.65mm 30V 80℃ 入手先 千石電商
耐熱電線とあるものの80℃と少し低いですが、柔軟性があります。 通常の塩化ビニル製よりは熱に耐えるようです。 |
耐熱電線で、できる限り細いより線を探しました。 |
ハーフピッチ部品 基板、ヘッダーピン、ジャンパーピン 1.27mm(ハーフ)ピッチコネクタセット 1.27mmピッチジャンパーピン(5個入) 入手先 秋月電子通商 |
ハーフピッチのジャンパーピンは小型化の際にとても役立ちます。秋月電子通商の店頭では見かけません。 今回は、このジャンパーピンを実装するとフタと干渉するために未実装としています。 |
シングルライン ハーフピッチコネクタ 入手先 不明
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勘合時のコネクタシェルの高さは、上記のハーフピッチコネクタより約1mm低いシェルです。 |
SOPタイプ PICマイコン PIC16F648A−I/SO 入手先 秋月電子通商 |
ICSP(インサーキット・シリアル・プログラミング)に初挑戦です。 |
SOPタイプ 標準ロジック 74HC157 入手先 鈴商 |
鈴商は品揃えが多く、部品の小分け販売でも手間暇をかけて封止パッケージをしています。 パッケージには型式も明記してあり、ストックするのに適しています。 鈴商の名前はあまり広まってはいないと思いますが、電気電子工作をするうえではとても大切なお店です。 |
高耐熱テープ(ポリイミドテープ) T6−33 入手先 aitendo |
SDカードと圧電ブザーの端子絶縁に利用しています。 上部で薄く、糊もしっかりしているので重宝します。 |
M1.7ネジ、ナット 精密ねじ Cセット、Dセット 入手先 ナフコ |
近所のDIY店で購入していた精密ねじセットを利用しました。 |
チップ積層セラミックコンデンサ GRM31CF10J107ZE 入手先 秋月電子通商 |
C1,C2,C11,C13,C14で使用しています。 |
XC1用セラミック発振子 CSTCE10M0G52−R0 入手先 秋月電子通商 |
小型で厚みが薄いので採用しました。 |
5 「いつどこGPSロガー8」の性能確認
5.1 軌跡比較
「いつどこGPSロガー9」ではEM−506A(GPS−12751)のアンテナ部分に電池ボックスのフタが接触しており、基板が近傍にあります。 これらの影響でEM−506A(GPS−12751)単体でのベンチマークより性能が低下しているのではとの危惧がありました。 実際の運用に合わせて帽子にGPSロガーを取付けてベンチマークをとりました。
【 帽子取付け状態 】
ベントマークは、「いつどこGPSロガー9」、「いつどこGPSロガー8」と「GPSロガー GT−740FL」、計3 種類で行うことにしました。
GPSロガーの取り付け方法は「GPSデータの小部屋」の方法6(帽子トップとりつけ方法 )を用いています。
各GPSロガーは脱落時の紛失を防止するために、GPSロガーにヒモを取付けて帽子にくくりつけています。
ベンチマーク1 : ロータリー部の軌跡です。 ロータリーを2回通っています。 |
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いつどこGPSロガー9 | |
いつどこGPSロガー8 | |
GT−740FL |
ベンチマーク2 : 行きは直進して、戻りは脇道に曲がりました。 |
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いつどこGPSロガー9 | |
いつどこGPSロガー8 | |
GT−740FL |
ベンチマーク3 : 折り返し地点です。 |
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いつどこGPSロガー9 | |
いつどこGPSロガー8 | |
GT−740FL |
ベンチマーク4 : 陸橋を渡りました。 |
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いつどこGPSロガー9 | |
いつどこGPSロガー8 | |
GT−740FL |
「いつどこGPSロガー9」の性能劣化を心配していましたが、杞憂に終わったようです。 いずれのGPSロガーも、衛星補足の急変の影響を受けているのは同じようです。 ぞれぞれ得手不得手があるようですが、今回製作した「いつどこGPSロガー9 」は衛星補足の急変がなければ、とても良い軌跡を得ることができそうです。
今回のベンチマークで帽子にGPSロガーを取付けましたが、「いつどこGPSロガー9」を重く感じました。 ベンチマーク終了後に質量を測定すると以下の結果となりました。 EM−506A(GPS−12751)の質量が重い影響が表れています。
GPSロガー | 質量 [g] |
いつどこGPSロガー9 | 50.12 |
いつどこGPSロガー8 | 41.88 |
GT−740FL | 36.24 |
5.2 電池動作時間の確認
「いつどこGPSロガー9」の内蔵電池の充電完了後に、ブザーをオフにした状態での連続動作時間を測定しました。 当初の予想8時間 に近い結果となりました。
結果 動作開始時間 19:29:43
停止時間 翌日の04:00:52
連続動作時間 連続8時間以上
End of This Page.