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GT−U13 dual−frequency GPS beidou satellite navigation and positioning module (GT-U13)

         

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データ番号

1879

区 分

部品

分 類

センサ

品 名

GT−U13 dual−frequency GPS beidou satellite navigation and positioning module (GT-U13)

発売元

入手先

 

AliExpress

販 売

 

HONGXI STORE Store

プランド

 

GOOUUU TECH

価 格

約1,762円(送料込み)

主要部品

電 源

+5Vdc

概略仕様

   

概要

L1/L5デュアルバンド受信できるアンテナ一体型のGNSSモジュールです。

電源

+5Vdc

GT−U12

仕様

 

チッブセット

ALLYSTAR TAU1201 1216A00
(電源電圧 1.8〜3.6Vdc)

受信GNSS

GPS:L1C/A L5C
QZSS:L1C/A L5C
BDS:B1l、B2a
GLONASS:L10F
GALILEO:E1 E5a

トラッキングチャンネル

40チャンネル

アンテナ

内蔵

感度

Cold start −148dBm
Hot start −155dBm
Reacquisition −158dBm
Tracking −162dBm

位置精度

<1m CEP (平均誤差半径)

測定範囲

高度 18000m
速度 515m/s (=1,854km/h)

SBAS

非サポート

コールドスタート

32秒

ホットスタート

1秒

出力形式

NMEA 4.0/4.1

初期有効NMEAメッセージ
GGA, GSA, GSV, RMC, ZDA, TXT−ANT

出力信号

シリアル信号:TX,RX信号

信号レベル:3.3V(=チップセット電源電圧)

通信速度:115200bps(デフォルト)

タイムパルス出力

有り
1パルス/s 立上りエッジ同期 バルス幅100ms

   

     

付属基板

GOOUUUU−GPS+BD

付属ケース

外形寸法

本体 W 26.5mm D 31.3mm H 12.6mm (ピンヘッダ除く) 

追加購入
部品

コメント

改 造

その他

(製作例)

   

 L1・L5ヂュアル対応で販売価格は1,588円 と予想を上回る安さだったので複数個注文しました。 送料を合わせると1個当たり約1,762円となりました。  それでも安価です。 本Webページ公開時、日本差額の多くは送料でした。 

【 Amazon 商品画面 】

 

【 パッケージ外観 】

 

【 構成品 】

 

【 モジュール外観1 】

 

【 モジュール外観2 】

 

【 モジュール外観3 】

 

【 モジュール外観4 】

 

【 モジュール外観5 】

 

【 モジュール外観6 】

 

【 モジュール外観7 】

 

【 モジュール外観8(チップセット外観) 】

 

今回は未使用です。

【 付属ピンヘッダ外観 】

 


動 作 確 認

 「RP2350−Zero」を搭載した「まるごとNMEA RP2040 Zero編」の基板に本品(GT−U13)を接続して動作確認をしました。 なお、まるごとNMEA AE−RP2040編に掲載の「jsk96k1.uf2」や「jsk96j1.uf2」はRP2040用のため 、「jsk96k1.uf2」・「jsk96j1.uf2」用のスケッチを再コンパイル して書き込みました。 スケッチのソースは変更無しで書き込み、正常に動作しました。

 

NMEAデータ受信中(基板上部中央部のLEDが緑色に点灯)

【 動作確認時外観 】

 

 動作確認として、GT−U13を2台 、GT−U13と同じくデュアル周波数L1・L5対応GNSS測位モジュール「GT−U12」、および、従来のL1対応のG−PORTER GP−102を 2台、合計5台をウォーキングのお供にして軌跡を収集しました。 その際の軌跡をグーグルアースにプロットして軌跡の比較をしました。 その一部分を下記に掲載します。 G−PORTER GP−102のNo. 2,No4の違いは「とことんGP−102! ちから技で サンプリング間隔を1秒に戻しましょ。」に掲載しています。

 

マップはグーグルアースを利用しています。
黄色軌跡 : GT−U13 (1台目)
緑色軌跡 : GT−U13 (2台目)
水色軌跡 : GT−U12
赤色軌跡 : G−PORTER GP−102(No.2)
桃色軌跡 : G−PORTER GP−102(No.4)

【 軌跡例1 】

 軌跡1では、すり鉢状谷部から眺望の良い道路に抜けて横断した際に、横断前後とも直角に曲がって歩いています。 上記軌跡結果では、GT−U13・GT−U12は 3台とも直角の軌跡を記録できました。 また、すり鉢状を抜ける直前の大きくカーブしている部分は両端は崖と木で天頂部以外の視界が遮られています。 この部分で は道を斜めに横断した様子も確認できました。 また、眺望の良い歩道部分から大きく外れることもなく、歩行位置もほぼ正確に測位できていました。 G−PORTER GP−102(No .2)は健闘はしているものの、木陰の影響は受けていました。

 

マップはグーグルアースを利用しています。
黄色軌跡 : GT−U13 (1台目)
緑色軌跡 : GT−U13 (2台目)
水色軌跡 : GT−U12
赤色軌跡 : G−PORTER GP−102(No.2)
桃色軌跡 : G−PORTER GP−102(No.4)

【 軌跡例2 】

 軌跡2は地下道侵入前後の軌跡を比較しています。 地下道出入り口部分に天井が設置されていますので、天頂の視界が遮られています。 地下道部分では GT−U13・GT−U12は3台とも大きく乱れてい ますが、地下道入り口前まで、および、地下道出口後の復帰時ともにそれなりの状態で測位できていました。 ここでもG−PORTER GP−102(No .2)は健闘はしています。

 

マップはグーグルアースを利用しています。
黄色軌跡 : GT−U13 (1台目)
緑色軌跡 : GT−U13 (2台目)
水色軌跡 : GT−U12
赤色軌跡 : G−PORTER GP−102(No.2)
桃色軌跡 : G−PORTER GP−102(No.4)

【 軌跡例3 】

 軌跡3では切通しに入る前はG−PORTER GP−102(No.4) を除いた4台の軌跡はほぼ重なっていました。 その4台において、切通し部分ではG−PORTER GP−102(No .2)は両側面の壁面の影響を受けて軌跡が少しシフトしていました。 また、GT−U13・GT−U12は 3台とも切通し入り口部分のS字状歩道を歩いた軌跡を確認できました。

 

マップはグーグルアースを利用しています。
黄色軌跡 : GT−U13 (1台目)
緑色軌跡 : GT−U13 (2台目)
水色軌跡 : GT−U12
赤色軌跡 : G−PORTER GP−102(No.2)
桃色軌跡 : G−PORTER GP−102(No.4)

【 軌跡例4 】

 軌跡例4は比較的視界の良い状態の陸橋を渡った際の軌跡です。 陸橋に至る前 の約300m手前は視界の半分(図中下側)が遮られた道となっています。 そのため、陸橋に至るまでに軌跡が乱れやすい場所となっています。 また、陸橋の曲がり角部分では直角に曲がるようにして歩きました。
 上記結果ではG−PORTER GP−102の2台の軌跡は外れており、かつ、直角に曲がった部分も ほとんど再現できていません。 GT−U13・GT−U12の3台の軌跡は陸橋部分を大きく外れることはなく、かつ、直角に曲がった状態をほぼ再現できていました。

 

マップはグーグルアースを利用しています。
黄色軌跡 : GT−U13 (1台目)
緑色軌跡 : GT−U13 (2台目)
水色軌跡 : GT−U12
赤色軌跡 : G−PORTER GP−102(No.2)
桃色軌跡 : G−PORTER GP−102(No.4)

【 軌跡例5 】

 軌跡例5は左斜め側が山となっています。 山裾の直線状の視界の良い状態の直線道路と山中の木陰となっている山道を通って周回した際の軌跡です。 
上記結果ではG−PORTER GP−102の軌跡は 、直線道路では山の斜面の影響、山道では木陰の影響を受けていました。 GT−U13・GT−U12の3台の軌跡は斜面、木陰の影響は少なく、特に、木陰の山道の軌跡は期待以上にばらつきが小さくなっていました。

 以上、特徴的な軌跡を抜粋して比較していますが、これ以外の部分でもGT−U13・GT−U12の3台の軌跡は実際に通った経路から大きく外れることはなく、数m以内の精度で取得できました。  GT−U13・GT−U12の3台はいずれも安価で良好な軌跡 、個体差に起因する測位結果のばらつきが小さい軌跡を取得できるコストパフォーマンスに優れたGNSSモジュールでしした。  一般的なGNSS測位モジュールに比べて外形がひと回り大きい、また、質量が少し重い(思った以上に重く感じます。)点を除き、満足できる一品でした。
  

データ作成者 CBA

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