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デュアル周波数 L1 L5 GNSS測位モジュール (GT-U12)

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データ番号

1856

区 分

部品

分 類

センサ

品 名

デュアル周波数 L1 L5 GNSS測位モジュール (GT-U12)

発売元

入手先

 

Amazon.co.jp

販 売

 

fenggoulingdianzi

プランド

 

VENOAL

価 格

2,602円(10%税込)

主要部品

電 源

+5Vdc

概略仕様

   

概要

L1/L5デュアルバンド受信できるGNSSモジュールです。

電源

+5Vdc

GT−U12

仕様

 

チッブセット

ALLYSTAR TAU1205 1010A00
(電源電圧 1.8〜3.6Vdc)

受信GNSS

GPS:L1C/A L5C
QZSS:L1C/A L5C
BDS:B1l、B2a
GALILEO:E1 E5a
IRNSS:L5

トラッキングチャンネル

40チャンネル

アンテナ

外付け、同軸コネクタU.FLコネクタ(ソケット実装)

感度

Acquisition −148dBm
Tracking −158dBm

位置精度

<1m CEP (平均誤差半径)

測定範囲

高度 18000m
速度 515m/s (=1,854km/h)

SBAS

WAAS,EGNOS,MSAM,GAGAN

コールドスタート

24秒

ホットスタート

1秒

出力形式

NMEA 4.00/4.10

出力信号

シリアル信号:TX,RX信号

信号レベル:3.3V(=チップセット電源電圧)

通信速度:115200bps(デフォルト)

タイムパルス出力

有り

   

付属アンテナ

仕様

詳細不明

対応バンド:L1(中心周波数公称値:1575.42MHz)、L5(中心周波数公称値:1176.45MHz)

同軸コネクタ:U.FLプラグ

同軸ケーブル長さ:約92mm

     

付属基板

GOOUUUU−GPS+BD

付属ケース

外形寸法

本体 W 13.7mm D 16.6mm H 6.8mm (ピンヘッダ除く)
アンテナ W 26.8mm D 28.0mm H 9.0mm (同軸ケーブル除く) 

追加購入
部品

コメント

改 造

その他

(製作例)

   

 当該品入手後にWebページを確認すると販売終了していました。 その際の当該品のWebページです。 同一品が様々なショップで販売されています。 価格も上記価格に比べて安価〜高価で販売されています。 

【 Amazon 商品画面 】

 

【 パッケージ外観 】

 

【 構成品 】

 

【 モジュール外観1 】

 

【 モジュール外観2 】

 

【 モジュール外観3 】

 

【 モジュール外観4 】

 

【 モジュール外観5 】

 

【 モジュール外観6(チップセット外観) 】

 

【 モジュール外観7 】

 

【 モジュール外観8 】

 

【 モジュール外観9 】

 

【 モジュール外観10 】

 

【 モジュール外観11 】

 

【 アンテナ外観1 】

 

【 アンテナ外観2 】

 

【 アンテナ外観3 】

 

【 アンテナ用同軸ケーブル端 同軸コネクタU.FLプラグ 】

 

製作した際の感想では、ストレートではなくライトアングの方がよさそうでした。

【 付属ピンヘッダフ外観 】

 


動 作 確 認

 GT−U12用のアプリケーションを見つけることはできませんでした。 そのため、NMEAメッセージを取得できるのか心配でしたが、シリアル通信は一般的な設定/ボーレート115200bpsで、1秒間隔のデータ(NMEAデータ)を取得することができました。 本Webページ公開時点ではGT−U12用パラメータはデフォルト設定で利用しています。 利用衛星システムの選択やNMEAセンテンスの選択など各種パラメータの設定の試行は未実施です。

 

【 組立時外観1 】

 

【 組立時外観2 】

 

【 組立時外観3 】

 

【 組立時外観4 】

 

まるごとNMEA RP2040 Zero編」を用いて動作確認をしました。

【 動作確認時外観 (下記注記参照) 】

 

 上記は動作確認時の接続を示している写真です。 その際、GT−U12への電源供給を誤って3.3Vdcとしていました。 その後、電源電圧を誤っていることを気付きました。  誤った接続時の状態では、基板供給電圧3.327Vdc時にチップセット電源供給電圧は3.248Vdcでした、 幸いにもチッブセットの電源仕様範囲内で あり、今回取得したデータをそのまま利用することにしました。 その後、基板供給電圧を4.75Vdcとしたときにチップセット供給電圧 は3.326Vdcでした。

 

 動作確認として、GT−U12を2台とG−PORTER GP−102を 2台、合計4台をウォーキングのお供にして軌跡を収集しました。 その際の軌跡をグーグルアースにプロットして軌跡の比較をしました。 その一部分を下記に掲載します。 G−PORTER GP−102のNo.3,No4の違いは「とことんGP−102! ちから技で サンプリング間隔を1秒に戻しましょ。」に掲載しています。 なお、この軌跡収集は「とことんGP−102!(その3) LCDが割れました、直しましょ。」のLCD・パッチアンテナ交換 以降に取得しています。 

 

マップはグーグルアースを利用しています。
黄色軌跡 : GT−U12 (1台目)
緑色軌跡 : GT−U12 (2台目)
赤色軌跡 : G−PORTER GP−102(No.3)
桃色軌跡 : G−PORTER GP−102(No.4)

【 軌跡例1 】

 軌跡1では、すり鉢状谷部から眺望の良い道路に抜けて横断した際に、横断前後とも直角に曲がって歩いています。 上記軌跡結果では、GT−U12は2台とも、実際に歩いた直角の軌跡を記録できました。 また、すり鉢状を抜ける直前の大きくカーブしている部分は両端は崖と木で天頂部以外の視界が遮られています。 この部分で、GT−U12は歩いた軌跡をほぼ再現できていました。

 

マップはグーグルアースを利用しています。
黄色軌跡 : GT−U12 (1台目)
緑色軌跡 : GT−U12 (2台目)
赤色軌跡 : G−PORTER GP−102(No.3)
桃色軌跡 : G−PORTER GP−102(No.4)

【 軌跡例2 】

 軌跡2は地下道侵入前後の軌跡を比較しています。 地下道出入り口部分に天井が設置されていますので、天頂の視界が遮られています。 地下道部分ではGT−U12の軌跡が大きく乱れているように見えますが、頑張って補足した結果として精度の良くない状態で位置計算をしたためと推測しています。 受信性能の良さが仇になっているようです。

 

マップはグーグルアースを利用しています。
黄色軌跡 : GT−U12 (1台目)
緑色軌跡 : GT−U12 (2台目)
赤色軌跡 : G−PORTER GP−102(No.3)
桃色軌跡 : G−PORTER GP−102(No.4)

【 軌跡例3 】

 軌跡3では切通しに入る前は4台の軌跡はほぼ重なっていました。 その後、切通し部分でG−PORTER GP−102の軌跡が少し外れはじめていました。 GT−U12は歩道から大きく外れていることなく軌跡を取得できていました。

 

マップはグーグルアースを利用しています。
黄色軌跡 : GT−U12 (1台目)
緑色軌跡 : GT−U12 (2台目)
赤色軌跡 : G−PORTER GP−102(No.3)
桃色軌跡 : G−PORTER GP−102(No.4)

【 軌跡例4 】

 軌跡例4は比較的視界の良い状態の陸橋を渡った際の軌跡です。 陸橋に至る前 の約300m手前は視界の半分が遮られた道となっていました。 そのため、陸橋に至るまでに軌跡が乱れやすい場所となっています。 また、陸橋の曲がり角部分では直角に曲がるようにして歩きました。
 上記結果ではG−PORTER GP−102の軌跡は大きく外れており、かつ、直角に曲がった部分も ほとんど再現できていません。 GT−U12の軌跡は陸橋部分を大きく外れることはなく、かつ、直角に曲がった状態をほぼ再現できていました。 このエリアの軌跡で、ここまで実際の経路を再現した軌跡は初めてです。

 以上、特徴的な軌跡を抜粋して比較していますが、これ以外の部分でもGT−U12の軌跡は実際に通った経路から大きく外れることはなく、数m以内の精度で取得できました。 GT−U12は安価で良好な軌跡を取得できるコストパフォーマンスに優れたGNSSモジュールでしした。

 

データ作成者 CBA

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