Memorandumの小部屋
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ロジック回路の配線材に普通のビニル電線を使うと、被覆剥きに手間がかかるうえ、基板ハンダ面が配線の山になってしまいます。このため、配線作業もやりづらいし、配線チェック・配線修正にも支障をきたします。
そこで長年愛用しているのがワイヤーペンです。次にこのワイヤーペンについて若干記載します。
【 ワイヤーペンについて 】
外観は下の画像のようになっています。
【 ワイヤーペン用配線材 】
ワイヤーペンの配線材としては極細のポリウレタン線を使用します。ポリウレタン線には薄い絶縁被覆がついていますが、この絶縁被覆はハンダの溶融温度で剥がれます。このため、絶縁被覆を剥がさずに直接ハンダ付けをすることができ配線作業を容易に行えます。
しかし、良いことばかりではありません。下記の事項に注意して使用しなければなりません。
ちなみに、ポリウレタン線のハンダ付け作業において、「ハンダゴテはハイワパーにかぎる!!」に記載したハンダゴテを使用し、絶縁被覆が剥がれ始めるまでは81W、その後はすぐに15Wに変えて(変えるといっても81W用ボタンから手を離すだけ)ハンダ付け作業を行っています。こうすれば、短時間で局所的に加熱を行え結構素早くハンダ付けができ、ハンダ付け不良を低減できます。
以上のように、ポリウレタン線を使用したワイヤーペンは使いこなすのに結構ノウハウが必要ですが、一度使い始めるとなかなか手放せない道具となっています。ポリウレタン線の細さとワイヤーペンの使いやすさの魅力には勝てません。特にバスラインのようにいもづる式に配線を多数行う場合は、ワイヤーペン以外使用する気が起きません。
(しつこく書きますが、クロストークに注意が必要!!)
なお、上記ワイヤーペンの相当品が広島のDEODEO本店で見つかりました。詳しくは「広島探訪 その1」をご参照下さい。
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