電気街探訪の小部屋
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広島探訪 その1('97年8月11日)
久々のマツモト無線ジャンクセンタの巻
約1年振りに広島を私用で訪問しました。目的はもっとも大好きなジャンク屋訪問とパソコンのアップグレード用部品購入です。今回は事前に広島の各ショップの位置と取り扱い商品を調べたため、今まで行くことのできなかった店にも行くことができました。
【銀山町のマツモト無線】
広島訪問時に最初に訪れるのは当然銀山町のマツモト無線です。1Fはアマチュア無線・2Fはパソコン関係となっておりますが、階段からチラッとフロアを眺めてすぐに3Fへ。
3Fには新品の電子部品・工具・ちょっとしたジャンク部品があります。1年振りというのにそれほど変わっていませんでした。 軽く3Fを見回っていざ4Fのマツモト無線ジャンクセンタへ行こうすると、いつも階段に置いてあったジャンク部品の代わりにミリタリィグッズが置いてあるではありませんか!! 一瞬ひるみましたが、ミリタリィグッズが飾られた階段を上っていくと4Fのフロアの奥の方にいつものジャンク品が見えてきてちょっと安心。
改めて4Fを眺めると、階段から4Fの入り口部分までがミリタリィグッズで、その他はいつものジャンク部品が占めていました。 ざっくりいって店舗面積の約7〜8割がジャンク部品でした。
お店の方にお聞きしたところ、ミリタリィグッズの取り扱いは多角化(ジャンクだけではやっていけない?)のためで、暫くは今程度の取り扱い量とするとのことでした。 でも、ジャンク品を見回っている間、ずっとミリタリィグッズの写真を撮影していました。 これはまずそうです。本格的にミリタリィグッズに転向するのでは?
ちなみに、4Fは1〜3Fのマツモト無線とは別の会社だそうです。 4Fは通称「マツモト無線ジャンクセンタ」と言っていますが、どうも正式の会社名は別にあるようです。 3Fの店員さんに4Fの正式な会社名を聞いてみましたが、どうもご存じではないようで教えてもらえませんでした。
取りあえず4Fに1時間以上居座りジャンク品を見回りました。 店の店舗面積は決して広くありませんが、1時間以上居座ることのできるのはマツモト無線ジャンクセンタと秋月電子通商くらいのものです。
マツモト無線ジャンクセンタは正当派のジャンク屋で、大阪のデジットのように品揃えが多いわけではありませんが、色々面白いモノもあり、価格もリーズナブルです。 秋葉原にもジャンク屋はありますが、個人的には1番が広島のマツモト無線ジャンクセンタ、2番が大阪のデジットかな? 相対的に秋葉原地区のお店はちょっと値段が高いと思います。
前置きが長くなりましたが、マツモト無線及びジャンクセンタでのお買い物情報を下記に示します。
マツモト無線ジャンクセンタ(4F)
ここの品揃えは部品・ジャンク基板(ロジック・高周波・パチンコ)・ユニット品ケーブル類・中古測定器類・高周波部品・真空管(+ミリタリィグッズ)など、多岐に渡ります。 高周波部品は新品を購入する前に一度はここで探した方がよいと思います。 部品関連を主に'97年8月11日現在の価格を下記に示します。
表中の明るい紫色は今回もしくは過去に購入したものです。
品 名 |
価 格 |
備 考 |
抵抗(1/4W〜1/8W) | 5円 | |
半固定VR | 20円 | |
セラミックコンデンサ | 5円 | |
マイラコンデンサ | 5円 | 0.1μF未満 |
マイラコンデンサ | 10円 | 0.1μF以上 |
タンタルコンデンサ | 20円 | |
電解コンデンサ | 20〜200円 | 1000μF/35V 100円 2200μF/35V 150円 |
無極性コンデンサ | 30円 | |
スチコン | 10円 | 10pF〜0.01μF |
ミニインダクタ | 20円 | |
トリマコンデンサ | 50円 | |
セラミック振動子等 | 50円 | |
チップ抵抗 | 20個 100円 | |
チップ電解コンデンサ | 30円 | 220μF/4V 33μF/10V 47μF/16V |
チップ電解コンデンサ | 20円 | 0.47μF/50V |
チップダイオード | 金額不明 | 1SS1322 |
チップトランジスタ | 10個 300円 | 2SA107K 2SC1623 2SC2412K 2SD601 |
チップトランジスタ | 10個 400円 | 2SC3722K |
7セグメントLED | 50円 | |
ICソケット各種 | 5個 100円 | |
ICソケット28pin | 5個 200円 | 金メッキ品も有り |
積層フィルムコンデンサ | 10個 50円 100個 400円 |
0.1μF/63V |
トランジスタ | 10本 100円 | 2SC3199 50V 150mA 130MHz |
ダイオード | 100個 500円 | ERA15-02 200V 1A |
ダイオード | 100個 300円 | 1SS252 80V 130mA |
EMI除去フィルタ | 10個 200円 | DST310-55B222M(2200pF+フェライト)
|
EMI用フェライト | 10個(5組) 300円 |
コの字型半割フェライトコア。 (W15×H7.5×D15 穴径φ7) 固定には束線具が別途必要。
|
圧着端子袋入り | 1袋 100円 | サイズは種々あります。 |
ノイズフィルタ | 600円 | ZAG2220-11S 250V 20A |
マイラコンデンサセット | 30種×各10本 900円 |
102,122,152,222,272,332,392,472,562,682 822,103,123,153,183,223,227,333,393,473 563,683,823,104,124,154,224,274,334,474
|
電解コンデンサセット | 20種×各5本 1000円 |
16V 10μF,22μF,47μF,100μF,220μF 25V 4.7μF,10μF,22μF,33μF,47μF,100μF 35V 1μF,1.5μF,2.2μF,3.3μF,4.7μF,10μF 22μF,33μF,100μF |
要修理品マウス | 300〜500円 | ??OXからの流れ品? |
コイル類 | 10円 | こんなモノです。 |
中古放熱板 小型各種 | 50円 | |
中古放熱板 大型 | 500円 | TO−3用 |
今回ここでゲットした小物部品を次にに示します。 部品類はコイル(10円×5個)・100本入り積層フィルムコンデンサ(400円)・圧着端子袋(100円)をゲット。
ジャンク基板は、今回は放熱板を目当てに選択しました。 今回の訪問時にはパチンコ台からの取り外し品らしい基板が多くありました。 MPU(6802)+電源関係が1枚にまとまった基板で、このなかから次の2枚(200円×2枚)をゲットしました。ちなみに、前回は精密コンデンサ付きの基板を探してゲットしました。
あと、いつものようにピンプラグやミニプラグ付きのシールドケーブル(値段は忘れましたが100円位?)をゲット。(シールド線を個別に購入すると高いのでこのようなジャンクケーブルを利用させて頂いています。) それと目新しいところで、0.3もしくは0.5mm2相当の太めのリボンケーブル(2m:500円)をゲットしました。
マツモト無線(3F)
ここにも中古部品があります。ACコードは充実していますね。 また、秋月電子通商と同じ(ような?)キットも数種類ではありますが在庫しています。 (袋の外観、袋の中の取り説の雰囲気からみて、秋月電子通商と全く同じに見えるのですが・・・。 価格についてのコメントは敢えて控えさせて頂きます。)
品 名 |
価 格 |
備 考 |
中古EP-ROM | 100円 | 今や貴重なEP-ROMですね。 2716,2764は日立、2732は富士通でした。 ちなみに4Fでは@200円だっとと記憶しています。 |
リードフォーム済み抵抗袋 | 100本入り100円 | 1/2W〜1/4W |
スーパーAKI-80キット | 6,500円 | |
スーパーAKI-80Sキット | 4,200円 | |
スーパーAKI-80Gキット | 4,800円 | |
ROMライターキット | 5,500円 | |
カラーパターンジェネレータ | 4,400円 | |
TV3ロータリィエンコーダキット+チューナ(VHF RFジェネレータ付き)キット | 3,190円 | |
ビデオ−RGBコンバータキット | 3,750円 | |
30V DC−DCコンバータキット | 500円 |
また、ZIPドライブを解体するために必要なヘックスローブネジ用の工具もありました。
フタバツール DR−51 3,240円
ホーザン W−81 (値段は忘れました。)
【注意 上記工具がZIPドライブ解体に使えるかどうかは不明です。】
ここでは、目にとまったミニバイスを衝動買いしました。これは持ち帰って早速使用させていただきました。
メーカ : 太洋電機産業株式会社(ブランド名 goot)
形 式 : ミニバイス ST−80
製造元 : Made in HONG KONG
価 格 : 確か540円だったかな?
- 材質は一見金属製ですが、ボルト部を含めて樹脂製です。
- 吸盤式なので設置台表面はつるつるでなければなりません。 表面処理されていない机では固定に問題がありそうです。
- 固定さえできれば、吸着当初は結構しっかり固定されます。 でも、時間と共に吸着力は低下するようです。
- 吸盤部のゴムは劣化しそうです。 消耗品としてこのゴムを売っていないのでしょうか?
【DEODEO本店 地下2階】
新品の部品が一通り揃っており、時間の無いときにはこの店だけで事が足りるので便利ですね。 部品の他に各種キット・アマチュア無線関係・DIY用品(工具)・TVアンテナ用品も同一フロアにありモノ探しの効率だけはグッド。 ここに無ければ探すのをあきらめます。 ただし、価格については期待しないように。田舎に住む者にとっては捜し物があるだけで十分です。
ここで、ワイヤーペンを見つけました。「Memorandumの小部屋」の「ロジック回路の配線にはワイヤーペンを使おう!!」で紹介したワイヤーペンとは異なり、ワイヤ押さえは付いていませんが、ワイヤーペンであることには違いはありません。簡単な使い方も記載されていました。
メーカ : アイコー電子(株)
品 名 : VOLSET WIRE CONNECTING PEN
形 式 : VSW−02 0.2mm
価 格 : 2,180円
替ボビン: 1,100円(何故か0.5mmしかありませんでした。)
【DOS/Vパラダイス広島店】
店員さんは親切でした。でも秋葉原並の品揃えは期待しないほうが良さそうですね。もう少し店舗を広げて品揃え(できれば価格も)をして欲しいとつくづく思います。
【COMcity】
品揃えはメーカ品主体である程度は揃っています。でも価格は福岡のベスト電器系列のCOMPUTOWNより高めでした。これなら地元で買ったほうがましですね。
【T・ZONE広島そごう店】
品揃えはCOMcityと同様で、価格は上記のお店に比べればちょっと安めの印象を持ちました。でも、やっぱりこれでも地元で買った方がよさそう。
【COM-IN HIROSHIMA】
事前調査で店の所在を知り今回初めて訪問。それにしても遠い!!暑い中を紙屋町から約20分歩いて到着。
お店の雰囲気は完璧に個人経営の典型で、お馴染みさん優先の雰囲気。お店に入ってもこちらを気にかけていない様子。 まあ、下手にあれこれ声をかけられるよりはましですが。
店舗面積は決して広いとは言えませんが、自作派用のパーツはそれなりに揃っていました。 CPUの価格表も貼ってあり、価格がいろいろ書き換えられていました。 ここでは他で見つけることのできなかったメルコのソケットアダプタMTSA−MXもありました。自作派の心をくすぐる品揃えですね。
ここでは下記のモノをゲットしました。 値段は聞かないでね。 とにかく欲しいモノが見つかっただけで十分(と言い聞かせています)。 アップグレードについては「Memorandumの小部屋」の「初めてのCPUアップグレード。勇気がいります!!」で紹介しています。
CPU : P55C MMX 233MHz
(DOS/Vパラダイスでは在庫無しでした。)
ソケットアダプタ : メルコ MTSA-MX
(DOS/Vパラダイスでは類似品の輸入品が6,800円?でした。)
CPUクーラ : メーカ不明 Made in TAIWAN COOLER MASTER
CPU取り付けタイプ
(事後談:買っててよかった。)
24倍速CD-ROM : PANASONIC
CR-585-B
(DOS/Vパラダイスに近い値段だったと記憶しています)
教 訓
- 壁紙の価格表が不鮮明な場合は、必ず値段を確認してから購入する意志を明らかにしましょう。
- 支払いをした直後に、その場ですぐにレシートの金額を確認しましょう。
- 店を出て再度レシートを確認しましょう。くれぐれも帰宅してから確認するようなことのないように。
- 入手できないとあきらめていたモノが入手できたと舞い上がらず、値段だけはしっかり確認しましよう。
【紀伊國屋書店広島店】
またまた、電気電子関係の書棚が縮小していました。 CQ出版社の本もほとんど見かけることができませんでした。 その反面コンピュータ関係の書棚の大幅に広がっています。 でも、パソコン関係は多くありますが、コンピュータ関係はそれほど増加していないようです。
電気電子に関係している者にとって電気電子(電気材料・プラズマ・電磁気学・電気回路理論・電子工学・μ波関連他)関係の書籍を入手することが必要不可欠なのですが、電気電子関係の専門書書店の無い山口県に住んでいる私にとってはここがもっとも近い専門書を入手することのできる書店だったのです。 しかし、ここがこんな有様となってしまっては・・・・・ 悲しい。
【その他】
広島には上記の他にフロンティア神代広島店、パルテック、アーバン電子などのお店もありますが、今回は訪問できませんでした。
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