Memorandumの小部 屋
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とことんGP−102!!!
はじめに
年齢とともに最近の行動を記憶することが苦手になってきます。 日常繰り返す行動、例えば食事内容やお出かけ内容など、日時や内容を明確に思い出すことが難しいことが多々あります。 その対策として、少なくともお出かけは記録に残すことを目的としてお出かけに際しては日常的にGPSロガーを利用しています。 日常的な利用に際しては軌跡のばらつきてを重要視した自作GPSロガーではなく、通常の落下に耐える耐震性・小型・アプリケーションの使いやすさに有利な市販品の「GT−730FL−S」・「GT−740FL」・「G−PORTER GP−102」を選定しています。 これらは破損や電池切れ時の予備用として(止むを得ず)それぞれ2台以上購入しています。 本Webページ作成時点では「G−PORTER GP−102」を主に利用しています。
現在利用している「G−PORTER GP−102」は下記画像のように合計3台購入しています。 左から初代、2台目、3台目です。 初代はUSBコネクタの抜き差し繰返しのためUSBコネクタのハンダ付けが外れてしまいました。 一度は補修に成功したのですが、ちょっとした手違いで基板パターンを破損して使い物にならなくなりました。 最初は初代とそのバックアップ用2台目で運用していましたが、現在では2台目をメインにして3台目を予備機として利用しています。 参考まにで2台目、3台目のFirmwareは、共にVersion006602−20140325です。
【 手持ち「G−PORTER GP−102」 】
「G−PORTER GP−102」を利用するうえで欠かせないのがアプリケーションのCanWay(現在Version:1.1.12)です。 このソフトはとても便利なのですが、残念ながら現Versionでは仮想USBドライブとして認識する「G−PORTER GP−102」しか利用できません。 仮想Comポートで接続する「GT−730FL−S」・「GT−740FL」は同じCanWayではありますが旧VersionのCanWayを利用する必要があります。(秋月電子通商の商品ページhttp://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-03150/やhttp://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-07083/などを参照願います。)
【 CanWay利用例 】
CanWayの使い勝手で残念なのはグルーピング変更や軌跡削除などの操作に際して、軌跡選択を複数同時選択できない点です。 そのような点はあるものの軌跡マップ表示の速さや所望のインポート/エクスポート機能に加えて、軌跡データのエディタ機能があります。 お出かけに際して常時ロギングしていますが、必要なのは移動時の軌跡です。 例えばお店での買い物中の軌跡は不要です。 現在手持ちのGPSロガーはお店の中でも測位できますので、お買い物中でも無駄なロギングをしています。 この無駄な測位データを記録しないために買い物中はGPSロガーの電源をオフするようにしていますが、電源オフを忘れてしまうことが多々あります。 このようなときにエディタがあるのが助かります。 CanWayではマップ上の軌跡を利用してデータ削除できるのでとて使いやすいです。 CanWayを使うまではエディタ用のフリーソフトを探して利用していましたが、CanWayを利用することでログデータのダウンロード・編集・保存をワンストップでできます。
【 CanWay エディタ操作例 】
CSVファイルサイズ 512,580バイト、GPXファイルサイズ 831,987バイト
【 CanWay エディタ操作前軌跡 】
CSVファイルサイズ 222,071バイト、GPXファイルサイズ 361,105バイト
【 CanWay エディタ操作後軌跡 】
なお、データ保存は測位位置の日時データ表示もできるようにCSVファイルで保存しています。 最終的には、「電池ボックス電子工作(その 9) いつどこGPSロガー」の「GPXファイル変換EXCEL jsk38_sample1.xls.lzh (解凍後 60,416バイト)」を「G−PORTER GP−102」用に改造したVersion(データフォーマット変更対応、複数ファイルバッチ処理対応。非公開版)を利用して、CSVファイルをGPXファイルに変換して長期保存しています。
このように便利なツールとして「G−PORTER GP−102」やCanWayを利用していますが、その際にいくつかの不具合も経験しています。 その不具合の紹介と対処をメモしています。 今回、このメモ書きを整理して紹介します。
− 不具合例 −
1.ディスクスペースが減少する不具合 (CHKDSKコマンド対処)
3.過去データモードにおける運動旅行モードの記録不具合 (対処方法不明、再現有り)
4.過去データ表示データ更新の注意点 (対処方法不明、再現有り)
5.Log Rule 1秒間隔設定時に1秒間隔のロギング不可。 (対処方法不明、再現未確認)
6.Factory Reset後に設定データSettings.datが生成されない。 (再現未確認)
8.運動旅行モードでロギング表示しているにも関わらずログデータが残っていない。 (復旧後、再現無し)
9.ディスクスペースが減少する不具合 (Format対処 )
1.ディスクスペースが減少する不具合 (CHKDSKコマンド対処)
連続して利用しているうちにいつの間にかGP−102のUSBドライブのディスクスペースが減少する現象が何度か発生しています。 この現象が発生する原因となる操作・動作例を調べていますが、現在はまだ原因不明です。 なお、当方の経験ではロギング中に電源オフを忘れて、そのうち電池電圧が低下して電源オフとなった際に、稀に、この現象が発生するようです。 しかし、必ずしもこの現象が発生するわけではなく、電源再オン時のFirst Useに際しての操作に問題があるのかもしれません。
データ抽出にはWinTree.NET Version2.0
(Copyrights(c) 2014 y.yamada)を利用しています。
【 不具合発生例1(USBドライブのファイルツリー例) 】
データが無いにも関わらず使用領域が955kBとなっています。
【 不具合発生例(USBドライブのプロパティ画面例) 】
横道にそれますが。。。。。
今回気付いた事ですがexploreのプロパティ画面のでサイズの単位がKBと表示されています。 ささい(?)な事かもしれませんが、この「KB」の「K」が大文字になっているのは個人的には不適切と思っています。 SI接頭辞であれば正しくは小文字の「k」でなければいけません。 とてもメジャーなソフトでこのような混乱は正して欲しいものです。 でもUnicode(U+3385)では大文字となっています。 困ったものです。 |
データが無いにも関わらずメモリの使用が31%となっています。
【 不具合発生例(CanWayrロガー設定画面例) 】
この現象は多々発生しているようで秋月電子通商の商品ページには対処方法(http://akizukidenshi.com/catalog/faq/goodsfaq.aspx?goods=M-06974)が掲載されています。
【 秋月電子通商Webページ 対処方法 】
【 GP-102 update manual.pdf 当該項目抜粋 】
この操作で復旧はできましたが、せっかくUSBドライブとして認識できているのですからUSBドライブをフォーマットすれば回復するのではと思いWindows10のPowerShellにてFormatコマンドを実行しました。 しかし、残念ながらディスクスペースの回復はできませんでした。
<< 追記 >> |
次の手段として利用できなくなったディスクスペースをCHKDSKコマンドで認識できるようにして、その後、認識できたファイルを削除すればよいのではと思い試してみました。
データ抽出にはWinTree.NET Version2.0
(Copyrights(c) 2014 y.yamada)を利用しています。
【 不具合発生前のUSBドライブのファイルツリー 】
データ抽出にはWinTree.NET Version2.0
(Copyrights(c) 2014 y.yamada)を利用しています。
【 不具合発生時のUSBドライブのファイルツリー 】
/f /rオプション指定することでファイルシステムを修正しました。
【 CHKDSKコマンド実行例 】
データ抽出にはWinTree.NET Version2.0
(Copyrights(c) 2014 y.yamada)を利用しています。
【 CHKDSKコマンド実行後のUSBドライブのファイルツリー 】
CHKDSKコマンド実行結果としてフォルダーFOUND.000にFILE0000.CHK〜FILE0013までの14ファイルが作成されていました。 このFOUND.000フォルダーを削除した結果を下記に掲載します。
データ抽出にはWinTree.NET Version2.0
(Copyrights(c) 2014 y.yamada)を利用しています。
【 FOUND.000フォルダー内ファイル削除後のUSBドライブのファイルツリー 】
使用領域が減少してディスクスペースが増えました。
【 FOUND.000フォルダー内ファイル削除後の USBドライブのプロパティ画面 】
メモリの使用が0%に復旧しました。
【 FOUND.000フォルダー内ファイル削除後のCanWayrロガー設定画面 】
以上、CHKDSKコマンドを利用することでディスクスペースの復旧に成功することができました。 わざわざ「G−PORTER GP−102」を操作したり復旧用のファイルを用いることなく、古くからあるシェルコマンドで復旧することができました。
【追加情報】
CHKDSKコマンドを実行した場合、GP−102フォルダー下のSettingフォルダーが「回復できないエラー」と判定される場合があります。 この場合は、Canwayで 「G−PORTER GP−102」を認識できません。 しかし、GP−102フォルダー下のActivityフォルダー内に fitファイルがある場合、「G−PORTER GP−102」から軌跡読込みはできました。
Settingフォルダー「回復できないエラー」判定例
【 CHKDSKコマンド実行例2 】
データ抽出にはWinTree.NET Version2.0
(Copyrights(c) 2014 y.yamada)を利用しています。
SettingフォルダーをSettingファイルに変換しています。
【 CHKDSKコマンド実行例2のUSBドライブのファイルツリー 】
とはいえ、CanWayで 「G−PORTER GP−102」を認識しないのは心地よくないので認識できるようにしたいものです。 認識できるようにする方法として以下の2つの方法があります。
(1) 認識回復方法1
もし、以前にSettingsフォルダーのバックアップ(Settings.dat)があれば、 「G−PORTER GP−102」のGP−102フォルダー下にバックアップしたSettingsフォルダーをそのままコピーします。 この場合はActivityフォルダー内のfitファイルは残ります。 なお、CHKDSKコマンドでSettingファイルが生成されていた場合、このSettingファイルを事前に削除しておく必要があります。 (同一名のファイルとフォルダーを共存できないためです。)
この応用として、GP−102フォルダー全体のバックアップがあれば、GP−102フォルダー全体をそのままコピーする方法もあります。 ただし、この場合はActivityフォルダー内のfitファイルが書き換わる場合があります。
(2) 認識回復方法2
「G−PORTER GP−102」単体でFactory Resetを実行するとSettingフォルダーを作成できます。 ただし、この場合もCHKDSKコマンドで「回復できないエラー」と判定されたSettingフォルダーをSettingファイルにして保存していた場合、このSettingファイルを事前に削除しておく必要があります。 なお、この方法ではActivityフォルダー内のデータが空になり、「 記録モード」がデフォルト設定になります。 また、FOUND.000フォルダーを削除していないとメモリの使用が0%になりません。
「G−PORTER GP−102」を認識しますが、「記録モード」はデフォルト値になります。
【 Factory Reset後のCanWayrロガー設定画面 】
FOUND.000フォルダーを削除することでとメモリの使用が0%になります。
メモリの使用が0%に復旧しました。
【 FOUND.000フォルダー内ファイル削除後のCanWayrロガー設定画面 】
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ディスクスペースが減少する不具合の発生の裏には、「G−PORTER GP−102」内のログデータ消失という大きな問題が隠れています。 電池切れ後のFirst Use画面を目にしたとき、その後にデログータが消失していることを知った際の失意はどれほどの事か! 特に「お出かけLog」や「下松・周南地区 JogLog」など、再採取が難しい場合のことを考えると「G−PORTER GP−102」の利用はちょっと考えてしまいます。 しかし、使い勝手や軌跡のばらつきの小ささを考えると「G−PORTER GP−102」の利用は欠かせません。 今回、消失データを回復できましたので、この回復したファイルを用いてログデータを抽出することを試みました。
上記の「不具合発生前のUSBドライブのファイルツリー」と「CHKDSKコマンド実行後のUSBドライブのファイルツリー」を比較すると以下の点に気付きます。
ファイル数は不具合発生前のActivityフォルダー内のfitファイル数は13ファイル、CHKDSKコマンド実行後のFOUND.000
フォルダー内のCHKファイル数が14ファイルです。
個々のファイルサイズを比較すると、fitファイルは1バイト単位となっていますが、CHKファイルは1024バイト単位となっています。 ファイルサイズが1バイト単位から1024バイト単位になっているように思えます。
CHKファイルのファイル名、拡張子をfitファイルにrenameしただけではCanWayでは認識できませんでした。
これらよりCHKファイルから必要な部分を抽出することでfitファイルに回復することを試みました。
まず、fitファイルの構造を知る必要がありましたので「D00001275 Flexible & Interoperable Data Transfer (FIT) Protocol Rev 1.7.pd」を探し出してfitファイルの基本的な構造部分を調査しました。
【 参考資料表紙 】
【 参考資料 fitファイル構造 】
この参考資料にはData Recordsの詳細は記載されていませんが、Header部分とファイル最終部のCRCについての記載がありました。 Data Records自体の破損は可能性が低いと推測されますのでHead部分とファイル最終部CRCに着目して対策することにしました。
参考資料の12ページのTable3−1にHeader部の説明が記載されています。 4〜7バイト目にData Recordsサイズ、12〜13バイト目にHeader部分のCRCが格納されているようです。
【 参考資料 fitファイルHeader部説明 】
また、幸いにも同じ12ページ目にCRC計算のソースが掲載されていました。 当方のスキルの無さのため、今までCRC計算することを避けていましたが、今回はこのソースをそっくり丸ごと利用させていただくことにしました。
【 参考資料 CRC計算ソース 】
これらの資料を参考にして回復したファイルFILE0000.CHKの内容を確認しました。 Header部分のData Recordsサイズは0x000035D1、Header部CRCは0xF710となっています。 さらに、 fitファイルのサイズを調べていくとData Recordsはデータレコード当たり23バイト、最小fitファイルサイズは476バイト(=Data Records20個+Header部14バイト+ファイル最終部CRC2バイト)となっていました。
【 ファイルFILE0000.CHK Header部 】
このファイルをダンプして確認すると、Header部分の情報よりFILE0000.CHK(14,336)から本来のfit00.fit(13,793バイト)を抽出することができそうです。 Header部分CRC計算やファイル最終部CRC計算も不要なようです。
次に当初のActivityフォルダーにはなく、FOUND.000フォルダーに追加されているFILE0013.CHKを確認しました。
【 ファイルFILE0013.CHK Header部 】
なんとHeader部分のData Recordsサイズは0xFFFFFFF0となっているではありませんか。 このようなData Recordsサイズはあり得ません。 他のデータ消失時の同様なファイルでもData Recordsサイズは0xFFFFFFF0となっていました。 ディスクスペースの減少とデータ消失が生じた際には、FATテーブル破損とData Recordsサイズ異常値格納の現象が生じるようです。
本来はData Recordsを解読してデータ終了位置を見出すべきですが、解読には時間を要するために諦めました。 fitファイル抽出する方法として以下の2つの方法をとることにしました。
Case1
Data Recordsの特徴から最終Data Recordsを判定する。 ただし、Data Recordsの内容を確認していないため誤判定して正常に読み出せない可能性がある。
Case2
CHKファイルのファイルサイズ目いっぱいデータレコードが存在すると仮定してData Recordsを抽出する。 この場合、最終部分のData Recordsは意味のないダミーData Recordsが存在してしまう。
この2つのの方法を指定して抽出するプログラムをExcelのVBAで作成しました。 また複数のファイルを連続してバッチ処理できるようにしました。 (未経験の言語・開発環境を利用するのが苦痛となっています。 慣れ親しんだ開発環境を用いることを優先してExcelを利用しました。)
今回作成したExcelのVBA実行例を以下に掲載します。
上記画像をクリックすると原寸大のファイルを表示できます。
【 Excel VBA実行例 】
FILE0013.CHKは、No.14ではCase1の方法で013.fitを生成し、No.15ではCase2の方法で014.fitを生成しました。
このExcelのVBA実行結果より、000.fitから012.fitのファイルサイズは「【 不具合発生前のUSBドライブのファイルツリー 】」と一致していました。 013. fitおよび014,fitはデータ消失直前までに新たに生成されたfitファイルのため正確なサイズは不明です。
ExcelのVBA実行により抽出したファイルを「G−PORTER GP−102」のUSBドライブのActhivityフォルダーにコピーしてCanWayでデータを認識できるかを確認をしました。
データ抽出にはWinTree.NET Version2.0
(Copyrights(c) 2014 y.yamada)を利用しています。
【 USBドライブにコピー後のUSBドライブのファイルツリー 】
【 「G−PORTER GP−102」USBドライブのプロパティ画面 】
【 CanWayロガー設定画面 】
【 CanWay軌跡読込み画面 】
軌跡読込み画面では11個の軌跡データしか認識していません。 これはfitファイル最小サイズ(476バイト)の4ファイルを無効データとして扱っているためだと思われます。 CanWay軌跡読込み画面の最後の2個のデータが013. fitおよび014.fitです。 これらのデータをCanwayに読み込み、CSVファイルをエクスポートして軌跡の日時を確認することで、消失したデータを回復できたことを確認できました。 めでたし、めでたし。 (久しぶりの成功事例となりました。 なお、今回作成したExcel(VBA)の公開予定はありません。
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3.過去データモードにおける運動旅行モードの記録不具合 (対処方法不明、再現有り)
ロギング開始前に運動旅行モード(ジョギング、自転車、ウォーキング、トレイル、自動車)を選択します。 その後のロギングログ中に「G−PORTER GP−102」LCD表示上に選択した運動旅行モードのアイコンが表示されます。 ここまでは正常です。
【 自動車モードデータロギング中のLCD表示画面例 】
ところが、ロギング終了後に「G−PORTER GP−102」の電源オフ→電源オンなどの操作後に過去データを確認すると記録されたログデータの運動旅行モードのアイコンが、多くの場合、ジョギングとして記録される現象が生じています。
【 自動車モードロギング終了後の過去データリスト 】
運動旅行モードのアイコンは必ずしもジョギングになるのではなく、稀に設定した運動旅行モードで記録されている場合があります。
【 ジョギング以外の運動旅行モード記録例 】
当方の利用方法では、この不具合による支障はほとんどありませんので気にしないことにしています。
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4.過去データ表示データ更新の注意点 (対処方法不明、再現有り)
過去モードにおけるログファイルリスト表示には癖があるようです。 そのうちの代表的な2事例を紹介します。 これ以外にも期待どおりでない(データ更新されないなど)動作をすることがあるようです。
4.1 Factory Reset直後、ログファイル内容表示
Factory Reset後のFirst Use終了後に過去データモードに入ってログファイルリストを表示すると空になっています。 これは正常です。
【 First Use終了後の過去データモードLCD表示 】
この画面で右側ボタンを押すと、あるはずの無いログデータの内容が表示されました。
【 ログデータ表示 】
その後、USB接続をしてActivityフォルダーを確認しましたが、ログファイルはありませんでした。
データ抽出にはWinTree.NET Version2.0
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【 First Use終了後のUSBドライブのファイルツリー 】
4.2 電源オンだけではログリストが更新されない
軌跡ロギングを終了して「G−PORTER GP−102」を電源オフしました。 このときActivityフォルダーに001. fitが追加されたはずです。 その後、「G−PORTER GP−102」を電源オンして過去モードでログファイルリストを表示しましたが000. fitに相当するファイル(0308−0742)は表示されましたが、001.fitに相当するファイルは表示されていませんでした。
【 電源オン直後の過去ファイル表示 】
その後、USBポートに接続、USBポート取り外しを行うことで過去モードで001.fitに相当するファイル(0308−0748)が表示されました。 LCDファイルが表示されるタイミングがよくわかりません。
【 USB接続、取り外し後の過去ファイル表示 】
「G−PORTER GP−102」LCD上で過去データを確認することはほとんどありませんので、この不具合も気にしないことにしています。
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5.Log Rule 1秒間隔設定時に1秒間隔のロギング不可。 (対処方法不明、再現未確認)
初代「G−PORTER GP−102」を利用しているうちに、いつの間にかロギング時間間隔を1秒設定にしているにも関わらず最短でも2秒間隔のロギングしかできなくなっていました。 この対策として他の条件に設定変更をしてしばらく動作をさせ、その後再び時間間隔1秒に設定してみました。 それでもこの現象が再現しました。 さらに複数回のFirmwareの書き換えも試してしましたが、それでも改善しませんでした。 実は2台目「G−PORTER GP−102」を購入したのはこれがきっかけでした。 この現象の際の軌跡データを以下に掲載します。
【 軌跡比較例 】
この軌跡比較例の黄色軌跡がこの不具合現象です。 黄色軌跡は全て2秒間隔以上のデータとなっていました。 比較のために2台目「G−PORTER GP−102」がロギングした水色軌跡および橙色軌跡で示しています。 水色軌跡および橙色軌跡は黄色軌跡とは別の日にロギングしたものです。
この現象はいつの間にか発生していました。 気付くまでの間のイベントとして気になるのが一度Firmwareを書き換えたことです。 不具合対応でもFirmware更新していますが、それ以前にも一度Firmware書き換えをしていました。 このFirmware書き換え以外に怪しいことを思い当たるらず、他の要因あh思い当たりません。 そのうち初代「G−PORTER GP−102」のUSBコネクタが破損して使えなくなり原因調査ができなくなりました。 この現象を二度と経験したくないため、現在ではFirmwareの更新はできる限り避けるようにしています。
その後、本現象に対応していました。 その詳細は「とことんGP−102! ちから技で サンプリング間隔を1秒に戻しましょ。 (おまけ:ロジアナのプロトコルアナライザを使ってみました。) 」を参照願います。
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6.Factory Reset後に設定データSettings.datが生成されない。 (再現未確認)
Factory Resetを実行してFirst USEを完了させました。 その後、CanWayでLog Ruleを設定しようとしましたがGP−102を認識しませんでした。
【 CanWayロガー設定画面 】
「G−PORTER GP−102」USBドライブを認識できていないのではと思いUSBドライブのプロパティを確認すると正常に確認できました。 USB接続は正常なようです。
【 「G−PORTER GP−102」USBドライブのプロパティ画面 】
USBドライブのファイルを確認するとSettingsフォルダー内にあるSettings.datファイルが生成されていないことに気付きました。
データ抽出にはWinTree.NET Version2.0
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【 First Use終了後のUSBドライブのファイルツリー 】
多分Settings.datをコピーすれば復旧すると思われましたが、念のために再度Factory Restを実行しました。 その後は問題なく利用できています。 再現については未確認です。
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3台目「G−PORTER GP−102」のプッシュボタンを操作しているうちにLCD表示が全面黒一色になりました。 その際の状況を以下に掲載します。
【 LCD表示 全面黒一色不具合状況 】
これでは3台目「G−PORTER GP−102」がどのような状況になっているのか全く不明でした。 仕方ないのでUSBポートに接続するといつものように3台目「G−PORTER GP−102」を認識、操作できました。 この間もLCD表示は全面黒一色のままでした。 その後、USBポートから取り外すと全面黒一色から正常なLCD表示に戻りました。 この現象も原因・きっかけは不明です。
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8.運動旅行モードでロギング表示しているにも関わらずログデータが残っていない。 (復旧後、再現無し)
「ディスクスペースが減少する不具合 (対処方法例記載有り)」を調査している最中に1度だけこの現象に遭遇しました。 再現確認のためにロギングしていましたが、何故か fitファイルが増えない現象に気付きました。 これでは調査が進まないので、運動旅行モードをジョギングモードから車モードに変更しましたが現象は変わりませんでした。 それではと自転車モードにすると何故か復旧しました。 この現象発生時の記録を採取する前に復旧したため、発生時の状況を記録できませんでした。
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9.ディスクスペースが減少する不具合 (Format対処 )
「1.ディスクスペースが減少する不具合 (CHKDSKコマンド対処)」ではFormatコマンドで ディスクスペースを回復できない場合について紹介させていただきました。 その後、ディスクスペースが減少する不具合を2週間以上時間をかけて不具合再現も試みましたが再現することができませんでした。 その試みも忘れた頃、やはりロギング中の電池残量低下による電源オフを発生後の再立ち上げでこの不具合が再発しました。 この再発を利用して再度Formatコマンドでディスクスペースを回復できないか再度試みました。 そうすると、今回はディスクスペースを回復することができました。 最初に回復できなかったのは本当なのか、今となっては確信がありません。 (当時は数多くの操作、状態確認をしていましたので今となっては記憶があいまいです。)
Formatコマンドでディスクスペースを回復できるのであれば、残っている軌跡ログファイル(Fitファイル)が消去される条件はありますが、簡単にディスクスペースを回復できます。 なお、軌跡ログファイルを残したい、見えなくなってしまった軌跡ログファイル(Fitファイル)を復活させたい場合は、やはり「1.ディスクスペースが減少する不具合 (CHKDSKコマンド対処 )」を参考にします。
Formatコマンドでディスクスペースを回復するのは、単純に「G−PORTER GP−102」のドライブをExplorerでフォーマットするだけです。
【 ExplorerによるFormat 】
データ抽出にはWinTree.NET Version2.0
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【 Format直後のUSBドライブのファイルツリー 】
Format終了後に「G−PORTER GP−102」をUSBポートから取り外し、再度接続することでFirst useを実行することなく初期状態になりました。 なお、「G−PORTER GP−102」のVersionは「006602−20140325」です。
データ抽出にはWinTree.NET Version2.0
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【 USB再接続後のUSBドライブのファイルツリー 】
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