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電気街探訪の小部屋

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世界の部品屋さんDigi−Key はじめてのお買い物の巻 

【 2009月6月9日 】

 「電池ボックス電子工作(その12) いつどこGPSロガー3 (セパレートタイプ) 」を製作したときにメモリ容量の最大4倍化(1MB)ができる目処がつきました。 この製作例ではAT24C1024はDIPタイプのデバイスを使用していましたので、実装スペースの都合で2段積み×2ブロック=4個(512kB)までの製作でした。 しかし、パッケージがSOPなど薄いデバイスであれば8個まで搭載することができたのにと残念でたまりませんでした。

 これと時を同じくして、「下松・周南地区 JogLog」で公開しているようにGPSデータロガ−の1回でもロギング時間が8時間を超えるようになり、現状のAT24C1024を2個(256kB=2s間隔ロギングで約9時間)では余裕があまりありません。 このメモリ容量を増加させる必要があります。

 これらのきっかけで、AT24C1024のSOPパッケージを購入して、「電池ボックス電子工作(その 10)  いつどこGPSロガー(セパレートタイプ)」、「電池ボックス電子工作(その 9)  いつどこGPSロガー」のメモリ容量増加をしようと思い立ち、SOPパッケージ品を捜しました。 しかし、国内のWebショッピングではDIP品は入手できますが、個人でも購入できるSOP品を見つけることができませんでした。  そこで、前から気になっていたDigi−Keyを当たってみることにしました。

【 Digi-Key トップページ (2009年6月) 】

 トップページには7,500以上円送料無料とあります。 また、「Digi-Keyウェブサイトご利用条件およびご注文に関する諸条件」(http://dkc1.digikey.com/jp/ja/mkt/Terms.html)に記載されている価格情報によれば「Digi-Keyの日本語カタログおよび日本語ウェブ(jp.digikey.com)に表示の価格は、すべて日本円(JPY)で関税が含まれており、当社にて支払われます。」とあります。


 海外からの購入で、馬鹿にならないのが関税ですが、この説明によれば、7,500円以上だと単価×数量で購入できるようです。
 

 支払い方法はクレジットカードもありますが、銀行振込(三井住友銀行)もできるようです。 しかも現品入手後の後払いのようです。 これらの条件を見る限りとても使い安くなっている印象です。 よく利用する秋月電子通商は着払いを選択すると送料と代金引換手数料で800円必ずかかり、家人に受け取ってもらうと幾ら支払ったかが丸わかりです。 Digi−Keyは余分な追加料金無しで、いくら支払ったかがばれる(?)こともありません。 これはとても魅力です。

 早速、欲しい部品があるかどうかの検索をしました。 キーワードは「AT24C1024」で、在庫品目のチェックボックスをオンして検索です。

【 検索結果画面 】

 上記結果のようにAT24C1024BW-SH25-B、AT24C1024BN-SH25-B、AT24C1024B-PU、AT24C1024B-PU25、AT24C1024B-TH25-B、AT24C1024B-TH-B、AT24C1024BW-SH-Bの7種類が有る結果となりました。 パッケージ、電圧範囲の仕様も検索結果の一覧表に記載されており、至れり尽くせりです。 しかも販売単価400円前後です。 これならば、秋月電子通商で販売している金額と遜色ありません。 早速、SOICパッケージで3.3V及び5VのAT24C1024BN-SH25-B(単価385円)を20個購入することにしました。
 

 注文に際してプロフィールを入力する必要がありますが、日本語で記入欄説明があるので何も考えずに日本語入力してしまいましたが、やはり英語表記(半角アルファベット)で入力する必要があります。 ちょっと、この点でごたごたしましたが、最終的には無事注文修了です。
 

 注文終了後、暫くしてメールで送信者「Digi-Key Corporation」、件名「Digi-Keyへのご注文を承りました。」の日本語メールが届きました。 このメールには注文番号、ウェブ ID、アクセスIDが掲載されていますので大切に保管しておいて下さい。

 

【 2009月6月10日 】

 約6時間後に送信者「customer.service2@digikey.com」、件名「Shipment from Digi-Key Corporation」のメールが届きました。 米国の夕方までに発送完了したようです。 Webページのうたい文句どおり即日発送してくれたようです。

 

【 2009月6月10日〜13日 】

 その後は発注状況確認画面で各種状況を確認出来ます。 ここでウェブ ID、アクセスIDが必要となります。

【 注文状況確認画面1 】

 

提出ボタンをクリックすると注文一覧を表示できます。

【 注文状況確認画面2 】

 

「発送済みの注文内容確認」ボタンを押すと詳細を表示できます。

【 注文状況確認画面3 】

 

トラッキングのデータをクリックするとUPSのHPで輸送状況を確認できます。

【 トラッキング結果 】

 

【 2009月6月13日 】

 4日後に無事、注文品が届きました。 特に何も問題なく、今までだと個人では入手困難であった部品をとても簡単に入手できました。 納期も国内通信販売と遜色ありませんし、支払いも国内金融機関であり、米国からの輸入とは思えない注文でした。 

 

想像より大きなパッケージでした。

【 パッケージ外観 】

 

注文品の他、インボイス(納品書)、注意書き、支払い方法の書類が添付されていました。

【 パッケージ内容 】

 

ICの梱包はさすがに樹脂パッケージでした。 

【 注文品パッケージ 】

 

 環境云々と記載されていましたが、このパッケージの意図がよくわかりませんでした。 防湿かと思えば、封止してあったり除湿剤がある訳ではないし、静電気防止とも思えないし。 どうせならば、封止だけはしておいて欲しかったです。

【 ICパッケージ 】

 

 今回の注文品はたったこれだけの大きさです。 パッケージで唯一改善が必要とすると、上記のようにパッケージの横方向に隙間を無くして振動でパッケージが損傷しないようにして欲しいです。

【 注文品パッケージ外観 】

 

確かに請求金額はWeb表示分だけでした。

【 インボイス(納品書) 】

 

インボイス(納品書)裏面にはサイン入りの検品シールが貼ってありました。

【 インボイス(納品書)裏面 】

 

【 請求金額支払い請求書 】

 

【 注意書き 】

   


【 通信販売総評 】

 今回分について各種項目を主観バリバリで10段階評価(10点が最良)すると次のようになりました。

項  目

評 価

備  考

出荷期間

10

 注文部品数量が1品種ということもあろうかと思いますが、即日発送、4日後には到着しております。

正確さ

10

 今回は問題無し。

梱 包

 基本的に問題はありませんが、IC同士が振動でガチャガチャしないようにして下さい。

対応

 プロファイル入力で戸惑いましたが、それ以外はとても使い安いWebページでした。

 最後に、部品入手後に、支払いを忘れないようにしましょう。 一瞬、支払いを忘れてしまいましたが、数時間後に思い出して即時、振込予約を行いました。 この際、振込氏名の先頭にインボイス(Invoice)番号も忘れないようにしましょう。

 Digi−Keyは少し高価になっても入手したいプロ向け部品を購入するにはとてもお勧めです。 単価も決して高いものではありません。 むしろ安価に入手できることもあります。 

 例 USB温度・湿度計 DLP−TH1 [DLP-TH1]

   秋月電子通商 10,500円 + 800円 = 11,300円

   Digi−Key    9,679円 + 0円 = 9,679円


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