笠戸島あちこち(旧版)

 

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参考 本ページの地図情報はグーグルアースを利用させて頂きました。


 このWebページは笠戸島を2011年頃にジョギングしたときの情報をもとに作成しております。 そのため、その後にジョギングした情報が含まれていません。 その後にジョギングをした情報を加えて新たに「笠戸島あちこち」として紹介しております。 更新された情報は「笠戸島あちこち」を参照願います。 このWebページは記録として保管、公開します。


  笠戸島はジョギングでも県道137号線で笠戸大橋から深浦までを行き来する程度でしたが、ハイキングコースがあることがわかり、一度このコースを散策してみることにしました。 突然思いついた事で、いつものような事前ルート確認もせずに行き当たりばったりで行ったため途中で道に迷ってしまう始末です。  いろいろ写真撮影もしましたが、残念なことに黄砂がひどくてちょっと先でも霞んでいたのが残念でした。

 それよりも何よりも、瀬川遊歩道では高所恐怖症の我が身が死ぬ思いをし、思わず携帯電話でSOSを出すことが頭に浮かんでしまいました。 今思い出すだけでも手足が震えます! 筆も震えています。 

 下松市さん、瀬川遊歩道は通行禁止にして!

     AR P板体Eフォントがなければ、文字は震えていないでしょうね。)

 

【 笠戸島あちこちルート 】

ルート

場  所

備  考

ルートA

深浦 外野山林道

行き止まり往復コース

ルートB

江の浦〜白浜

江の浦→白浜

ルートC

スカイ2号南側 (白浜〜峠の浦分岐)

白浜→峠の浦分岐

ルートD

瀬川遊歩道

下松市にしては絶景なのですが、ともて危険。

 

 

ルートA 深浦 外野山林道
 

No.

位置情報

コース写真

A01→A02→A03→A08→A03(外野山林道往復)で約50分でした。(ウォーキング)

 (クリックでkmzファイルダウンロード)

A01

 深浦の防波堤から外野山林道途中の携帯電話基地局付近の眺めです。

 もともとは防波堤突き当たりで引き返す予定だったのですが、この基地局を見て、アンテナ目指して突き進むことにしました。 今回はこのような寄り道を全く考えていませんでしたので経路は不明のまま基地局を目指す事になりました。

A02

 基地局に行く前にいつもの到達目標ポイントである県道137号線突き当たりの防波堤部分に行きます。 深浦に来たときにはここまで来ることにしています。

A03

 携帯電話基地局へ行くには必ず道があるはずと信じて山側に向かう道を進んでいくと、すぐに山へ向かう道が見つかりました。

 ここで初めて外野山林道が有ることを知ることになりました。

A04

 外野山林道は眺めはよくありませんでした。 唯一この場所から深浦の町を眺望できました。

A05

 携帯電話の基地局に到着です。 いつものように基地局デジカメ撮影を行い、ジョギングに復帰です。

 ところで基地局名は笠戸内野山基地局でした???

 「外」なの?「内」なの?

A06

新笠戸ドックの社有地のフェンスです。 ここの少し先までは舗装されていました。

A07

 わずかな藪の隙間から古島とその先に沖山が見ています。 

A08

 外野山林道の突き当たりです。 ここで引き返します。

      

ルートB 江の浦〜白浜
 

No.

位置情報

コース写真

 B01→B07→白浜海岸散策で約22分でした。(ウォーキング)

 (クリックでkmzファイルダウンロード)

B01

  白浜へは36何年振りです。 前来たときは1学期期末試験終了直後にみんなでチャリンコで来て海水浴だったと記憶しています。 飛び込み台の上から飛び降りる事ができず、暫く立ちすくんでいたことを今でも思い出します。 当時は自覚していませんでしたが、高所恐怖症だったのは間違いありません。

 でもまさか、今回も似たような事に出会うとは、このときは思いもしませんでした。

B02

 白浜に行く道は舗装されていなかった記憶があります。 今はとても良い道になっていました。

B03

 白浜駐車場です。 海水浴場が閉鎖されていますので、今は釣り人の駐車場となっているようです。

 ここには山口県笠戸雨量局とインドネシヤ船乗組員22人遭難慰霊碑がありました。

B04

 視界が開けると、屋根付きの休息所がありました。 記憶にありません。

B05

 白浜の小島が見えてきました。 引き潮時には徒歩で渡れるように見えました。 小島の岩場で釣りをしているのが見えました。

B06

 白浜まであと少しです。 バイクが1台見えましたが、先程の釣り人のでしょうか。

B07

 この急な坂道を下るようです。

B08

海岸縁まで降りてきました。 人家の裏道を通っていきます。

 上側の写真の道を右折し、真ん中の写真の道を左に曲がると、下側の写真の人家の間を抜けて海岸出ます。

 

 

B09

 護岸堤防から見た白浜海岸です。 昔より綺麗な感じがしています。

 上側の写真は海岸から出て直ぐの場所から北側を、下側の写真は南側を見た時に写真です。

 

B10

白浜海岸の南端から白浜全体を眺望したときの写真です。

 

 

ルートC スカイ2号南側 (白浜〜峠の浦分岐)
 

No.

位置情報

コース写真

C01→C07で約41分でした。(ウォーキング)

 (クリックでkmzファイルダウンロード)

C01

 帰り道は国民宿舎大城から瀬戸遊歩道を目指すつもりでした。 しかし、白浜駐車場近くの道に「スカイ3号」の案内板を見つけてしまいました。
 これはもしかして「コバルトライン(千防スカイライン)縦走」と同様に峰縦走を意味するスカイかなと思い、この道から縦走を始めることにしました。

 帰宅後に調べたところ、下側に案内板の写真では「スカイ3号」となっていますが、下松市観光協会HP内の資料によれば「スカイ2号」のはずです。

 しかし、この4.6kmの意味するルートは不明ですが、予備知識無しに行ったために、とんでもない目に遭いました。

 

 

C02

 登り口直後から急な上り坂です。 曲がりくねって登るように道があると思っていましたが、山頂目指して一直線に近い道でした。
 この道をジョギングシューズで登るのはとても危険を感じました。 しかし、この危なさは序の口だったとは。

 この写真はカメラを上側に向けて撮影していますが、それでもこのような写り方をしています。

C03

 格闘すること約10分、展望岩に到着です。

 山頂からの眺めを期待していましたが、眺めの良い場所はここくらいしかありませんでした。 それでも木々が邪魔して展望が開けている訳ではありません。

 

 

C04

 ここでやっとロープが張ってあり登るのに助かりました。

 ここの登りも急ですが、曲がりくねっているので最初の登り道に比べればまだましな感じでした。

C05

 登り初めて約16分で白浜山山頂に到着です。 景色はよくありません。

 この付近から先は峰にしては道が広く歩きやすい状態でした。 登り口とは雲泥の差です。

 また、景色は良くなく木々の間を淡々と進むだけです。

C06

 道は広いのですが急な坂になっています。 ロープが張ってありますので安心して行けます。

 ここの坂も白浜側登り口に比べたら大したことありません。

C07

 行き先に電信柱が見えてくると尾郷と峠の浦を横断する小道に出ます。

 帰宅後調べると、ここがスカイ2号の中間点でした。 

 

ルートD 瀬川遊歩道
 

No.

位置情報

コース写真

D01→D18で約90分でした。(崖貼り付け+ウォーキング)

この道危険。立入禁止です。


 (クリックでkmzファイルダウンロード)

D01

 先程のC07で見えた道を出て右側を見ると行き先標識が立ててありました。

 この時点では笠戸島の地形、地名、ハイキングコース、遊歩道について何も調べずに行き当たりばったりです。 唯一の手がかりの標識を見てもどこに向かうのか不明です。

 尾郷へ 約0.9km
 白浜へ 約1.2km
 東風浦へ 約2km

 太陽の向きから、峰を行くには尾郷側にいくべきと思い少し進みましたが下り坂で峰に繋がる道がなさそうだし、白浜は戻るようになるので、残りの東風浦へ向かう事にしました。 約3分間の出来事でしたが、これがその後の恐怖の始まりとは思ってもいませんでした。

D02

 峰を進むつもりが下り坂になっています。 しかし、道は広くて、これは予想より早く戻れるかなと思いつつジョグッていました。

D03

 竹林に入ってすぐに分かれ道です。 行き先標識もなく、どちらに進むか不明です。

 鎖をかけて通行止めとする支柱があるのが気になりましたが、峰に向かうつもりでしたので上側の道に行くことにしました。

 右側の下り道を行けば峠の浦の海岸にでるのでしょうか?

D04

 しばらくすると、何と崖道に出たではありませんか。 右側は斜面になっており、海岸まで転げ落ちる事ができます。

 重ねて記載しますが、高所恐怖症です。 何故、ここで引き返さなかったのか、今でも悔やまれます。

D05

 少し進むと右側に鎖の柵がありました。 これがあるだけでも気持ちが全然違います。

D06

 ここはまだ道幅もあり、ゆっくり歩きではありますが、まだ余裕が少しありました。

D07

 目を海上に移すと、とても澄んだ海と養殖いかだ?が見えます。 本当はもっと景色を楽しめるはずなのですが、ちょっとその気にはなりませんでした。

 そうです。 高所恐怖症なのです。 何でこんなに高い崖道を進まないといけないのか、これもGPS軌跡を採取するためなのか、と自問自答しながら進んでいました。

D08

 下松市の景色とは思えない絶景です。 こんな景色があるとは思ってもいませんでした。

 しかし、今までそれなりに見えていた道がここからは見えないのに一抹の不安を感じていました。 それがこの写真撮影の1分も経たないうちに現実のものになろうとは。

 約5mの間、道が崩れて落ちています。 その先の数mの登り道も朽ち果て掛けています。

 恐怖のあまり、写真撮影も忘れています。  ここで立ち止まること数分、GPS軌跡採取の誘惑に負けました。

 踏み出しの第一歩からすぐに後悔です。 後戻りもできなくなり、前に進むだけしかなくなりました。

 真下に船が停泊しており、この船からは、崖にやもりのようにへばりついている人間が、もがいている姿をつぶさに見る事ができたでしょう。
 しかも枯れ木の杖とペットボトルを手にしてへばりついてるのですからまともではありません。
 途中、進むことも戻ることもできなくなり、ここで携帯電話でSOSを出さないといけないのかと思わず考えてしまいました。 今考えると両手はふさがっていますので電話なんかかける事はできないはずなのですが。
 よくは覚えていませんが、ひっかかりをどうにか見つけて渡りきる事ができました。 これで行方不明で新聞に載ることはなくなりました。

 

注意

 左記コメントは高所恐怖症の個人的な印象で記載しています。 もしかすれば普通の方にとっては大したことはないと言われるかもしれません。 

D09

 崖が直接見えなくなったここまで来て思わず座り込んでしまいました。 ここで初めて恐怖が湧いてきて、手足が若干震えてきました。 もう二度とこの遊歩道を通ることはないでしょう。

D10

 一安心した後に、今度は崖崩れで道がふさがっています。 距離にして1m程度でしたが、先の恐怖感が残っており、まともに前に進めず、這って渡りきりました。

 あっ、写真では分かり辛いですが、ここも右側は崖になっていて、その気になれば海岸までころがりながら直ぐに行けます。

D11

 どうにか道は良くなってきましたが、今後は樹木が垂れ下がってきて行く手を塞いでいます。 ふと後ろを振り返ると遠くに白浜が見えます。 この景色も良いものでした。

D12

 海岸沿いから徐々に離れていく感じになってきました。 あと少し頑張れ!

D13

 やっと渡りきったようです。 この看板でここが瀬川遊歩道という事を知りました。

 しかし、この看板、こんなに優しい表現で済む道ではないでしょ!

 「この先、道崩落有り。通行止め。」でしょ!
 ついでにD03の登り道入口にも進入禁止の鎖と立て看板を!

 しかし、この分かれ道で完璧に迷ってしまいました。 何で石炭貯蔵施設が左に見えるの! 何で右に白浜が見えるの! 

 頭には進行方向は北向きもしくは北西寄りしかなく、東向きになることは全く思いつかなかったためです。 D19の間違いの道を行く時間も含めて20数分間路頭に迷ってしまいました。

 自宅帰宅後に軌跡をチェックしてこの状況をやっと納得できました。

 

 

 

 

 

D14

 結局、白浜の反対側という事で左側に降りていくと、地元のお家が見えてきて一安心です。 ここが東風浦のようです。 畑で作業されている地元の方に笠戸大橋への道を聞いて、安心して前へ進む事ができました。

D15

 耕白稲成神社の鳥居です。 由来の立て看板も立っていました。
 地元下松市の奥深さを知らされた1日となりました。

D16

 スカイ1号の登り口に出ました。

D17

 本浦の町並みと笠戸大橋も見えてきて、これで生き帰れたと一安心できました。

 ただし、笠戸大橋が思ったより遠いのにはがっかりしました。

D18

 やっと大きな道に出ることができました。 この写真の右側の下り坂から降りてきました。

 本日は、生死をかけた大冒険となってしまいました。

 おしまい、おしまい。

D19

 D13の2枚目の写真で、中央右側に入る小道がありますが、最初はこの小道が瀬戸の峰に繋がる道だと思って進みました。 ところがこの写真の斜面ロープのところを少し下って正面を見ると何故か白浜海岸が真正面に見えてしまいまた。 実はこの時点で「ここはどこ?」モードに陥り、道に迷ってしまった事に初めて気付いた次第です。

   


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