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UHF帯TVトランスミッタキット   

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データ番号   
区 分    キット     
分 類    高周波
品 名    UHF帯TVトランスミッタキット   
発売元    秋月電子通商   
価 格    1,300円
主要部品    RFモジュレータ:完成品(PAL方式)

μPC1677   

電 源    9V

(コメント欄の【キット内容の変更】に注意して下さい。)   

概略仕様    RFモジュレータ   25〜37CH

PAL方式をNTSC方式に改造

音声はモノラル

RF-AMP(12dBm)キット付き

ロッドアンテナ付き   

付属基板    RF-AMP 専用基板 (AE-1677)   
付属ケース    RF-AMP部 無し   
外形寸法    RFモジュレータ W 55mm D 44mm H 18mm

RF-AMP基板寸法 W 40mm D 25mm H 9mm   

追加購入部品    入力用ピンジャック×3   
コメント     RFモジュレータの改造には30W以上のはんだこてを準備要。改造・調整はそれほど面倒ではない。

 RFモジュレータのANTコネクタは取り外したほうがよい。

 RF-AMP出力をテレビのアンテナ用同軸ケーブルに接続して試験を行ったが、映像・音声はまあまあ。飛距離は試していない。

 

キット内容の変更

 このページではRFモジュレータの電源が9V、RF−AMPの電源が5Vとなっています。 しかし、最近のキットに付属のRFモジュレータは電源電圧が5Vに変更されているようです。 これによりRFモジュレータとRF−AMPともに5V単一電源で駆動できるようになりました。 この5V電源はRFモジュレータ内には専用のIC(CXA1733)が使用されていますので電源電圧は5±0.5Vにしておく必要があります。

 これに伴いキット付属の取扱説明書図2は下図のように差し替えられています。また、JALCO製RFモジュレータの場合は、さらに別紙の改造説明書も添付しています。

 しかし、取扱説明書の文章文面の方はほとんど変更されていないようで3端子レギュレータを介して5V電源を供給しているにも関わらず「電源電圧9V云々」という意味のない説明文が残っています。

 
       
【 旧キット取扱説明書 図2 】 【 現行キット取扱説明書 図2 】

 

 現行のキットは5V単一電源ですので無理に3端子レギュレータを使用しなくても5V電源を用意すれば事足ります。5V回路の消費電流が旧キットに比べて大きくなっていますので、3端子レギュレータの損失が大きくなります。 このため、現行のキットではTO−220タイプのパッケージの3端子レギュレータ(78M05以上)に放熱板を併用されることを使用することをお勧めします。

 ディスプレイ上の画像に縞模様が発生している場合は、3端子レギュレータに供給する電源にリップルが含まれていることが考えられます。 電流容量100mA以上で電圧のできる限り高い(15V程度)ACアダプタを使用してみて下さい。 なお、このときの3端子レギュレータの損失が大きくなりますので、TO−220タイプの3端子レギュレータに放熱板を取りつけてご使用されることをお勧めします。

 

【注意点】

 音声用キャリア周波数調整用のコイルのコア調整において、このコアの調整ができなくなる失敗を3回以上経験しています。 このコアは機械的強度があまりないようです。 一度調整できればあまり触らないようにしましょう。

     

改 造   
その他

(製作例)   

【 RFモジュレータ単体 】      

 

kit007c2.jpg (19339 バイト)

【 RFモジュレータ単体+ロッドアンテナ 】

 RFモジュレータ単体及びロッドアンテナは、時期により変わっている。

 

kit007g2.jpg (21028 バイト)

【 RFモジュレータ 部品面 】

 

kit007e2.jpg (30778 バイト)

【 RFモジュレータ ハンダ面 】

 

 

kit007f2.jpg (21076 バイト)

【 RF-AMP基板 部品 】

 

【 キット完成時 】

 上記キット部品とは別に製作したキットの外観です。 RF-AMP基板部は同じですが、RFモジュレータ単体が変わっています。

  

kit007a2.jpg (14212 バイト)

シールドケース上の基板がRF-AMP基板

【 アンプ部外観 】

kit007b2.jpg (15384 バイト)

【 RFモジュレータ内部

【 消費電流 】(コメント欄の【キット内容の変更】に注意して下さい。)

  RFモジュレータ単体 40.3mA(9V、無信号時)

 アンプ部単体  80.2mA(9V、無信号時)

 両者同時  120.6mA(9V、無信号時)

注意

 映像をきれいに映すためには、電流容量に十分余裕のある電源を使用する必要がある。

 

【 高周波出力スペクトル 】

 Giga−Siteスペクトラム・アナライザ / トラッキング・ジェネレータで周波数スペクトルを観測した結果を示す。

speana4.gif (15178 バイト)

【 スペクトル観測例 】

 UHF帯TVトランスミッタキットはさすがにおもちゃだけあって、音声は簡易変調されていることが判明。 このため、送信チャンネルより1ch下も使用できなく2ch分の帯域が使われることが判明。 さらに、送信周波数もずれていることが判明。 (周波数がずれていても受信機側のAFCのお陰で問題なく受信できている。)

 また、思ったほどスプリアスの発生や寄生発振はしておらず、電界強度も他のTV放送に比べて15dB程度強く出力の余裕はありそう。

 

 本キットを使用した例をMemorandumの小部屋の 「BS・CSを我が家の全ての受信機で見たい録画したい!!! (我が家にミニ共同受信システムをつくろう)」に掲載。

 また、Memorandumの小部屋自作AVユニットVer.2にも製作例があります。 なお、この製作に際しても本キットを2セット使用しましたが、付属のRFモジュレータは時期で形式が異なっているようです。

  

データ作成者 CBA

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