Ｍｅｍｏｒａｎｄｕｍの小部屋

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画面が虹色に化けて元に戻せない！！！

初めてのＣＲＴ消磁にトライ

　いろいろ遊んでお皿を元に戻したのはいいのですが、画面の右下が緑色に変わったままになりました。　これはまずいと思いＣＲＴディスプレイの消磁ボタンを押しましたが元に戻りません。　この日は夜も遅かったのでとりあえずこのままとし、第１日目はこれで終わりです。

　翌日（第２日目）の夜、再度画面右下の緑色の部分をなくすべくＣＲＴディスプレイの消磁ボタンで消磁を何度かトライしましたが効果ありません。　着磁できたのだから消磁もできるだろうと思い再度あのお皿を取り出しました。　少しずつお皿をＣＲＴディスプレイに近づけると該当部分は少し改善されましたがそのほかの部分が変色しました。　これを直そうと、さらにこの小皿をＣＲＴディスプレイの違う部分に移動させました。　もう、あとは悪くなる一方です。　とうとう画面一面に虹色がちりばめられ、さらには画像も歪んでしまいました。

【　虹色・画像歪みの再現　】

　これはまずいと思い、時間をかけて何度もＣＲＴディスプレイの消磁ボタンで消磁を試みましたが結局元に戻りません。

【　消磁をしてもダメ　】

　深夜に近づいたのでもうこれ以上は悪あがきはやめました。

　これを直すには家電に詳しい友人の助けを借りるしかないと思い、深夜前にかかわらず簡単に状況を記載した「ＨＥＬＰ！！！」メールを送り明日に再度トライすることをにしました。（当然、メール作成はこの虹色の画面のままで行いました。）　が、有り難いことに、わざわざ出先から消磁器の存在とその構造を教えてもらえました。（TNX QEK!!!）　コイルに商用電源を加えて交番磁界をつくればよいとのことでした。　消磁のためには複雑な磁場コントロールが必要なのかと思っていましたがコイルをゆっくり動かすだけで消磁できるようです。

　早速、簡単にコイルになるものを探して予備試験を行ったところうまく消磁できることが判明しました。　ただし、まだ磁力不足で綺麗には消磁できませんでした。　しかし、明らかな効果がありましたので　深夜ではありましたが、お礼のメールを送信してこの日は終わりました。

　その翌日（第３日目）に効果のありそうな消磁器機能をバラックでつくりました。　電源用にACトランスをジャンク箱から探し出しました。
　コイルとしては、ヒロセテクニカルの地下で購入していたリールに巻き取られたＤＣ電源用電線を使用することにしました。　なお、この電線はもともと、電波時計キットの４０ｋＨｚの電波を受信するためのアンテナを製作しようと思って購入していたものです。　結局、うまくいかずにＤＣ電源用電線として利用していたものです。　消磁器にもなって当初の予定外の成果を出してくれています。

　空心コイルよりは鉄心を持ったトランスにした法がよいだろうと勝手に思い、リールの中心軸に手持ちのなかで最も大きな釘を鉄心替わりに入れました。　釘の飛び出した部分は消磁器の取っ手となります。　これは便利でした。

　さて、いよいよ通電です。　トランスの制約で、コイルには２２Ｖａｃ、１Ａａｃが供給されていました。　依然として虹色、歪みのある画面にこのコイルを近づけるとすぐに効果がでてきました。

【　消磁開始時　】

【　消磁終了間近　】

　消磁終了まで数分もかかりませんでした。　昨日、一昨日の苦労は一体なんだったのか。　最終的には下図のようにほぼ元通りに戻すことができました。

【　最終状態　】

　まだ完全に元通りまでには戻せていない（画面上部がへの字に歪み、一部がごく僅か薄暗い）ような気がもしないではありませんが、まあ、神経質にならなければ使えないこともありません。　いや、使うしかありません。
　何せ、９６年以降使用していたＣＲＴディスプレイSAMSU製17GLが同期ロック不具合で使えなくなったので、２０日前にＲＤＦ１７３Ｈを購入したばかりです。　これからも末永くおつきあいをしないといけないＣＲＴディスプレイですから。。。。。。（やはり液晶にすればよかったかかな。。。。。　でも、液晶は発色が悪く値段も高いし。。。。。）

　今回かかった費用は、２日目のＣＲＴディスプレイ見過ぎによる目薬代９００円でした。　これを記載している４日後の今も目薬が必要です。　おかげで、仕事でパソコンを使うのにも今まで以上に苦労しています。（えっ、それは老眼の始まり。。。。。。。。）

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