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電波時計キット(60kHz改造有り)

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データ番号 163
区 分 キット
分 類 計測器
品 名 電波時計キット
発売元 秋月電子通商
価 格 6,400円
主要部品 U4226B PIC16F873 ADM232AAN LM35DZ 7805 2SC1213
電 源 7〜24VDC

電源入力回路にはダイオードブリッジが有り、また、一般的な7805を使用しているため、入力電圧は10V以上必要と考えたほうがよい。

概略仕様

日本標準電波40kHz受信機(日本国内専用)

日時表示

温度測定・表示可(2ch対応 うち、1chのみ実装)

RS-232C出力(日付、時刻、温度)

パルス出力

 分パルス、秒パルスのタイミングを製作例欄の【電波時計用 短波JJYもどき音響器・キットとの接続】に掲載しています。

アラーム出力(2・)

付属基板 専用基板  TS-JJY01
付属ケース 無し
外形寸法 基板単体完成時 W 102mm D 102mm H 25mm
追加購入

部品

コメント 参考Webページ
  • 電波時計・キット http://www.tristate.ne.jp/rf-clock.htm

 

改 造
その他

(製作例)

      

kit163a1.jpg (23901 バイト)

【 キット構成部品 電子部品 】

 

kit163b1.jpg (19255 バイト)

 【 キット構成部品 機構部品 】

 

kit163c1.jpg (35354 バイト)

【 キット構成部品 基板・ハンダ 】

 

kit163e2.gif (4242 バイト)

【 キット構正誤表 】

 

【 基板完成外観 】

  まだ40kHzの受信に成功していません。


 秋月電子通商から福岡60kHz改造キットが発売となっています。 以下の60kHz化改造は参考として下さい。 正式の60kHz化は福岡60kHz改造キットを参照して下さい。


以下は参考記録として掲載します。

【九州長波局(はがね山標準電波送信所) 60kHz対応】 (’02年7月28日現在です。)

 60kHz対応のキットは(有)トライステートの下記Webページで販売されています。

  • 電波時計60KHz改造キット
  • http://www.tristate.ne.jp/den60.htm
  • 代金 1,000円 送料 1,380円

 しかし、送料込みで2、380円はとても高価で購入は控えていました。

 ある日、広告を何気なしに見ていると60kHz対応の電波時計が3種類とも978円で販売されていました。 この広告の金額だと2台買っても前記キット代金より安くあがります。 と、いうことで、パソコン時間調整用に1台と今回の改造用水晶発振子取り用に1台、合計2台購入することにしました。

 広告が出てから数日後に買いに行きましたので残念ながら1種類しかありませんでした。 結局購入できたのはセイコークロック(株)製FORUM MB260です。 希望小売価格が2、000円ですから、もともと安価な時計のようです。

 

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60kHz水晶振動子

電波時計 MB206S メイン基板

 付属のアルカリ電池を入れるとすぐに電波を受信して時刻合わせができました。 これで我が家にも60kHzの電波が十分に届いていることがわかりました。

 次にこの時計の裏蓋を開けて60kHzの水晶振動子を探しました。 メイン基板の右下に1個だけそれらしき部品が付いていました。 もう一個別に水晶振動子がありましたが、これは時計部分用の水晶振動子のようです。

 早速取り外してマーキングを見ると”D600C2”となっています。 ほぼ60kHz用に間違いないと思われます。

 残念なことに電波時計1個から60kHz水晶振動子が1個しか取れないことが分かりましたので、残りのもう1台の電波時計からも60kHz水晶振動子を取り、合計2個の60kHz水晶振動子を用意しました。

 また、バーアンテナは60kHz用になっていますのでコイルに並列に接続されているコンデンサを現状の0.027μFから0.012μFに交換しました。 ( 0.012μF=0.027μF×(40kHz/60kHz)2 

 これらの変更部品をハンダ面側に仮付けして動作確認することとします。 改造部分の外観を下図に掲載しております。

 
改造部分外観

 いよいよ電源をオンすると、いつものように”Mark searching ×”と表示され、TCOのLEDが秒単位での点滅をしません。 がっくりとなりましたが、念のために基板の位置を変えていくとTCOのLEDが秒単位で点滅を繰り返すようになり”Mark searching ○”の表示に変わりました。

 そのうち"Time decoding ○”になり、とうとう下図のように時刻表示までできるようになりました。 この結果より60kHz水晶振動子2個と0.012μFのフィルムコンデンサで60kHz化に対応できることを確認できました。

 
正常受信状態

 これでやっと電波時計キットを復活させることができました。 ただ、今回購入した電波時計に比べると受信感度は相当悪いように感じます。 欲を言えばキリがありません。 少なくとも受信できることが確認できましたので60kHz水晶振動子は取りあえずは元の電波時計に戻しておきました。

 いずれにせよ、電波時計60KHz改造キットの送料が安くなるような方法を考えて頂くか、もしくは、60kHz水晶振動子単品販売の対応を頂けると嬉しいのですが。

 


 本来はこれでお終りなのですが、購入した電波時計MB260の電波受信のし易さに比べてあまりにも本キットの受信しづらしさが気になり、バーアンテナ部の特性を別途調査しました。 測定方法は周波数変更は全桁表示が一番!!!に掲載したDDSキットを発振器として本キットのバーアンテナ両端の誘起電圧を測定しました。

 この測定の結果、60kHz時において上記の0.012μFよりは0.0115μF(0.01μF+0.0015μF)の方が適切であることが判明しましたので0.0115μFでの測定結果を下記します。 (40kHzは標準添付の0.27μFを使用)

 上記結果のように、60kHzでのQが明らかに低下しています。 このバーアンテナは40kHz用に設計されていることが改めて確認されました。 でも上記例のように60kHzでも使用できないわけではありません。
(上記の結果を求めた測定方法に誤りがある可能性が大です。発振器とバーアンテナの結合が密ぎて飽和している可能性があります。 上記グラフは参考として下さい。 )

 コンデンサを0.0115μFに変更して再度受信状態を調べてみましたが特に受信状態が改善されたような感じではありませんでした。 結局、購入した電波時計MB260に比べて本キットはとても受信させるのが難しく、実用にはほど遠いとの感想を持っています。

 なお、購入した電波時計MB260は、何度も分解して水晶振動子を取り外したり取り付けたりしたにも関わらず、部屋のどこに置いても実に気持ちよく九州送信所の60kHz電波を受信できております。 パソコンに接続する必要がなければ978円の安売り電波時計で十分でした。

 


電波時計用 短波JJYもどき音響器・キットとの接続

【 電波時計用 短波JJYもどき音響器・キットとの組み合わせ 】

 

 電波時計キットの秒パルス、分パルスのタイミングです。

【 秒パルス、分パルス タイミング 】

 

データ作成者 CBA

 

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