title0a.gif

ソフトウエアの小部屋

不具合情報2


あれ?? Drive:DがDireve:Cに変わっていた!!!!

私のDrive:Cはどこへ!!

 「Windows98とは相性が悪そうだ!!」で予想していたとおり、Windows98とは全く相性が良くないようです。 Windows98をインストールして1週間もたたないうちに悲惨な目に。。。。

 

【 パソコン構成 】

 今回の現象が発生したときのハード構成は表1のようになっていました。 ちなみにFAT16で使用していますので1ドライブ最大2GBで使用しています。

表1 各環境でのハード構成
区分 Windows95環境 Windows98環境
マザーボード GA−586ATE(3/4 Baby AT サイズ)
メモリ 112MB(60ns 72ピンSIMM 計6枚)
HDD HDD1 : 1.6GB IDE HDD (NEC)
HDD2 : 1.0GB SCSI HDD (Quantum)
HDD3 : 4.5GB SCSI HDD (IBM)

HDD論理ドライブ番号
HDD1 : C
HDD2 : D
HDD3 : E,F,C

HDD4 : 6.4GB IED HDD(WD)
HDD2 : 1.0GB SCSI HDD (Quantum)
HDD3 : 4.5GB SCSI HDD (IBM)

HDD論理ドライブ番号
HDD4 : C,F,G
HDD2 : D
HDD3 : E,H,I

その他の
記憶装置
ZIP(SCSI) + 640MB MO(SCSI)

 表1の構成でWindows98を立ち上げるまでの経緯については「Windows98とは相性が悪そうだ!!」を参照して頂くとして、その数日後、Windows98を起動して環境整備をしている最中に「ガリガリッ」と音がしました。 話には聞いていましたが、直接この音を聞くのは初めてです。 いやーーーーーーーな予感がしてHDDのアクセスLEDを見ると案の定、点灯しっぱなしです。 この状態でパソコンは完全にフリーズ。 以下、記憶を辿りながら何を行ったかを箇条書きしていきましょう。(以下のハード構成は、表1のWindows98環境のハード構成です。)

 なお、当時相当混乱していましたので、下記文中において処置手順の記載省略や、調査結果の一部の記憶が不正確なために記載内容に間違いが有るかもしれない点をご承知おき下さい。

 

【 経過 】

  1.  フリーズした状態で電源をオフして再起動。 Windows98が途中まで立ち上がるのですが、途中でHDDをアクセスしたままの状態でフリーズします。

  2.  こういう場合はSCANDISKが常套手段です。 Windows98起動ディスクでパソコンを立ち上げてDOSに移行。 その後、SCANDISKを実行すると、Sector13以降(ちょっと気にななるセクタ番号です。)で不良セクタが発見されました。 初回のSCANDISKでは不良セクタが10カ所くらいだったと記憶しています。

  3.  ファイルがいくつか壊れているようなのでWindows98を再度インストールすることに決定。 もう一度初めからインストールを行っていくと、インストール作業中の1回目のリブートまでは順調に実行できました。 しかし、リブート後の各種アプリケーションインストール中に再度HDDをアクセスしたままの状態でフリーズします。

  4.  仕方がないので電源をオフ後、再度SCANDISKを実行しました。 すると不良セクタがまた増えて20セクタを越えています。 念のために再度続けてSCANDISKを実行すると、今度は不良セクタが30セクタを越えているようです。 だんだん状況が悪化していきます。

  5.  どうもおかしいので再フォーマットすることにしました。 そのため、電源をオフ。 再度電源をオンすると、いつものようにメモリチェック・BIOSが立ち上がるまではよかったのですがBIOS立ち上がり後、HDDエラーで止まります。 いやーーーーなメッセージです。

  6.  ここで一旦電源をオフしてHDDの配線接続を再度チェックしました。 しかし異常を見つけることはできませんでした。 電源電圧チェックも異常無しです。 HDD自体も異常な発熱などはありません。

  7.  しばらく放置後、再度HDDを接続して再度電源オン。 今度は順調に立ち上がり、いつものようにSCSI SetupでHDD2のSCSIがDrive:Dに割り当てられた後に(Drive:Aにセットされた)Windows98起動ディスクでOSをブートしてWindows98のDOSに移行できました。

  8.  ここで「FORMAT C: /S」を実行すると、やはりセクタ13以降で不良セクタをたくさん検出しています。 FORMAT終了後SCANDISKを実行すると、さらに不良セクタが増加しています。

  9.  念のため、もう一度と再フォーマットをすることにしました。 電源オフ→電源オンを行い状況をみていくと、またもやBIOS起動後ハードディスクエラーで止まります。

  10.  何度か電源オンオフを繰り返していると、いつもどおりSCSI SetupでHDD2のSCSIがDrive:Dに割り当てられた後に(Drive:Aにセットされた)Windows98起動ディスクでOSをブートしてWindows98のDOSに移行できました。

  11.  この状態で「FORMAT C: /S」を実行すると、不良セクタを見つけたとのメッセージがでると思っていましたが何もメッセージが表示されずに素直にフォーマットが実行されています。 「何かおかしい?」。 冷や汗がでます。 画面上のタイプした文字を確認しても、まちがいなくDrive:Cをフォーマットするようになっています。

  12.  フォーマットが無事終了してディスクスペースを確認すると1GBしかありません。 本来はDrive:DにあるべきファイルがDrive:Dに見あたりません。 Drive:Dにはなぜか本来はDrive:Eにあるべきファイルがあります。 論理ドライブ番号がずれていると解釈すれば理屈に合います。

     と、いうことは。。。。。 本来はDrive:DであるHDDを「FORMAT C: /S」でフォーマットした!!!!!!!

     Drive:Dには電気電子工作の部屋のファイル・Directory Searcherのアップデータしたばかりの最新データ などが格納されていました。

  13.  FDISKの「5.現在のハードディスクドライブを変更」で現在の状況を確認すると

      HDD4 : 論理ドライブ C,F,G
      HDD2 : 論理ドライブ D
      HDD3 : 論理ドライブ E,H,I

     と、別に異常は見あたりません。

  14.  再度Windows98のDOSのCOMMANDプロンプトに戻り「DIR C:」を実行してみると、Drive:CはやはりフォーマットされたHDD2のようです。 ここで、HDDの認識状況まとめると表2のようになっているようです。

表2 論理ドライブと物理ドライブの関係
論理ドライブ Windows98のCOMMAND.COMが認識したHDD BIOS(M.B and SCSI)及びFDISKの「5.現在のハードディスク」が認識したHDD
HDD2 (Quantum) HDD4 (WD)
HDD3 (IBM) HDD2 (Quantum)
HDD4 (WD) HDD3 (IBM)
HDD4 (WD) HDD4 (WD)
HDD3 (IBM) HDD4 (WD)
HDD3 (IBM) HDD3 (IBM)
認識無し HDD3 (IBM)

 

  1.  それではと、一旦HDD4の全領域を開放することにしました。 そのためもう一度FDISKに戻りHDD4を選択して領域を開放するためにしようと「3.領域または論理MS-DOSドライブを削除」を選択しました。

  2.  HDD4にあるべき基本MS-DOS領域が認識されていないのは気になりましたが、まずは拡張MS-DOS領域を解放しようとHDD4のDrive:Gを選択しました。 その後、領域を開放するためにVolume名をインプットしようと画面上のDrive:GのVolume名を見るとHDD3のVolume名となっています。

     あれ? あれ? あれ? あれ? あれ? あれ? あれ? あれ?

  3.  ここで領域解放をあきらめて、再度各ソフト(メニュー)がどのように各HDDを認識しているかを調査すると、BIOS(M.B and SCSI)及びFDISKの「5.現在のハードディスク」のみ表2の最右列の認識となっており、その他(FDISKの1,2,3,4のメニュー含む)は表2の中央列の結果となっているようです。 (なぜ? なぜ? なぜ? なぜ? なぜ?) これでは怖くて領域解放すらできません。

  4.  しかし、このままでは何も進展しないので、OSを変えてみることにしました。Windows95のDOSで起動しましたが、現象は同じでした。 次にMS-DOS Ver.6.2/Vを起動しました。

     はい、やっとBIOS(M.B and SCSI)・FDISKとCOMMAND.COMのドライブの認識が一致しました。

     OSで認識が一致したのかどうか再現実験はしていませんが、とにかく昔の一番実績のあるソフト(OS)が一番という結論に達しました。

     また、今までVolume名など役に立たないと思いそれほど必要性を感じていませんでしたが、今回は論理ドライブ番号の混乱を防ぐためにたまたまVolume名を入れていました。 これにより、間違った領域の開放をして傷を深くすることを未然に防ぐことができました。 Volume名が役に立つことを初めて認識しました。

 

【 その後 】

  1.  前記のごたごた以降、再度HDD4(Western Digital WD Caviar 36400)のフォーマットや20時間かかったSCANDISKを実行しても、不良セクタが増加していくばかりなのでHDD4の使用をあきらめることにしました。

  2.  HDD4(Western Digital WD Caviar 36400)は購入時6ヶ月保証と聞いていましたので東京に行く機会が有った際('98年10月8日)に購入したお店(若松通商 PS/PLAZA(B1F))に修理に出しました。
     その際のお店の方のお話によれば修理に2〜3ヶ月がかかるとのことでした。 今後、どのように修理されてくるかわかりませんが、修理の経過についても「電気電子工作の部屋」で報告(memorandumの小部屋の「はい、HDDは壊すためにあるのです!!」に掲載しました。)できればと思っています。

  3.  全角のIDでWindows95にログインすると、Personal Webserverプロパティの「ホームページの表示」を選択してもURLが不適となる不具合があります。
     この問題を解決するために新規インストールするWindows98を利用してPersonal Webserverを再構築するつもりでおり、物理的に切り替えるHDD(Windows98)を使用したいと思っていました。 そのため、HDD4の替わりのHDDを再度入手しています。
     '98年10月上旬現在の環境は表3のようになっています。

表3 ハード構成
区分 Windows95環境 Windows98環境
マザーボード GA−586ATE(3/4 Baby AT サイズ)
メモリ 112MB(60ns 72ピンSIMM 計6枚)
HDD HDD1 : 1.6GB IDE HDD (NEC)
HDD2 : 1.0GB SCSI HDD (Quantum)
HDD3 : 4.5GB SCSI HDD (IBM)

HDD論理ドライブ番号
HDD1 : C
HDD2 : D
HDD3 : E,F,C

HDD4 : 6.8GB IED HDD
        (Maxtor 906840D4)
HDD2 : 1.0GB SCSI HDD (Quantum)
HDD3 : 4.5GB SCSI HDD (IBM)

HDD論理ドライブ番号
HDD4 : C,F,G,H
HDD2 : D
HDD3 : E,I,J

その他の
記憶装置
ZIP(SCSI) + 640MB MO(SCSI)

(しかし、こんなにHDDを持っていて何に使うのでしょうかね?)


 ソフトウエアの小部屋へ戻る      ホームページへ戻る

End of This Page.