title0a.gif タイトル画像

DSO Quad − 4 Channel Digital Storage Oscilloscope

末尾の注意事項をお読み下さい。
本ページは金銭授受を伴う行為を含むAuctionや商用Web Pageからの無断リンク
・無断参照を禁じます。
無断リンク・無断参照が判明した時点で然るべき処置をとらさせて頂きます。

 部品・ユニットの小部屋へ戻る   ホームページへ戻る

データ番号

723

区 分

完成品

分 類

計測器

品 名

DSO Quad − 4 Channel Digital Storage Oscilloscope

発売元

製造元 seeed studio

販売先 千石電商

価 格

 19,900円(5%税込み)

主要部品

電 源

内蔵バッテリ
USB 充電

概略仕様

   下記仕様は下記のVersionで確認したものです。 アップデートにより替わることがあります。

  • Hardware Ver 2.60

  • DS203 Mini DSO SYS Ver 1.41

  • DS203 Mini DSO APP Ver 1.41

項  目

内    容

表示

フルカラー 3インチTFT液晶 400×240ドット
垂直 8div 、 水平 10div (水平スクロール操作で137div表示)

サンプルレート

最大72Mサンプル/s (1k〜72Mサンプル/s)

アナログ入力チャンネル数

2チャンネル (CH_A、CH_B)

アナログ入力バンド幅

5MHz

アナログ入力結合

AC/DC選択可。 GNDレベル無し。

アナログ入力垂直分解能

8bit

アナログ入力垂直レンジ

50mV、0.1V、0.2V、0.5V、1V、2V、5V、10V/div
説明書の仕様表では最大感度20mVとなっていますが、当方入手品は50mVが最高感度でした。
ちなみに説明書のTable2では50mV〜10Vとなっています。

アナログ入力最大電圧

80Vpp(X1倍 付属プローブ)  (周波数特性補正用トリマは本体裏面側にあり。)

アナログ波形計測 ΔT:時間軸カーソル2本の間隔
ΔV:垂直実カーソル2本の間隔
計測値表示 9種類同時表示可能

 チャンネル設定、測定項目自由に選択可能。

測定項目

 Vpp(振幅)、Vdc(平均値)、RMS(実効値)、Max、Min、FRQ(周波数)、CIR(不明、単位は時間)、DUT(Duty)、TH(不明、単位は時間)、TL(不明、単位は時間)、Vbt(電池電圧)、FPS(表示回数/秒)

ディジタル入力チャンネル数

2チャンネル (CH_C、CH_D)

ディジタル入力 入力レベル

不明。 L/H しきい値 実測約1.45V

時間軸設定

0.1μs、0.2μs、0.5μs、1μs、2μs、5μs、10μs、20μs、50μs、100μs、200μs、500μs、1ms、2ms、5ms、10ms、20ms、50ms、100ms、200ms、500ms、1s

記録容量

4096点/チャンネル

同期方式

  

AUTO 自動トリガモードです。 トリガレベル調整をしないとオートトリガ失敗するようです。
NORM トリガ掃引モードです。
SINGL 単掃引モードです。 上側ボタン左側で掃引開始(Wait開始)します。
NONE 非同期モードでフリーランとなります。 トリガ開始点で波形記憶開始しているようで、トリガ点では波形が不連続となります。 
SCAN 非同期モードでフリーランとなります。 トリガ開始点で波形記憶開始しているようで、トリガ点では波形が不連続となります。 取説ではMonitoringとなっていますが、NOMEとの違いが分かりません。

  

トリガモード

大小の記号は説明書の説明から引用しています。(Vthの大小記号の使い方逆では?)

立ち下がりエッジ
立ち上がりエッジ
<Vth しきい値より高い
>Vth しきい値より低い
<TL しきい値より低いレベルびパルス時間幅がΔTより短い時間
>TL しきい値より低いレベルのパルス時間幅がΔTより長い時間
<TH しきい値より高いレベルびパルス時間幅がΔTより短い時間
>TH しきい値より高いレベルのパルス時間幅がΔTより長い時間

  ΔT : 画面右下のT1、T2で設定する時間間隔

トリガ選択 CH_A、CH_B、CH_C、CH_D 選択

トリガ位置

水平 5div位置固定

時間軸設定

0.1μs、0.2μs、0.5μs、1μs、2μs、5μs、10μs、20μs、50μs、100μs、200μs、500μs、1ms、2ms、5ms、10ms、20ms、50ms、100ms、200ms、500ms、1s

波形表示

波形表示はチェンネル毎に異なる。

CH_A

アナログ波形表示、非表示 選択可。 波形垂直位置調整可。

CH_B

アナログ波形表示、非表示 選択可。 波形垂直位置調整可。

CH_C

ロジック波形表示(表示垂直幅1div固定)、非表示 選択可。
波形垂直位置調整可。

CH_D

ロジック波形表示(表示垂直幅1div固定)、演算波形表示、非表示 選択可。
波形垂直位置調整可。

演算波形

 A+B CH_A波形とCH_B波形の加算。 感度変更で演算波形も変化。
 A−B CH_A波形とCH_B波形の引き算。 感度変更で演算波形も変化。
 C*D 論理積と思いますが、表示は論理積の反転C*Dでした。
 C|D 論理和のようです。

CH_Dは演算波形表示と兼用になっています。
CH_C、CH_Dの垂直幅は1div固定となっています。 但し、垂直表示位置が調整できます。
CH_A、CH_Bの演算は電圧値ではなく、8ビット変換値の演算です。

信号出力 方形波、正弦波、三角波、のこぎり波出力可能。

方形波

振幅 約2.5V

発振周波数

 10Hz、20Hz、50Hz、100Hz、200Hz、500Hz、1kHz、2kHz、5kHz、10kHz、20kHz、50kHz、100kHz、200kHz、500kHz、1MHz、2MHz、4MHz、6MHz、8MHz

正弦波、三角波、のこぎり波 (疑似波形)

振幅 約2.5V

発振周波数

 10Hz、20Hz、50Hz、100Hz、200Hz、500Hz、1kHz、2kHz、5kHz、10kHz、20kHz

USB接続  2MBのストレージとして認識。 データ追加しても、リアルタイムでパソコン側では認識できない。 USBストレージを一旦切り離し、再度認識させると追加ファイルを認識できる。

BMPファイル

LCD表示をキャプチャしてBMPファイルとして格納。

DATファイル

詳細不明(バイナリデータ)

CSVファイル

4ch全チャンネルの8ビットデータ。
行末がカンマで終わっているので1行5個のデータと認識しておく必要有り。
改行記号は&h0D+&h0Aであると思われるが、下記2ヶ所は&h0Dのみ。
  先頭行のタイトル及び電圧レンジデータとデータ1個目の区切り
  197行目のデータと次の行に相当するデータ。
時間軸、電圧軸の単位変換が不明。

BUPファイル

詳細不明(バイナリデータ)

LCDバックライト輝度 調整可能 : 10〜100%、10%刻み
操作ブザー音量 調整可能 : 0〜100%、10%刻み

質量

バッテリ込み 99.0g

本体外形寸法

W98.5×D59.0×H14.2mm

  

付属基板

付属ケース

無し

外形寸法

追加購入

部品

コメント

  •  WindowsXpより新しいOSではレガシーIOをサポートしなくなっており、パラレルIO接続の「DIGTAL STORAGE SCOPE for PC PCS64i」が使用できない可能性が有り、本製品を購入した。
     

  •  SINGLトリガ時に前の波形が表示される事が頻繁に生じる、C*D論理和表示が反転する、CSVファイルのデリミタの見直しが必要、各種ファイルの説明が無い、CSVファイルの電圧、時間のデータフォーマットが不明など、バグや追加説明が必要。 まだまだアップデートが必要である。
     

  •  NORMトリガ掃引後に波形が消去される。 アナログオシロと同じにする必要はなく、ディジタルオシロなのだから、次のトリガがかかるまで前の波形は消去せずに残して欲しい。 「DIGTAL STORAGE SCOPE for PC PCS64i」は波形が残っており、とても便利であった。 これと同様な機能にして欲しい。
     

  •  周波数単位がCycleになって」いるのに驚いた。 1960年にタイムスリップ。 一体誰がこんな単位にしたのか。
     

  •  まだまだ改善が必要ではあるが、この大きさ、軽量さで、かつ、この価格の本製品は買い。 お勧めの一品。 アップデートが望まれる。 オープンソースと謳っているので、アップデートは行われるであろうが、派生Versionがいくつもできない事を祈っている。  

改 造

その他

(製作例)

 

W190×D110×H50mmと意外に小さいパッケージです。

本当に全付属品あるのか心配になりました。

【 パッケージ外観 】

 

 底面に千石電商の価格シールが貼ってあります。 保証期間確定のために購入日とレジ担当者識別記号をレジで追記していました。

【 パッケージ底面 】

 

開封時DSO本体だけが見えます。

【 開封時状況 】

 

【 梱包箱内部外観 】

 

少し斜めにして撮影しています。

【 DSO本体正面 】

 

【 DSO本体右側面 】

 

【 DSO本体左側面 】

 

【 DSO本体上側面 】

 

【 DSO本体 裏面 】

 

【 付属品 外観 】

 

×1倍固定。 整合用トリマはプローブにはありません。

【 アナログ用プローブ パッケージ 】

 

   同軸部分のケーブル長は実測約1100mmでした。
   カラーリングが複数付属しています。

【 アナログ用フローブ 外観 】

 

【 アナログ用プローブ 先端分解状況 】

 

コネクタは脱着が硬いですが、プローブのボディのおかげで脱着はやりやすいです。

【 アナログ用プローブ 本体側接続コネクタ 】

 

ディジタル用プローブが2組みあります。

【 ディジタル用プローブ パッケージ 】

 

ケーブル長は実測約200mmでした。
クリップは安価なL型フックタイプです。

【 ディジタル用プローブ 外観 】

 

 コネクタ脱着が硬いので、コネクタだけではとても脱着しづらい。 アナログ用プローブのようにボディを太くして欲しい。 使用開始後、すぐにコネクタ部の収縮チューブが外れた。

【 ディジタル用プローブ 本体側接続コネクタ 】

 

【 付属バッテリ 】

 

薄いですが、結構外形寸法が大きいです。

【 付属バッテリ 外観 】

 

 バッテリ収納で裏フタを外す必要があります。 外し方が説明書になく無理矢理開けましたが、上記写真のように横方向にずれせばよかったようです。

【 DSO本体 裏フタ取り外し 】

 

【 DSO本体 裏フタ取り外し状況 】

 

プローブ用補正トリマがここにあります。

【 DSO本体 裏フタ取り外し 本体側外観 】

 

【 DSO本体 裏フタ取り外し 電池実装状態 】

 


製作例 / 動作例

 

 しばらくはビニルシートを貼り付けたままで使用するつもりです。 そのうち、液晶保護シールでも貼り付けるつもでいます。

【 通電時オープニング画面 】

 

【 測定時画面 】

 

【 アナログ出力波形観測(方形波) 】

 

【 アナログ出力波形観測(正弦波) 】

 

【 アナログ出力波形観測(のこぎり波) 】

 

【 アナログ出力波形観測(三角波) 】

 

電池ボックス電子工作(その19)  高エネルギー電磁波検出器用のDCDCコンバータ回路検討時の使用例です。 ブレッドボード上のDCDCコンバータの電圧出力電圧とリップル波形を測定しているところです。

【 実使用例1 】

 

電池ボックス電子工作(その19)  高エネルギー電磁波検出器の検出波形観測時のオペアンプ出力波形とパルス出力波形を観測しているところです。

【 実使用例2 】

    

データ作成者 CBA

 部品・ユニットの小部屋へ戻る   ホームページへ戻る


注意事項


End of This Page.