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ELEKIT PS−474R FMステレオトランスミッタ

 

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データ番号 21
区 分 キット
分 類 高周波
品 名 ELEKIT PS−474R FMステレオトランスミッタ
発売元 嘉穂無線
価 格 2,500円
主要部品 BA1404
電 源 1〜2V 4.6mA(1.5V)
概略仕様  発振周波数 :76〜80MHz(専用コイル付き)

パイロット信号:X'tal発振

 高周波発振 :CR自励発振

  入 力  :ステレオミニジャック(LINE OUT信号用)

付属基板 専用基板
付属ケース 無し
外形寸法 基板単体完成時 W 80mm D 45mm H 20mm
追加購入部品 不要
コメント  当初よりパイロット信号をX'tal発振させていたキット。

 コイル類もコイルボビンを使用しており、製作の再現性は良さそうである。(誰でも完成できる。)

 音質はやや低音が強調気味。(高域不足気味。)

 嘉穂無線のキットは保守部品の購入も可能で、パイロット信号用X'talやICを何個か注文した。  X'talは秋月電子の「FM−ステレオ・トランスミッタ」キット(旧タイプ)に流用させて頂いた。

改 造
その他

(製作例)

   

kit021a3.jpg (30925 バイト)

【製作例】

 電源用リード線用接続部とアンテナ線用接続部が近くにあるのはちょっと考えもの。できれば電源用リード線はアンテナ線用接続部から離れた位置から取り出す。

 

【 高周波出力スペクトル 】

 Giga−Siteスペクトラム・アナライザ / トラッキング・ジェネレータで周波数スペクトルを観測した結果を示す。

 発振有無時のスペクトルを測定し、その結果の画像を画像処理して重ね合わせた結果を下記する。 薄いオレンジ色の部分が発振有り時の周波数スペクトル、薄い灰色の部分が発振無し時の周波数スペクトル。 本ケースの場合、ATTuv=45にゲインを上げている。

 基本波部分を詳細に観測したものが下記画像。 周波数分析結果では心配するような寄生発振はしていない。

 

kit021b1.gif (17063 バイト)

【 センタ 80MHz スパン12. 5MHz スペクトル観測例 】

 

 次に、高調波を観測したものが下記画像。 高調波は−20dB以下に抑えられている。 どうも、本キットの発振部では80MHzの他に若干40MHz成分(約−50dB)も発生しているようである。

 この40MHzの高調波が出力段の高周波増幅部で増幅されて40MHzの基本波(約−50dB)より大きい第3次・第5次高調波が発生している。

 

kit021c1.gif (19591 バイト)

【 センタ 150MHz スパン200MHz スペクトル観測例 】

 

データ作成者 CBA

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