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Memorandumの小部屋

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電池ボックス電子工作(その2)

どこでもマイクアンプ(コンデンサマイク付き)

 

1.背景

 電気電子工作の部屋では、キットを製作して紹介しております。 このとき、音を発する場合は、その音声を録音して公開しております。

 この録音は、95年頃購入したサウンドカードに付属していたダイナミックマイクを使い古したラジカセに接続し、このラジカセのライン出力を(自作ミキサーを経由させて)パソコンのライン入力に接続しています。

 

【 お世話になっているラジカセとマイクです。 】

 

 この構成で、マイクを使って入力した音声をパソコンで直接(LIVEで)聞いたときには特に問題はないのですが、録音をして再生すると約10kHz付近の発振音が録音されてしまいます。 通常は常時音声がある音声ソースを録音しているので少し我慢すれば聞くことはできますので、このラジカセとマイクを利用しておりました。

 ところが、「Metronome Kit / MK106」の音声を録音するときに、メトロノームの音と音の間は無音状態となってしまいます。 この場合、無音時に約10kHzの発振音がとても目立ってしまいました。

ラジカセ利用時、「Metronome Kit / MK106」の録音サンプル

 さすがに我慢できないということで、マイクアンプの自作モードに突入します。

 

2.どこでもマイクアンプ(コンデンサマイク付き)の仕様

 「どこでもマイクアンプ(コンデンサマイクつき)」の仕様を下記します。  従来のラジカセ利は大きくて電源も必要でしたので、自作に際してはそれなりに小型とし、電池駆動式とすることにしました。

表1 どこでもマイクアンプの仕様
項目 内容
電源 単三乾電池3本(4.5V)
マイク入力 ダイナミックマイク1系統(入力ゲイン調整無し)。
コンデンサマイク入力

コンデンサーマイク入力1系統。

FMステレオトランスミッタキット(新版) (K-86)付属のコンデンサマイクを利用します。

ジャンパピンを設けて、コンデンサマイクを無効にできるようにします。

半固定VRを設けて感度調整をできるようにします。

ケース 秋月電子通商の「電池ボックス 単3×4本用(フタ付プラスチック・スイッチ付)[SBH-341-AS]」を使用。

 

3.どこでもマイクアンプ(コンデンサマイク付き)の製作

 「どこでもマイクアンプ(コンデンサマイクつき)」の回路図を下記に掲載します。

【 回路図 】

 

【 完成外観 】

 

リード線用の穴の部分がコンデンサマイクの集音部です。

【 完成品外観 】

 

コンデンサマイク、LEDのまわりにスポンジを詰めて部品を固定しています。

【 完成品内部 】

 

 従来のラジカセを利用した場合と、「どこでもマイクアンプ(コンデンサマイクつき)」を利用した場合の録音サンプルを下記に掲載しておきますので、聞き比べてみて下さい。

 なお。「どこでもマイクアンプ(コンデンサマイクつき)」は内蔵コンデンサマイクでの録音です。 

 

  (a) ラジカセ利用時、「Metronome Kit / MK106」の録音サンプル

  (b) 「どこでもマイクアンプ(コンデンサマイク付き)」利用時、、「Metronome Kit / MK106」の録音サンプル


 本ページの製作に用いる部品を有償で提供します。 提供内容の詳細はパーツ有償サービスのページを参照願います。 


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