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FMステレオトランスミッタキット(新版) (K-86)

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データ番号 261
区 分 キット
分 類 高周波
品 名 FMステレオトランスミッタキット(新版) (K-86)
発売元 秋月電子通商
価 格 1,000円
主要部品 NJM2035 2SC1213 2SK192A
電 源 1.5V(単三乾電池) 10mA

概略仕様

コンデンサマイク入力/ライン入力切り替え可能(ジャンパーピン設定)
付属基板 専用基板 AE-STEREO-TX
付属ケース ポリカーボネートケース(P-00358)入り (95x65x23mm)
外形寸法 基板単体完成時 W 72mm D 47mm H 15mm
追加購入

部品

−P-76 (パーツ−76) アクリルケース [SK-5] 90×70×24mm  ◆C基板(71×47mm)が丁度入ります。 ※とても傷つきやすいのでなるべく10個単位で注文下さい。(包装されています) 10個単位だと割安です。
コメント 注意

 下記コメントは当方の製作ミスの可能性もあります。 あくまでも主観的な内容ということでご覧願います。

1.高周波部

 前版のFM−ステレオ・トランスミッタの改良版とあるが、実際に調整して下記の印象を持った。

  •  RF2段になりバッファ回路が追加されたが、思ったほど安定度が改善されたような印象は無い。
     (前版のFM−ステレオ・トランスミッタの方が安定している。)
  •  コア付きボビンのコア調整で周波数調整が容易になったかと期待したが、コアの回転に対して周波数の変化が大きいため、逆に周波数調整は前より難しい印象を持った。
  •  RF出力は前版のFM−ステレオ・トランスミッタより(相当)低下しているようである。 

 Giga−Siteスペクトラム・アナライザ / トラッキング・ジェネレータで周波数スペクトルを観測した結果 、帯域が広がっていることが観測された。 過変調というより異常発振をしている感じである。 アンテナのリード線を変えることで若干は改善されたが、前版のFM−ステレオ・トランスミッタとまではいかなかった。

 

2.低周波部

  •  Audio部は入力回路が2系統切り替え対応に機能向上している部分は買いであるが、NJM2035Dの回路構成は前と同じであり、キュルキュル音が依然と発生する回路である。 とても音楽などを聞くような用途には向かない。  せめてSUB-CARRIER BALANCE回路の調整くらいはできるようにして欲しい。
  •  Audio部の入力調整VRは左周りで音量が大きくなるようになっている。 パターンをみても右まわりにできる余裕がある。 「アートワークくらい、もう少し考えてよ 。」と言いたい。

 

3. その他

  •  ケース材質がアクリルからポリカーボネイトに変更となっており、ケース穴開け加工がとてもやりやすかった。
  •  ケースの寸法が従来より一回り小さくなっているので部品配置は従来と同じにはできない。

 

4. まとめ

  •  キットは再現性が命である。  前版のFM−ステレオ・トランスミッタの回路構成では4台程度製作しているがすべてうまく製作できており、作り辛い部分もあるが再現性の良さが感じられた。
  •  それに比べて、今回の新版は作り安さや組立易さの点は改善されているが、上記のように機能面で十分満足いく結果が得られていない。  今のところ期待はずれである。
  •  価格の割には部品点数も多く両面ガラスエポキシ基板を使用している。 コストアップ無しに新版をリリースした努力は買える。
改 造
その他

(製作例)

      

【 キット パッケージ 】

 

【 キット ケース内構成部品 】

 

【 基板 】

 

【 キット校正部品 電子部品1 】

 

コンデンサマイクは1個は表面、1個は裏面を撮影しています。

【 キット構成部品 電子部品2 】

 

LRそれぞれ独立して内蔵マイクとライン入力を切り替えられるようにしています。

【 製作例 】

 

【 製作例 左マイク 】

 

銅テープ部は単に穴開けミスを隠すためで、特に意味はありません。

【 製作例 右マイク 】

 

データ作成者 CBA

 

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