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Memorandumの小部屋

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ZIPドライブ解体新書

保証期間内のモノは分解せずに素直に修理に出そう!!

外せないネジはハンドドリルでネジの頭を削ろう!!

【事の始まり】

 それはある日突然やってきました。 HPの更新を終了してバックアップをZIPにとろうとして、ZIPディスクをZIPドライブに差しました。ところがいつものようにカチャという音ではなく、カチャカチャとヘッドを2回動かす音がして、ZIPドライブのアクセスランプは点灯しないし、Exploreもドライブの準備が出来ていないと文句を言ってきました。 数回トライしても症状は変わりません。

 ちなみに、パソコンを再起動するとSCSI部は認識しているようです。インターフェースの問題ではなく、ZIPドライブ内部の問題のようです。

 ここが決断の時です。 まだ保証期間内(購入してから6ヶ月です。)なので、このまま販売店に持っていって修理してもらうか、それもと一度は内部を確認すべきか?

 迷ったあげく?、一度はZIPドライブの内部を見てあげないとお別れがつらいので、ちょっとだけ分解してあげることにしました。 はい、これが間違いの始まりでした。 最終的には、ヘッド部分まで分解してしまい、販売店に返却することができなくなりました。 それだけではもったいないので、解体結果をHPのコンテンツとして活用してあげることにしました。

【深みにハマル】

 まず手始めにケースを外さなければなりません。 外観上、ケースは上下2つに分割できそうです。 引っかけ部分を触るための穴が左右側面(以下、ZIPドライブの水平設置を基準に上下左右を記載します。)の合計3カ所見受けられます。 どのような引っかけ方式になっているか分かりませんでしたのでいろいろ試してみてやっと、ケースを2つに分割できました。その後何度かケースの分解組立を行い、最終的なケースの分解手順を自分なりに決めました。

 ケース分解手順を表示する。

 (上記の行をクリックすれば、ケース分解手順を表示します。)

 分解状況を表示する。

 (上記の行をクリックすれば、通常の分解状況を表示します。)

 ここまでの分解ではトラブルの原因らしきところは見あたりません。強いて言うならば、ヘッド先端部のワイヤが何となく変形しているような感じです。下側のヘッドのワイヤはきれいに円弧を描いていますが、上側のヘッドのワイヤはグシャと潰れたようになっています。

 素直に、ここで止めればまだ販売店に返却できたのですが、どうしてもヘッド部分が気になって、もしかすればヘッド部分になにか不具合があるのでは?との疑惑が持ち上がり、とうとうヘッド部分も分解することにしました。 この誘惑に負けた時点で販売店への持ち込みをあきらめました。

 ここで、難問が持ち上がりました。分解状況表示のところにも記載したようにヘッド部にはヘックスローブネジ(星型の凹みのあるネジ)が使われております。このネジは専用の道具がなければ緩めることができませんが、残念ながらこの道具を所有しておりません。

 で、どうしたかというと、ハンドドリルでネジの頭を削るという暴挙にでました。余分に削らないようにするため、ハンドドリルを使用することをお勧めします?? この方法は意外とうまくいきます。組み立てるときにはヘックスローブネジの代わりにM1.7程度のネジで締め込むことができます。

 ヘッド部分解を表示する。

 (上記の行をクリックすれば、ヘッド部の分解状況を表示します。)

 なお、後日調べるとヘックスローブネジ用の工具はパーツ屋サンやDIY店で入手できそうです。(でも2〜3,000円と高いですね。) お金さえかければ前記の暴挙をしなくて済みそうです。

 結局ここまで分解しましたが、前述の上側ヘッド部のワイヤ以外に不審な点は見受けられませんでした。 もちろん、電子回路部を確認したわけではありませんので回路不具合かどうかの判断はつきません。

【分解その後】

 しかし、各種バックアップ用のZIPがダウンしたのは痛手でした。 すぐに代品を購入しようと近所のパソコン屋に行きましたが外付けDOS/V用SCSIタイプのZIPドライブがありません。 MAC用・パラレルポート用・内蔵用は売っているのに、欲しい外付けDOS/V用SCSIタイプだけがありません。 インターネット上のオンラインショップを探しましたがほとんどZIPドライブが掲載されていません。 もう、ZIPドライブは売れなくなったのかな? と、思ってしばらく我慢していました。 でも、3週間後に再度パソコン屋を訪れると外付けDOS/V用SCSIタイプを前回購入した値段(18,800円)で売っていましたので早速ゲットしました。 秋葉原に比べればちょっと高いかもしれませんが、田舎では商品があることに価値があるのです。

 ちょっと、残念なのが従来は濃紺で多少の汚れは気付かずに済んでいたのに、今回はアイボリィーホワイトのため汚れが目立ってしまいます。 まあ、ケースが汚れれば、前の濃紺のケースと交換すれば済む話ではありますが。 ケースの分解方法も分かっていることですし。

 でも、最近のお店での取扱量などを考えれば、IOMEGAさんの商品戦略がちょっと理解できません。JAZドライブも今となってはそれほど魅力はありませんし。

 

【 教 訓 】

保証期間内の故障は、分解なんかせずに素直に販売店に返却しましょう。

 

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