Memorandumの小部屋
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秋月電子通商のドリル刃を
樹脂製ケース用センタポンチとして使おう!!
金属にドリルで穴をあけるときにはセンターポンチを使って中心をだし、ドリル刃先のぶれを防止しますが、樹脂製ケース(特にアクリル製)の場合はセンターポンチを使うわけにはいきません。そのため、樹脂製ケースの場合はキリを使って下穴をあけていました。
キリを使うと力加減によっては樹脂製ケースにヒビを入れたり、ひどい場合には割ってしまいます。この対策としてドリル刃を使って下穴をあけると上手に加工ができます。径の小さい穴や位置精度を出すためには、なるべく径の小さい下穴をあけなければなりません。
このときに使用しているのがφ1程度のドリル刃です。このとき、電気ドリルやハンドドリルを使えればいいのですが、微妙な穴あけ作業は難しいものがあります。そのため、φ1程度のドリル刃を手に持って作業しています。
しかしながら、普通のφ1程度のドリルは手で持つには小さくて力が入らず作業性が悪てたまりませんでした。数百円ですがピンバイスを使えばもっと作業性は良くなるのですが、わざわざ買うほどのことはないと思っていました。
ミニドリルを貸し出しているため、普通のドリルを使えるようにとチャック部の径が大きい秋月電子通商のNC用超硬ドリルチップをかつて購入していました。このドリル刃を使って樹脂製ケースの下穴あけ用に使ってみると意外と使い易いようでした。このドリル刃の概要は下記のようになっています。
超硬ドリルチップは再研磨品となっていますが、見た目にはどこが再研磨品なのかよく分かりませんでした。 また、切れ味に不満はありません。アマチュア用としては問題なく使用できるでしょう。 ちなみに、0.70mm(ドリル刃拡大画像の上側)と1.00mm(ドリル刃拡大画像の下側)を購入済みです。 店頭には1.25mmまでのものがあったように記憶しております。
広告の記載によれば、このドリル刃は硬くはありますが、非常に脆いので高速回転(4000rpm以上)で軸ぶれのないボール盤で使用するようにとなっています。 たしかに脆いようで、ちょっと偏心して使うと簡単に折れるようです。 使用時には偏心しないように気を付けましょう。 でも、もともとφ1程度のドリル刃は簡単に折れますので相対的にどの程度脆いのかは分かりません。ドリル刃先部分のしなやかさは、普通のドリル刃ほどはないようです。 ドリル刃の軸径が3.15mmから約1mmの刃先径に細くなっている部分に応力が集中しますので、この部分でよく折れます。
先にも記載しましたが、この超硬ドリルチップはチャック径の大きい電気ドリル(ボール盤)やハンドドリルに使用するつもりで購入したものです。 ミニドリルをお持ちでない場合には、この超硬ドリルチップを使ってみるのもよいでしょう。 ただし、偏心させないように使用しましょう。 ドリル刃が折れると危険です。目や体を近づけて作業しないようにしましょう。 できれば防護板を設けましょう。
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