Ｎｅｘｕｓ７生き返って！強制充電の巻

Ｍｅｍｏｒａｎｄｕｍの小部屋

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ＮＥＸＵＳ７生き返って！の巻

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　たまりません、また、ＮＥＸＵＳ７（２０１２）が起動しません。　未使用時でもＡＣアダプタで常時充電していましたが、今回は誤ってＡＣアダプタに１００Ｖａｃを給電できていませんでした。　またもや過放電がと思いながらＡＵＳＵのサポートＷｅｂを利用して再起動を試みました。

出典元　https://www.asus.com/jp/support/faq/1007448

【　ＦＡＱ　：　ＮＥＸＵＳ７電源が入らない　】

　この手順、どれだけ時間をかけて対処しろというのでしょうか？　電池管理の製品欠陥を隠匿する（欠陥でないと言い張る）ために説明されている手順と認識しています。　失敗を失敗と素直に認めることにできない、これを設計したエンジニアは、エンジニアとしてのプライドはないのでしょうね。

　話を元に戻して、とにかくこの手順に則って回復を試みますが、うまくいきません。　何日もかけて、手順その①に後戻りしては試みました。　そのうち、何かの拍子にやっと起動してくれました。　久々に見る起動画面を眺めていると見慣れない画面が表示されていました。

【　最適化中の画面　】

　「最適化？」と思いながら起動するのを待っていると、あれれ？　画面が白くなって、その後は画面が消えてしまいました。　仕方ないので再起動しようとしても電源オンしません。　また振り出しに戻ったようです。
　諦めもせずに手順その１①から繰り返します。　いつのまにか電源オンしては「最適化」で画面が消えるということを何度か繰り返しました。　さすがに我慢も限界です。
　ＮＥＸＵＳ７が無くなればこのようなストレスも無くなります。　ＮＥＸＵＳ７を床に投げつけてスッキリしようした直前に、ふっと殻割りしてＮＥＸＵＳ７のリチウム電池をとっちめてやろうと思い至りました。　裏蓋の開け方をＷｅｂで調べました。　何と、道具も不要で、とても簡単に裏蓋を開けることができました。

【　ＮＥＸＵＳ７　裏蓋をあけた状態　】

【　ＮＥＸＵＳ７　裏蓋内側　】

【　ＮＥＸＵＳ７　本体内側　】

　とっちめようとしたＮＥＸＵＳ７のリチウム電池と思われる部品が本体内側に収納されていました。　しかし、電線が６本もあります。　何かとても複雑なことをしているのかと思い、この配線の両端のカバーをめくりました。

【　本体側コネクタ接続部　】

【　リチウム電池側　配線接続部　】

　ちなみにリチウム電池を裏返すと仕様が印刷されていました。　ＮＥＸＵＳ７のリチウム電池はリチウムポリマー電池で、最小容量は３．７５Ｖ　４．０６Ａｈとなっていました。、

【　リチウム電池銘板　】

　リチウム電池側の配線を確認すると赤色電線２本がリチウム電池の＋側、黒色電線２本がリチウム電池の－側のようです。　また、赤色電線と黒色電線の両端電圧を測定すると３．２Ｖでした。　これではまともな起動ができるはずがありません。
　この結果から、電池管理の欠陥はほぼ確定です。　充放電特性を実測すれば欠陥をさらに追及できます。　しかし、ここは追及するのではなくＮＥＸＵＳ７を生き返すことが最優先です。　幸いにもリチウム電池電圧が低いのが原因のようですので、リチウム電池充電器でこのリチウム電池を充電すればよいだけです。　ここで、下記のキット、モジュールを探し出して充電を試みました。

【　リチウムイオン電池充電キット (AKIT-4057S)　】

【　リチウムイオン電池充電器（ｍｉｎｉ　ＵＳＢタイプ） (PRT-10401)　】

　これらのリチウムイオン電池充電器とＮＥＸＵＳ７リチウム電池を接続し充電できるかを試したところ、いずれも充電をすることができそうでした。　最終的には「リチウムイオン電池充電キット (AKIT-4057S)」を使ってフル充電をしました。　ただし、何があるかわかりませんので、電池電圧監視として極小電圧表示器（赤） (VM3D-30V-036(赤))（電源別給電）を接続して監視しています。　なお、この電圧計は正確に測定できないようですので絶対値を信用せずに、変化量の指標として利用しています。　また、充電は人が近くにいるときに限定して充電しました。