title0a.gif タイトル画像

0805 SMD inductor Assorted KIT (0805-1NH-22UH)

末尾の注意事項をお読み下さい。
本ページは金銭授受を伴う行為を含むAuctionや商用Web Pageからの無断リンク
・無断参照を禁じます。
無断リンク・無断参照が判明した時点で然るべき処置をとらさせて頂きます。

 キットの小部屋へ戻る   ホームページへ戻る

データ番号

1907

区 分

部品

分 類

アクセサリ

品 名

0805 SMD inductor Assorted KIT (0805-1NH-22UH)

発売元

入手先

 

AliExPress

販 売

 

XINGLIANDA Store

製 造

 

価 格

807円(クーポン・送料込)

主要部品

電 源

概略仕様

 

概要

チップ部品のインダクタ1種類当たり10個を30種類まとめたセットです。

定格容量

1nHオーダ

1 , 1.8 , 3.3 , 4.7 , 5.6 

10nHオーダ

10 , 15 , 27 , 33 , 47 , 82

100nHオーダ

100 ,  150 ,  220 , 270 , 330 , 470 , 680

1μHオーダ

1 , 1.8 , 2.2 , 2.7 , 3.3 , 3.9 , 5.6 , 6.8

10μHオーダ

20 , 12 , 15 , 22

部品サイズ

ミリサイズ2012品 : 長さ2 x 幅1.25 mm (0.08 x 0.05インチ)

(高さ 実測約0.8mm)

  

付属基板

付属ケース

外形寸法

基板単体 W 1.25mm D 2.0mm H 0.8mm (インダクタ単体)

追加購入

部品

コメント

改 造

その他

(製作例)

 

 販売価格は816円となっていますが、これにストア割引が適用されて、実質809円で購入 できました。

【 購入時の商品Webページ 】

 

【 パッケージ外観 】

 

 チップ部品10個入りのリールテープカット品が30片入っています。 各カット品には定格インダクタンス値相当のスタンプが押されています。

【 収納品外観 】

 

【 1nHオーダのテープカット品(5種類) 】

 

【 10nHオーダのテープカット品(6種類) 】

 

【 100nHオーダのテープカット品(7種類) 】

 

【 μHオーダのテープカット品(8種類) 】

 

【 10μHオーダのテープカット品(4種類) 】

 

目盛りは1mm間隔です。

【 インダクタ寸法確認 】

 

インダクタ色は白色と黒色の2種類が混在していました。

【 インダクタ外観 】

  


動 作 確 認 

  「高精度LCRメータDE−5000」と「チッププローブ  TL−22」を用いて下記のインダクタのインダクタンスを実測してみました。

 

インダクタ定格値

測定状況(100kHz)

1nH

測定値不安定

10nH

測定値不安定

100nH

測定値不安定

1μH

1.0047μH Rs=0.02Ω

10μH

11.828μH Rs=0.69Ω

 

 

測定値表示は常に変化して不安定でした。

【 100nH測定時状況 】

 

 インピーダンス測定方法としてRFワールドNo.46のP98〜P110に富井里一(Tommy Reach)氏著「VNAで低/高インピーダンスを測るテクニックとziVNAuによる測定例」の記事があります。 これを参考にして実測してみました。

  •  測定には「LiteVNA64」を利用しました。
     

  •  測定は比較的低い周波数レンジ50k〜50MHz、全周波数レンジ50k〜4000MHzの2通りで測定しました。
     

  •  キャリブレーションは「LiteVNA64」付属のキャリブレーションキットを利用 しました。
     

  •  VNA用アプリケーションはNanoVNA−App v1.1.209を利用しました。
     

  •  キャリブレーション時のAveraging回数は8回としました。
     

  •  測定点数は1024点/測定としました。
     

  •  測定時の設定はデフォルトとしていました。 ただし、改めて確認するとPoint RBW=80Hzとなっていました。
     

  •  参考図書では測定方法として図1に(a)反射法、(b)シャント・スルー法、(c)シリーズ・スルー法の3とおりが記載されています。 今回はこの3とおり全てで測定してその結果を比較しました。 なお、表記として反射法を「反射」、シャント・スルー法を「シャント」、シリーズ・スルー法を「シリーズ」としています。

 

 チップ部品を測定する際に重要なのがDUT(被測定回路網)です。 今回、チップ部品専用のDUTを(手抜き)製作しました。 下記画像がDUTです。 製作に用いたSMA−Rコネクタは、かつて秋葉原 や大阪日本橋を歩き回ったときに見つけて衝動買いしたものです。 メーカー、型式は不明です。

 

 左から反射用、シリーズ用、シャント用です。 1nHのインダクタをハンダ付けしています。

【 自作DUT 】

 

 インダクタ1nH、10nH、100nH、1μHの4種類を測定しました。 測定結果を下記に掲載します。 測定結果をスミスチャートで表示することが一般的だと思いますが、高周波回路に接する機会の多くない方でもインピーダンス変化を実感できるようにインダクタンス、キャパシタンスで表示することにしました。 また、計算でレジスタンスも算出していますが、注記(いや釈明、いやいや言い訳)が多くなるので掲載するのをやめました。 なお、測定結果の数値はチップ部品を含めたDUT としての特性を測定・算出した数値となっています。 チッブ部品単体の測定値ではありません。、

 

【 1nH品測定結果(低い周波数域) 】

 

【 1nH品測定結果(全周波数域) 】

 

【 10nH品測定結果(低い周波数域) 】

 

【 10nH品測定結果(全周波数域) 】

 

【 100nH品測定結果(低い周波数域) 】

 

【 100nH品測定結果(全周波数域) 】

 

【 1μH品測定結果(低い周波数域) 】

 

【 1μH品測定結果(全周波数域) 】

 

 VNAを用いることで、1nH品でも再現性のあるそれなりの測定結果を得ることができました。 また、周波数によってインピーダンスが大きく変化し、また、誘導性/容量性と性質が変化する様子が みてとれました。

   

データ作成者 CBA

 キットの小部屋へ戻る   ホームページへ戻る


注意事項


End of This Page.