title0a.gif タイトル画像

LiteVNA64

末尾の注意事項をお読み下さい。
本ページは金銭授受を伴う行為を含むAuctionや商用Web Pageからの無断リンク
・無断参照を禁じます。
無断リンク・無断参照が判明した時点で然るべき処置をとらさせて頂きます。

 キットの小部屋へ戻る   ホームページへ戻る

データ番号

1698

区 分

部品

分 類

計測器

品 名

LiteVNA64

発売元

プランド Yeyetii 、 出荷元 Yeyetii 、 販売元 Yeyetii
購入先 Amazon.co.jp

価 格

17,847円(10%税込)

主要部品

電 源

内蔵電池 (USBポート充電)

概略仕様

   

概要

ベクトルネットワークアナライザ

供給電源

USB TypeC 5Vdc±0.5Vdc 最大1A

内蔵電源

内蔵リチウム電池 3.7V 2000mAh

測定ポート

ポート数:2ポート

S11 : PORT1反射係数

S21 : PORT1 → PORT2の透過係数

周波数範囲

50kHz〜6300MHz

ダイナミックレンジ

>70dB (キャリブレーション後 3GHz未満)
>50dB (キャリブレーション後 3GHz以上) 

S11ノイズフロア

<−50dB (キャリブレーション後 3GHz未満)
<−40dB (キャリブレーション後 3GHz以上) 

掃引スピード

LiteVNAのWeb上の
Specifications
 

550点/s(Single Channel)
800点/s(Dual Channel)

LiteVNA_User-Guide.pdf(*1)の
LiteVNA Specifications

550点

*1
http://nanovna.com/wp-content/uploads/2021/11/LiteVNA_User-Guide.pdf
 

掃引点数

 

LiteVNA本体操作時

21〜1001点 (*2)
任意数値設定可能

PCソフト操作時
(USB経由操作)

1〜1024点
11、22、51,101,201,401,801,1024のいずれか選択

*2
 本Web初回公開時、LiteVNAのWeb(https://www.zeenko.tech/litevna)記載のSpecificationsでは21〜1024点となっていました。
 また、「http://nanovna.com/wp-content/uploads/2021/11/LiteVNA_User-Guide.pdf」のLiteVNA Specificationsでは10〜1001点となっていま した。
 

RFコネクタ

SMA−Jコネクタ

LCD

3.95インチ TFT LCD (480×320)

測定パラメータ
FORMAT

・ LOGMAG

・ PHASE

・ DELAY

・ SMITH

・ SWR

・ RESISTANCE

・ REACTANCE

・ POLAR

・ LINEAR

・ REAL

・ IMAG

・ |Z|

・ Q FACTOR

     

付属品

メニュー体系マップ 1枚(英文、中文)

測定用ケーブル 2本

キャリブレーション用コネクタ 4種類各1個

PC用USBケーブル 1本

ストラップ 1本

 上記表中のURLは、本Webページ初回公開時のURLです。 最新のURLは「LiteVNA64」で検索して探すことをお勧めします。
     

付属基板

付属ケース

付属

外形寸法

本体(テストリード除く) W 132.2mm D 18.4mm H 76.5mm

追加購入
部品

コメント

  •  周波数範囲が6300MHzと高い周波数となっていますのでWiFiの2.4GHz帯と5GHz帯の両方をカバーできます。 しかし、UHF帯以上では再現性良く測定するのは難しいことを実感しています。 絶対値を求める測定ではなく、大まかな特性を知るための測定に用いるつもりで利用する のに適した計測器だと思っています。

改 造

その他

(製作例)

  

【 パッケージ外観1(輸送梱包) 】

 

緩衝材も無く、上記状態で輸送梱包に入っていました。

【 パッケージ外観2(商品梱包) 】

 

【 パッケージ外観3(商品外箱) 】

 

【 パッケージ外観4(外箱フタ取外し後) 】

 

【 パッケージ外観5(メニュー体系マップ取出し後) 】

 

【 パッケージ外観6(本体取出し後) 】

 

 中敷き透明カバーにホコリ状のゴミが沢山付いていました。 どのように保管されていたのかとても心配になりました。

【 パッケージ外観7 】

 

【 パッケージ外観4(中敷き取外し後) 】

 

【 構成品 】

 

【 メニュー体系マップ(英文) 】

 

この面には汚れ(黒色擦れ)が目立ちました。

【 メニュー体系マップ(中文) 】

 

【 本体外観1 】

 

【 本体外観2 】

 

 コネクタ部はPORT1・PORT2と印刷されていました。 画像では分かり辛いですが、印刷はとても雑で、文字の縁が滲んで見えます。

【 本体外観3 】

 

【 本体外観4 】

 

【 本体外観5(コネクタ部分拡大) 】

 

【 本体外観6 】

 

【 本体外観7 】

 

【 本体外観8 】

 

【 本体外観9(裏面) 】

 

同軸ケーブル部分長さ:約277mm

【 測定用ケーブル外観1 】

 

【 測定用ケーブル外観2 】

 

【 キャリブレーション用コネクタ パッケージ外観 】

 

左側より1個目

S21用(キャリブレーションTHROUH用)
上記付属SMAコネクタの同軸ケーブル接続用

左側より2個目 
 

LOAD用コネクタ(50Ω抵抗内蔵)
(スミスチャート中心相当)

左側より3個目

SHORT用コネクタ
(スミスチャート0±j0相当)

左側より4個目 

OPEN用コネクタ
(スミスチャート∞±j∞相当)

【 キャリブレーション用コネクタ外観1 】

 

これらコネクタを追加購入しようとすると、それなりのコストがかかります。

【 キャリブレーション用コネクタ外観2 】

 

【 キャリブレーション用コネクタ外観3 】

 

ケーブル部分長さ:約1000mm

【 PC用USBケーブル外観1 】

 

【 PC用USBケーブル外観2 】

 

【 ストラップ外観 】

 


動 作 確 認  (立上げ)

 

表示抜粋

Software copyright @DiSlord,@edy555 et al
 DONATE for support:https://paypal.me/DiSlord

 https://LiteVNA.org/
FW Version:v1.1.01
Build Time:Dec 27 2021 - 09:37:51

Has FPU:Yes
Time:1970/01/03 Sat 08:30:50(LSE)
Batt:4.03V

【 オープニング画面 】

 

上段 : NanoVNA−H
下段 : LiteVNA64

【 VNA 2機種 外観比較 】

 

 LiteVNA64をパソコンに接続して利用することもできます。 パソコン用のアプリケーションはLiteVNAのサポートHP(https://www.zeenko.tech/litevna)のWebページ下段にある「Latest firmware and soft...」ボタンからダウンロードできます。 

 

【 LiteVNAサポートHP(https://www.zeenko.tech/litevna) 】

 

【 LiteVNAサポートHP上のLiteVNA Specifications 】

 

【 「Latest firmware and soft...」リンク先 】

 

 上記の「NAnoVNA−App_209.rar」を解凍することで、LiteVNA64用のアプリケーション「NanoVNA-App.exe」を入手できます。 LiteVNA64をパソコンに接続して「NanoVNA-App.exe」を起動すると、LiteVNA64のLCD画面上にLiteVNA USB MODEと表示されます。

 

【 PC接続時のLCD表示 】

 

 「NanoVNA-App.exe」では測定結果を最大4グラフ同時表示できます。 また2グラフ同時表示では2通りのタイル表示、3グラフ同時表示では6通りのタイル表示、4グラフ同時表示では13通りのタイル表示からいずれか1種類を選択できます。

 

【 グラフのタイル選択メニューWindow 】

 

 また、各グラフ表示は39種類のグラフタイプから1つのグラフタイプを選択して表示します。

 

【 グラフのタイプ選択メニューWindow 】

 

 以下に1グラフ表示と4グラフ表示の例を掲載します。

 

【 1グラフ表示例 】

 

【 4グラフ表示例 】

 

 測定結果は「S1P」、「S2P」、「CSV」の3種類で保存できます。 測定結果のサンプルを保存したときのファイルの一部を下記に掲載します。 なお、Date行の日時はぼかし処理しています。 保存フォーマットに迷ったときは「S2P」にすればよいようです。

 

【 サンプル1 「S1P」フォーマット 】

 

 右側4列はS12,S22用のデータですが、LiteVNA64では未測定なので数値は0になっています。

【 サンプル2 「S2P」フォーマット 】

 

 サンプル2 「S2P」フォーマットのデータ部分のみのフォーマットとなっているようです。 残念なことにデータのデリミタがセミコロン「;」となっていました。

【 サンプル3 「CSV」フォーマット 】

 


動 作 確 認  (測定例)

 LiteVNA64の特徴である周波数測定範囲の全帯域(50kHz〜6300MHz )でスイープした測定例を以下に掲載します。 とても高い周波数の測定をしますので、キャリベレーションがとても重要になります。 ここでは、キャリブレーションに用いる伝送路による測定結果の違いを確認してみました。

 キャリブレーションは下記の3通りで試してみました。 SMAコネクタ接続作業は専用トルクレンチを用いるのが望ましいですが、そのような高価な物は持ち合わせていません。 山勘ハンドトルクレンチ方式で手回し取付けしています。
 

方法

PORT1側

PORT2側

同軸ケーブル

付属同軸ケーブル
長さ 約277mm

付属同軸ケーブル
長さ 約277mm

セミリジッド

直径 約2.2mm
長さ 約160mm

直径 約2.2mm
長さ約220mm

直結

無し(被測定体直結)

付属同軸ケーブル
長さ 約277mm

 

1. 20dBアッテネータの測定

 USB−SA44−ABAに含まれていた20dBアッテネータVAT−20+を測定し た結果を下記に掲載します。 測定結果は「NanoVNA-App.exe」の「Graph」ボタンを用いて測定結果imageキャプチャしました。

 

【 同軸ケーブルによる測定時の状態 】

 

赤色ライン : S11
白色ライン : S21

縦軸 : 10dB/div
横軸 : 50kHz〜6300MHz
測定点 : 1024点

【 同軸ケーブルによるキャリブレーション後の測定結果 】

 

中古セミリジッドを多少無理やり曲げて測定しています。

【 セミリジッドケーブルによる測定時の状態 】

 

赤色ライン : S11
白色ライン : S21

縦軸 : 10dB/div
横軸 : 50kHz〜6300MHz
測定点 : 1024点

【 セミリジッドケーブルによるキャリブレーション後の測定結果 】

 

【 直結による測定時の状態 】

 

赤色ライン : S11
白色ライン : S21

縦軸 : 10dB/div
横軸 : 50kHz〜6300MHz
測定点 : 1024点

【 直結によるキャリブレーション後の測定結果 】

 

 伝送路の影響評価はS11の波打ち具合で判断しました。 安易ではありますが、キャリブレーション後のS11測定結果に含まれる波打ち状態が小さいほど伝送路の影響が小さいと判断しました。

 上記結果より、伝送路の影響は直結<セミリジッド<同軸ケーブルとなりました。 やはり直結が最も良く、不要な伝送路を用いない方法(もしくは幾何学的な変形が無い状態)がベストだと判断しました。 しかし、いつも直結できるわけではありませんので、できる限りセミリジッドケーブルを用いることが望ましそうです。

 

2. 2.4GHz帯WiFiアンテナの測定

 LiteVNA64ではWiFi関連の測定もできるようになりました。 そこで2.4GHz帯用WiFiアンテナのVSWRを測定しました。 本来は5Gz帯を測定したかったのですが、最近のWiFiルータは内蔵アンテナもしくは取り外しできないアンテナが取付けられているルータのため5HGz帯向け機器の測定を諦めました。

 

【 同軸ケーブルによる測定時の状態 】

 

赤色ライン :
 POTR1 VSWR

縦軸 : 10dB/div
横軸 : 50kHz〜6300MHz
測定点 : 1024点

【 同軸ケーブルによるキャリブレーション後の測定結果 】

 

【 直結による測定時の状態 】

 

赤色ライン :
 POTR1 VSWR

縦軸 : 10dB/div
横軸 : 50kHz〜6300MHz
測定点 : 1024点

【 直結によるキャリブレーション後の測定結果 】

 

 直結によるキャリブレーション後の測定結果VSWR3以下を利用帯域と想定すると、このアンテナは以外にも5GHz帯でも使えそうです、 なお、上記結果を比較すると約3GHzを超えると測定結果の違いが大きくなるようです。

 

3. 2.4GHz帯WiFiアンテナの測定

 「NanoVNA−H」の実測例1で用いた広帯域アンテナを測定しました。

 

【 同軸ケーブルによる測定時の状態 】

 

赤色ライン :
 POTR1 VSWR

縦軸 : 10dB/div
横軸 : 50kHz〜6300MHz
測定点 : 1024点

【 同軸ケーブルによるキャリブレーション後の測定結果 】

 

【 直結による測定時の状態 】

 

赤色ライン :
 POTR1 VSWR

縦軸 : 10dB/div
横軸 : 50kHz〜6300MHz
測定点 : 1024点

【 直結によるキャリブレーション後の測定結果 】

 

 同軸ケーブルによるキャリブレーションと直結によるキャリブレーションの結果を比較すると2GHzを超えると違いが目立つようになりました。 また、同軸ケーブルによるキャリブレーションでは、キャリブレーションに用いた同軸ケーブルと広帯域アンテナまでの同軸ケーブルの不整合の影響なのか3GHzを超えるとVSWRの波打ちがともて大きくなっていました。
      

データ作成者 CBA

 キットの小部屋へ戻る   ホームページへ戻る


注意事項


End of This Page.