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Very tiny handheld Vector Network Analyzer NanoVNA−H (Elikliv−07) (HW version:3.4)

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データ番号

1698

区 分

部品

分 類

計測器

品 名

Very tiny handheld Vector Network Analyzer NanoVNA−H (Elikliv−07) (HW version:3.4)

発売元

製造元 huashangpai (ブランド名 Elikliv)

販売元 Amazon.co.jp

価 格

6,580円(10%税込)

主要部品

電 源

内蔵電池 (USBポート充電)

概略仕様

   

概要

小型のベクトルネットワークアナライザ

電源

内蔵リチウム電池 3.7V 650mAh

USBポートで充電できます。

測定

ポート

ポート数:2ポート

S11 : CH0の反射係数

S21 : CH0 → CH1の透過係数

周波数
範囲

50kHz〜1500MHz

50kHz〜300MHz 基本波を利用
300〜900MHz 第3高調波を利用
(基本波も同時にCH0から出力)
900〜1500MHz 第5高調波を利用
(基本波も同時にCH0から出力)

 

周波数

測定ポイント

101ポイント
測定パラメータ Reflection loss

Passing loss

Complex impedance

Resistance

Reactance

VSWR

付属品 メニュー体系マップ 1枚(英文、中文)

測定用ケーブル 2本

キャリブレーション用コネクタ 4種類各1個

PC用USBケーブル 1本

スマホ用USBケーブル 1本

ストラップ 1本

     

付属基板

NanoVNA−H Rev3.4

付属ケース

付属

外形寸法

本体(テストリード除く) W 68.8mm D 124mm H 28.8mm

追加購入
部品

コメント

  •  この製品の開発者であるedy555氏に感謝感謝です。 素晴らしいの一言に尽きます。
     

  •  本製品にはメニューマップ以外の取扱説明書やアプリケーションソフトは付属していません。 これらは全てWeb上から入手できます。 下記以外にも数多くの資料・事例がWeb上にあります。

     edy555氏 NaoVNAキット(out of stock) https://ttrf.tk/kit/nanovna/
     
     About NanoVNA http://nanovna.com/
     
     GitHub 「Very Tiny Palmtop Vector Network Analyzer」 https://github.com/ttrftech/NanoVNA

     

  •  NanoVNAのVersion(供給元?)は何種類もあるようです。 ケース付きのNanoVNAにキャリブレーション用コネクタが付属している商品があることに気付いて購入に踏み切りました。 VNAを可搬性のある測定器として利用する際に、ケースとキャリブレーションキットを有していることはともて重要な判断材料です。 安価な商品もありますが、実用性を重視して多少価格の高い本品を選定しました。
     

  •  実際に利用して、アマチュア用途として機能・性能に実用性のあること、とても安価で可搬性の優れたアンテナアナライザとして利用できることを確認できました。
     

  •  測定ポイントが常に101点であることを意識して周波数SPANを設定する必要があります。 帯域の狭い特性を測定する際には周波数設定がとても重要になります。 「実測例4 広帯域アンテナ スミスチャート+リターンロスS11」ではそれなりのスミスチャートプロットになっていますが、周波数スパンを広げると見るも無残なスミスチャートプロットになります。 これはどんなに高価なVNAでも同じです。 ただし高価なVNAは測定点を1001点などそれなりに大きくできますのでスパンを広げることができます。 
     

  •  下記図書でNanoVNAの利用例が紹介されています。

     HAMworld 2020年3月号 本多幾夫氏 保存版NanoVNA日本語入門マニュアル

     HAMworld 2020年3月号 本多幾夫氏 NanoVNA日本語操作マニュアル 

 

改 造

その他

(製作例)

  

【 パッケージ外観1 】

 

NanoVNAはいくつかの種類が販売されているようです。 参考までにに今回の入手品の商品タグシール紹介します。

【 パッケージ外観2(透明カバー裏面の商品タグシール) 】

 

【 パッケージ外観3 】

 

フタを開けたときの様子

【 パッケージ外観4 】

 

【 構成品 】

 

【 メニュー体系マップ(英文) 】

 

【 メニュー体系マップ(中文) 】

 

【 本体外観1 】

 

白文字印刷の一部が剥がれています。 性能に影響無いので気にしない気にしない。  

【 本体外観2 】

 

樹脂製ケース付きとなっています。 測定器らしくなってます。

【 本体外観3 】

 

【 本体外観4 】

 

【 本体外観5(コネクタ部分拡大) 】

 

【 本体外観6 】

 

【 本体外観7 】

 

レバースイッチは若干ひっかかり気味ですが、慣れれば使えます。

【 本体外観8(操作部拡大) 】

 

【 本体外観9(裏面) 】

 

【 本体外観10(裏面ラベル) 】

 

同軸ケーブル部分長さ:約190mm

【 付属品1 測定用ケーブル外観1 】

 

【 付属品1 測定用ケーブル外観2 】

 

これらコネクタを追加購入しようとすると、それなりのコストがかかります。

【 付属品2 キャリブレーション用コネクタ外観1 】

 

左側より1個目 
 

LOAD用コネクタ(50Ω抵抗内蔵)
(スミスチャート中心相当)

左側より2個目 

OPEN用コネクタ
(スミスチャート∞±j∞相当)

左側より3個目

SHORT用コネクタ
(スミスチャート0±j0相当)

左側より4個目

S21用(THROUH用)
上記付属SMAコネクタの同軸ケーブル接続用

【 付属品2 キャリブレーション用コネクタ外観2 】

 

【 付属品2 キャリブレーション用コネクタ外観3 】

 

【 付属品3 PC用USBケーブル外観1 】

 

ケーブル部分長さ:約950mm

【 付属品3 PC用USBケーブル外観2 】

 

【 付属品3 PC用USBケーブル外観2 】

 

【 付属品4 スマホ用USBケーブル外観1 】

 

【 付属品4 スマホ用USBケーブル外観2 】

 

【 付属品4 スマホ用USBケーブル外観3 】

 

【 付属品5 ストラップ外観 】

 


やっていはいけない解体

 絶対にやってはいけない「いつもの解体」をしました。 そしていつものねじ紛失、再組立後の再起動不可の現象に見舞われました。 再起動j不可の現象はオープニング画面から先に進まない現象です。 幸いにもすぐに原因が判明しました。 再組立時に液晶保護シートを前面カバーと液晶表面に挟んでしまったのが原因でした。 挟み込み部にタッチパネルが反応したようです。 液晶保護シートが挟まらないように再々組立をすることで、ケースネジ1個不足状態ではありますが、無事復旧しました。

 

【 解体外観1 】

 

【 解体外観2 】

 

【 解体外観3 】

 

シルク印刷より「NanoVNA−H Rev3.4 」を確認できました。

【 解体外観4 】

 

【 解体外観5 】

 

【 解体外観6 】

 

【 解体外観7 】

 

【 解体外観8 】

 

【 解体外観9 】

 

【 解体外観10 】

 

【 解体外観11 】

 

【 解体外観12 】

 

【 解体外観13 】

 


動 作 確 認  (本体)

 

表示抜粋

Based on edy555 design
2026-3029 Copyright @eddy555
Licensed under GPL.
Version: 0.4.5-1-gfbbceca
Build Time: Dec 26 2019 - 19:32:31::

【 オープニング画面 】

 

SPAN 50kHz〜900MHz 実測値表示

(連続測定、キャリブレーション未実施)

【 オープニング終了直後の画面 】

 

縦軸 : 5dB/div

横軸 : 10MHz〜510MHz

マーカー : −18.07dB / 50MHz 

【 実測例1 広帯域アンテナ リターンロスS11 】

 

縦軸 : 0.5/div

横軸 : 10MHz〜510MHz

マーカー : 1.28 / 50MHz 

【 実測例2 広帯域アンテナ VSWR 】

 

測定結果グラフ表示更新時に旧グラフが消去されずに部分的に残ること があるようです。

【 実測例3 画面データ表示消去残り例 】

 

 

縦軸 : 0.5dB/div

横軸 : 40MHz〜60MHz

マーカー(黄色) : −17.99dB / 50MHz

マーカー(緑色) : 43.3Ω 31.0nH / 50MHz 

【  実測例4 広帯域アンテナ スミスチャート+リターンロスS11 】

 

 

縦軸 : 10dB/div

横軸 : 10MHz〜1010MHz

マーカー : −10.01dB / 10MHz 

【 実測例5 ロッドアンテナ リターンロスS11 】

 

Sweep中はレバースイッチ横にある青色LEDが点滅します。 これとは別にUSB通信時にはUSBコネクタ横の赤色LEDが点滅します。

【 測定中LED表示 】

 

縦軸 : 10dB/div

横軸 : 10MHz〜1010MHz

マーカー(黄色) : −0.01dB /  10MHz

【  実測例6 THROUGH時 S21 】

 

USB−SA44−ABAに含まれていた20dBアッテネータVAT−20+を測定しました。 Phaseは不明ですが、少なくともMagnitudeは思った以上に測定できているようです。(素晴らしいコストパフォーマンスです。)

縦軸 : 10dB/div

横軸 : 10MHz〜1010MHz

マーカー(黄色) : −19.93dB /  430MHz

【  実測例6 20dBアッテネータ S21 】

 

CATV受信ラインに設置される上り周波数カット用のHPF TCF−55FAを測定しました。

縦軸 : 0.5dB/div

横軸 : 10MHz〜1010MHz

マーカー1 : −3.84dB /  70MHz

マーカー2 : 60MHz 

【  実測例6 CATV用HPF S21 】


動 作 確 認  (PC接続)

  NanoVNA−H単体は可搬性に優れていますが、PCに接続することで操作性やデータ確認の大幅な改善やデータの保存・読込みなど機能を追加できます。 いくつかのアプリケーションがGPLとして公開されていますが、今回はNanoVNA Server 0.2.0を利用した事例を紹介します。 PC接続のUSBポートはType−Cコネクタになっています。 付属USBケーブルを用いた確認では、Type−Cコネクタの裏表に関係なく通信できました。

 

【 仮想COMポート用ドライバ 】

 

キャリブレーション個々の実行時間が短く、実施に実行されたのか心配なことが多々あります。 このWindowでは実行完了をメッセージで確認できるので安心感があります。

【 例1 Calibration Window 】

 

Import(Sweep、Reference)、Export(S1P、S2P)の機能があります。

【 例2 Files Window 】

 

 「実測例4 広帯域アンテナ スミスチャート+リターンロスS11」のWIndow表示です。

【 例3 広帯域アンテナ測定 】

 

【 例4 付属LOAD用コネクタ(50Ω抵抗内蔵)測定 】

 

データ作成者 CBA

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注意事項


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