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高感度電流センサモジュール 【ジャンク扱い】 (ACS712-M)

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データ番号

981

区 分

部品

分 類

センサ

品 名

高感度電流センサモジュール 【ジャンク扱い】 (ACS712-M)

発売元

(株)秋葉原 aitendo

価 格

100円(5%税別)

主要部品

ACS712ELCTR-05B-T  OPA344

電 源

+5Vdc

概略仕様

   

キット内容

AC/DC電流センサを搭載した基板。 ただし、パターンミスのため、ジャンク扱い品。

検出電流

±5A

センサ出力

センサ用IC出力(ACS712データシートによる。)

0A時 約2.5V

1A当たり185mVtypの変化

基板出力

OPA344を用いたゲイン、オフセット調整回路付き。

オフセット、ゲインを基板上の多回転VRで調整できる。

注 意

基板を使用するためには、R4(多回転VR)の接続を修正する必要がある。 修正方法はAitendoのHPに掲載されている。 (R4(多回転VR)の3ピンのうちの中央のピンをシルクR4側になるように接続し直す。)

     

付属基板

専用基板 ACS712

付属ケース

無し

外形寸法

基板単体完成時 W 31.4mm D 12.9mm H 13.6mm

追加購入
部品

コメント

  •  検出部の抵抗が小さいので、少ない電流測定(±0.1A程度)に使用できないかと思い購入しました。 また、IC(ASC712) の部品取りとしてもよいかもしれません。
     

  •  下記の製作例に記載していますが、当初の目論みである少ない電流測定では再現性のある測定を行うのは難しいようです。

改 造

その他

(製作例)

   

【 センサモジュール基板(部品面1) 】

 

【 センサモジュール基板(部品面2) 】

 

【 センサモジュール基板(ハンダ面) 】

 

【 IC(ASC712)部分拡大 】

  


動 作 確 認 

 

 本基板を無理やり±100mAスケールの測定器として使用できなかい試みました。 まず通電してその基板単体の動作確認を行いました。 電源ラインの安定化を図るため電源ラインに電解コンデンサ100μFを追加し、ACS712の6番ピン(Filter)にセラミックコンデンサ0.1μFを追加しています。

 

【 動作確認状態1 】

 

 R4(多回転VR)の改造は上記写真のように行いました。 R4の1ピンが基板部品面に直に接触しますので、高耐熱テープ(Aitendo T6−33)を用いて絶縁しています。

【 動作確認状態2 】

 

 OP344のゲイン、オフセットを調整して出力電圧を調整できます。 今回は100mAの変化で出力電圧が500mV変化するように調整しました。 電流0mAのときに出力電圧を2.5VとなるようにVR4を調整し、その次に電流+100mAのときに出力電圧が2.0VとなるようにVR3を調整します。 これを何度も繰り返して調整を追い込みます。

 しかし、電流検出をホール素子で行っているため、静電シールド、電磁シールドをしっかりする必要があります。 今回の調整は準備の関係でこれらのシールドを行わず、下に鉄板を置いた状態で調整を行っています。 その後、±100mAの電流を流した場合の出力電圧を測定した結果を下記に示します。 この測定の電流源として「USBポートを使って定電流で測ろう この部品は何ボルト基板」を利用しました。 再現性の良い電流源として用いることができて便利でした。

特性が良くないのは、調整と測定方法の問題と考えています。

【 ±100mA測定結果 】

 

 上記結果は決して良い結果とはなっていません。 これはIC(ACS712)の問題ではなく、測定方法に問題があると思っています。 基板単体では周囲の影響を大きく受けます。 手を近づけたり、基板周辺の金属体有無によって出力電圧の0点(2.5V付近)が軽く±200mV変化します。 測定器として利用するためには、電磁シールド、静電シールドがしっかりとしたケースに入れる必要がありそうです。

  

データ作成者 CBA

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