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高音質・高感度・作りやすいAMラジオキット (2022お楽しみ福袋) (K-EZ7642BXA2)

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データ番号

1775

区 分

キット

分 類

高周波

品 名

高音質・高感度・作りやすいAMラジオキット (2022お楽しみ福袋) (K-EZ7642BXA2)

発売元

aitendo

価 格

1,050円 (10%税別)

主要部品

SC1088 BB910

電 源

単3乾電池 1本

概略仕様

 

概要

AMラジオ用ICを用いたラジオです。

電源

単3乾電池 1本 (1.5Vdc)

受信周波数

AM放送帯 (回路部品ばらつきにより変化します。)

周波数調整

ポリバリコンにより調整します。

電源スイッチ

ヘッドフォンを接続することで電源オンとなります。

音量調整

無し。 (音量調整できません。)

     

付属基板

K−EZ7642BXA

付属ケース

無し

外形寸法

完成外観 W 89.9mm D 69.0mm H 23.5mm (つまみ、乾電池含む)

追加購入

部品

コメント

改 造

その他

(製作例)

 

 電気街探訪の小部屋aitendo 買えました!「2022お楽しみ福袋」の巻に含まれていたキットです。 単品販売の商品のパッケージではありません。

【 キットパッケージ外観 】

 

【 キット構成品 】

 

【 プリント基板(部品面) 】

 

【 プリント基板(ハンダ面) 】

 

【 半導体部品パッケージ 外観 】

 

S9014

NPNトランジスタ

TA7642

1チップAMラジオIC

【 半導体部品パッケージ デバイス外観 】

 

【 部品パッケージ 外観 】

 

【 部品パッケージ 電子部品 】

 

ピンヘッダは多めに同梱しているかもしれません。

【 部品パッケージ 機構部品 】

 

【 バーアンテナパッケージ 外観1 】

 

開梱するとバーアンテナはさらにピニル袋に入っていました。

【 バーアンテナパッケージ 外観2 】

 

【 バーアンテナパッケージ バーアンテナ外観 】

 

【 ポリバリコンパッケージ 外観 】

 

【 ポリバリコンパッケージ 構成品 】

 

リード線が変形していました。

【 ポリバリコンパッケージ ポリバリコン外観1 】

 

【 ポリバリコンパッケージ ポリバリコン外観2 】

 

【 ポリバリコンパッケージ ポリバリコン外観3 】

 

【 ポリバリコンパッケージ つまみ用部品外観 】

 

【 電池ボックス 外観1 】

 

【 電池ボックス 外観2 】

 


製 作 例

 

【 Step1 抵抗・キャパシタ取付け 】

 

【 Step2 半導体部品・イヤフォンジャック取付け 】

 

 イヤフォンジャックの電源スイッチ用端子(手前側3本)が酸化して おり、ほとんどハンダがのらない状態となっていました。 表面を削り酸化膜を除去するなどして電源用端子だけはハンダで接続 できるようにしました。

【 Step2 イヤフォンジャック端子ハンダ濡れ状態 】

 

【 Step3 電解キャパシタ・可変抵抗器取付け 】

 

 2列にピンヘッダを並べて取り付ける部位では、2列の位置合わせするためにジャンパーピンを挿入してハンダ付けしました。

【 Step4 ピンヘッダ取付け 】

 

【 Step4 ピンヘッダ取付け(ジャンパーピン取り去り後) 】

 

【 Step5 電池ボックス取付け 】

 

 バーアンテナは束線具を用いて取り付けます。

【 Step6  バーアンテナ取付け 】

 

 バーアンテナリード線の接続先は、基板シルクのシンボルを頼りにA:無地(リード線)、 B:赤色(リード線)、C:緑色リード線としました。

【 Step6  バーアンテナ取付け(リード線接続) 】

 


動 作 確 認

  ジャンパーピンをJ3・C1・C4に接続して通電したところ、地元700kHz台のローカル放送を受信できましたがポリバリコンの回転端側となっていました。 おかしいなと思いジャンパーピンの接続を変えてみたところ、ノイズ音はするものの放送局を受信できなくなりました。 数時間かけて格闘しましたが受信できるようになりませんでした。 この間、ハンダ付け、ポリバリコン・バーアンテナ特性などいろいろ調べましたが原因不明でした。


 この調査において「LiteVNA64」を使って同調回路の共振周波数を実測しました。  測定方法は、「LiteVNA64」によるS21測定として、Port1側を本キットのジャンパーピンAOUTのコモン側ピン、Port2は本基板のJ3もしくはJ4のジャンパーピンのショートバー部分としました。 周波数が低いということもあり、測定プローブ部分はとても雑になっています。 過去に使用していた使い古しのS21測定用治具基板にICクリップを取り付けています。  この測定結果より同調回路部分に異常は無いと判断しました。

 

【 「LiteVNA64」による同調回路共振周波数測定 】

 

上記画像をクリックすると原寸大の画像を閲覧できます。

【 実測例 】

 

 上記結果より、不具合要因として残るはTA7642のみとなりました。 TA7642の替わりになる部品がないかと探していると「aitendo 今年も「2023お楽しみ福袋」の巻」でTA7642そのものが同梱されていることに気付きました。 早速、TA7642を交換すると無事復帰しました。  買っててよかった「2023お楽しみ福袋」でした。 TA7642を壊した原因に心当たりはありません。 どうしてなのかな?

  受信できるようになりましたが、受信周波数の範囲が思うように広くないことに気付きました。 バーアンテナ接続、ポリバリコンのMax/Minの組み合わせによる同調回路の共振周波数範囲を 「LiteVNA64」を用いて実測しました。 下記に 測定結果を掲載します。 なお、測定結果はバーアンテナコイル位置やポリバリコンの変動要因などの影響で変動します。 よって、測定結果は目安程度と認識しておく必要があります。、

 

バーアンテナ接続 A:無地 B:赤色 C:緑色

ジャンパー[0:開放 1:短絡]

共振周波数[kHz]

C1

C4

J3

J4

最小周波数

最大周波数

364

735

585

885

435

885

369

795

613

1067

443

1007

1699

3276

2682

3848

2011

3884

 

バーアンテナ接続 A:赤色 B:無地 C:緑色  (背景水色が最終接続状態です。)

ジャンパー[0:開放 1:短絡]

共振周波数[kHz]

C1

C4

J3

J4

最小周波数

最大周波数

381

744

585

885

432

835

366

761

599

933

437

936

610

1217

982

1455

721

1460

 

バーアンテナ接続 A:赤色 B:緑色 C:無地

ジャンパー[0:開放 1:短絡]

共振周波数[kHz]

C1

C4

J3

J4

最小周波数

最大周波数

1206

1951

1730

2107

1396

2110

1135

1585

1469

1634

1268

1637

2177

4370

3482

5266

2587

5212

 

バーアンテナ接続 A:無地 B:緑色 C:赤色

ジャンパー[0:開放 1:短絡]

共振周波数[kHz]

C1

C4

J3

J4

最小周波数

最大周波数

460

925

741

1121

545

1121

466

996

775

1254

559

1248

2195

4368

3482

5251

2579

5228

 

バーアンテナ接続 A:緑色 B:無地 C:赤色

ジャンパー[0:開放 1:短絡]

共振周波数[kHz]

C1

C4

J3

J4

最小周波数

最大周波数

457

908

729

1081

539

1078

452

874

712

1013

534

1018

616

1234

984

1483

721

1496

 

バーアンテナ接続 A:緑色 B:赤色 C:無地

ジャンパー[0:開放 1:短絡]

共振周波数[kHz]

C1

C4

J3

J4

最小周波数

最大周波数

1157

1778

1600

1900

1325

1891

1021

1322

1251

1373

1126

1370

1707

3343

2705

3967

2016

3932

 

バーアンテナ接続 A:赤色 B:無地 C:未接続

ジャンパー[0:開放 1:短絡]

共振周波数[kHz]

C1

C4

J3

J4

最小周波数

最大周波数

362

744

485

899

490

897

 

バーアンテナ接続 A:赤色 B:緑色 C:未接続

ジャンパー[0:開放 1:短絡]

共振周波数[kHz]

C1

C4

J3

J4

最小周波数

最大周波数

1215

2031

1771

2220

1407

2209

 

バーアンテナ接続 A:無地 B:緑色 C:未接続

ジャンパー[0:開放 1:短絡]

共振周波数[kHz]

C1

C4

J3

J4

最小周波数

最大周波数

455

900

742

1126

547

1126

 

 当初はAM放送の帯域(526.5kHz〜1606.5kHz)をカバーする組み合わせを見つて測定終了する予定でした。 しかし、全帯域をカバーする組み合わせが見当たらず、 考えられる組み合わせで実測しました。 残念ながら全帯域をカバーする組み合わせを見つけることができずめ、ローカル局と地元NHK局をカバーする下記組み合わせで 製作完了としました。

 

製作完了時の設定 : バーアンテナ接続 A:赤色 B:無地 C:緑色 C1:短絡 C4:短絡 J3:短絡 L4:短絡 

 

【 製作完了時外観(部品面) 】

 

【 製作完了時外観(ハンダ面) 】

 

データ作成者 CBA

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