title0a.gif タイトル画像

トランジスタ技術2018年3月号連動「トラ技AIセンサ・フュージョン基板」ベーシック部品(基板付)KIT (TRF002)

末尾の注意事項をお読み下さい。
本ページは金銭授受を伴う行為を含むAuctionや商用Web Pageからの無断リンク
・無断参照を禁じます。
無断リンク・無断参照が判明した時点で然るべき処置をとらさせて頂きます。

 キットの小部屋へ戻る   ホームページへ戻る

データ番号

1493

区 分

キット

分 類

マイコン

品 名

トランジスタ技術2018年3月号連動「トラ技AIセンサ・フュージョン基板」ベーシック部品(基板付)KIT (TRF002)

発売元

共立電子産業株式会社

価 格

3,780円(8%税込)

主要部品

ICS-43432 M28SL-D-T92-K NJM2073DSLI-343URC3FV SIR-34ST3F PIC-A18143TC5

電 源

+3.3Vdc、+5.0Vdc

概略仕様

   

概要

トランジスタ技術2018年3月号連動「トラ技AIセンサ・フュージョン基板」用の基板・部品セット

電源

RaspberryPiから給電するため、本基板用に電源を用意する必要はありません。

対象記事

下記の記事を試すことができます。

  • 第2部 付録基板×ラズベリー・パイで作るAIスピーカ

 AIスピーカの他に、第14話の「[おしゃれ機能プラス@]リモコン学習機能」を試すことができます。

 第15話の「[おしゃれ機能プラスA]近づくだけでON! サーモカメラ」用部品は付属していません。 これを試すには別売の「赤外線アレイ・サーモ・センサモジュール」を購入する必要があります。

  • 第3部 付録基板×Node-REDで作るWatsonリモコン・スピーカ

  トランジスタ技術2018年3月号P100第16話「[おしゃれ機能プラスA]近づくだけでON! サーモカメラ」ここで紹介しています。 

その他

トランジスタ技術2018年3月号が必須です。

記事には修正すべき部位が多くあります。 本Webページ公開時点では下記の参照が必須です。 更に、下記記載部位以外にも修正が必要と思われる点が存在すると判断しています。

特集の補足資料 〜記事の訂正やキットのサポート情報〜:特集補足記事20180303.pdf
http://toragi.cqpub.co.jp/Portals/0/support/2018/201803/特集補足記事20180303.pdf

  • トランジスタ技術2018年4月号 P209 訂正とおわび

同一内容がWebページ : 訂正とお詫び2018年3月号)に掲載されています。

 

 

     

付属基板

専用基板 トランジスタ技術2018年3月号付録 トラ技AIセンサ・フュージョン基板

付属ケース

無し

外形寸法

基板単体完成時 W 64.4mm D 58.5mm H 19.0mm (コネクタ含む、高さはLED実装に影響を受けます。)

追加購入
部品

オーディオ信号接続ケーブル用部品。 詳細は政策例を参照。

コメント

  •  ハードウエアの改善点、ソフトウエアの使い方(設定ファイル内容、コマンド)の修正があります。 記事以外の情報収集が必要です。
     

  •  本キットの立ち上げの難易度は決して低くありません。 AIスピーカの機能を試したい、また、機能を利用したいのであれば、本キットは適しません。
     

  •  部品実装作業をしていて、初心者を意識した部品配置になっていない印象を強く持ちました。 そういえば、トランジスタ技術はアマチュア初心向け雑誌ではありませんでした。 記事レベルも含めて期待し過ぎでした。
     ただし、個人的にはこのようなレベルのキットに久々に出会えてよかったと思います。 試行錯誤しして、考えながら立ち上げるのが知識を得ることにとても役立つと思っています。 昨今の完成できて当たり前の上げ膳据え膳のキットでは、ただ製作するだけの時間を使うだけで、回路、機能、目的などを理解する機会を得ることができまぜん。 

改 造

その他

(製作例)

   

【 キット パッケージ外観 】

 

【 キット 構成品 】

 

【 キット取扱説明書1 】

 

φ3.5mmステレオミニジャックは品名誤記かな?

【 キット取扱説明書2 】

 

【 付属プリント基板 (部品面) 】

 

【 付属プリント基板 (ハンダ面) 】

 

【 トランジスタ技術2018年3月号 付録基板パッケージ 】

 

【 部品パッケージ1 外観 】

 

【 部品パッケージ1 MEMSマイクモジュール外観1 】

 

【 部品パッケージ1 MEMSマイクモジュール外観2 】

 

【 部品パッケージ1 MEMSマイクモジュール外観3 】

 

【 部品パッケージ1 MEMSマイクモジュール外観4 】

 

【 部品パッケージ1 抵抗 】

 

【 部品パッケージ1 キャパシタンス 】

 

 静電容量比率計「高低(たかひく)なんぼ」で静電容量DCバイアス電圧依存性を測定しました。 5V電圧でも静電容量の変化は無いようです。

【 積層セラミック 10μF測定 】

 

【 部品パッケージ2 外観 】

 

【 部品パッケージ2 アンプIC、トランジスタ、VRなど 】

 

【 部品パッケージ2 LED 】

 

【 部品パッケージ2 コネクタ類 】

 

【 3.5mmステレオミニプラグ ケーブル外観 】

 

【 3.5mmステレオミニプラグ プラグ部外観 】

 

【 スピーカ外観1 】

 

【 スピーカ外観2 】

 

【 スピーカ外観3 】

 

【 スピーカ外観4 】

 

【 スピーカ用ハーネス電線 】

 

【 スピーカ用ハーネス電線 末端部 】

 


製 作 例

  基板製作過程を記録にとりましたので参考用に公開します。 今回の製作では目に付いた部品から取り付けています。 下記手順は決して適切な手順ではありません。 例えばハンダ付けによるジャンパー用パッド短絡は最初に実施することが望ましいですが、今回はジャンパー用パッド短絡作業を最後に実施しています。

 

【 手順1 抵抗実装 】

 

【 手順2 キャパシタンス実装 】

 

【 手順3 アンプIC、トランジスタ等実装 】

 

【 手順4 部品面側コネクタ類実装 】

 

【 手順5 マイクモジュール実装 】

 

【 手順6 LED実装 】

 

【  手順7 基板完成外観1:ハンダ面コネクタ実装、ジャンパー用パッド短絡 】

 

【 基板完成外観2 】

 

【 基板完成外観3 】

 

【 基板完成外観4:ハンダ面 】

 

【 付属スピーカ ハーネス接続外観1 】

 

【 付属スピーカ ハーネス接続外観2 】

 


製 作 例  (ノイズ対策)

 

 後述の動作確認にスピーカから異音がすることがあり気になりました。 特集補足記事20180303.pdfによれば電源ラインへの電解キャパシタンス追加と3.5mmステレオミニプラグケーブルの製作が推奨されていました。 この記事を参考に、下記のように対策をしました。 その結果、確かに改善されたようです。

 

 記事では100μFをC2に取り付けるように推奨されています。
 当方は手元にあった10V470μFを、5Vdcライン用にIC3の2番ピン、4番ピンに追加、3.3Vdcライン用にIC2の6番ピン、5番ピンに追加しました。

【 電解キャパシタンス追加 】

 

手持ちの100円均一で購入したビデオケーブルを利用しました。

【 3.5mmステレオミニプラグケーブルの製作1 】

 

ビデオケーブルを切断・加工して3.5mmステレオジャックに取り付けます。

【 3.5mmステレオミニプラグケーブルの製作2 】

 

【  3.5mmステレオミニプラグケーブルの製作3:完成外観 】

 


製 作 例

 本基板を「RaspberryPi3 Model B element14版」に取り付けて組み立て完了です。  基板スペーサはTAKACHI六角ジュラコンスペーサーDS3−10を利用しています。 なお、第15話「[おしゃれ機能プラスA]近づくだけでON! サーモカメラ」の製作例は、別途、別Webページで公開予定です。

 

【 組み立て時外観1 】

 

【 組み立て時外観2 】

 

【 組み立て時外観3 】

 

【 組み立て時外観4 】

 

【 組み立て時外観5 】

 

【 組み立て時外観6 】

 

【 組み立て時外観7 】

 


動 作 確 認 

  トランジスタ技術2018年3月号を参考にしてソフトのセットアップを行いました。 記事どおりではうまくいかないところが多々あり難渋しました。 修正部位も多くあり、概念やシステムをまったく理解できて当方のレベルでは修正に関する情報がないと立ち上げできませんでした。 特に録音レベル設定、クライアントID認証ツールではとても時間を要しました。 また、第1 5話の「[おしゃれ機能プラス@]リモコン学習機能は未だに成功していません。 なお、第16話「[おしゃれ機能プラスA]近づくだけでON! サーモカメラ」の動作確認例は、別途、別Webページで公開予定です。

 

ネットワークはWiFi接続にしています。

【 周辺機器接続時外観 】

 

 VNC接続することで机の上の占有面積を通常どおりで操作できるようになりました。 Rebootしても自動的に再接続しますので、一度VNC接続するだけで済みます。 とても楽に操作できる環境となりました。

【 VNC操作画面1(ブートアップ直後) 】

 

 主にCUI操作が多く、MS−DOS時代を彷彿とさせてくれました。 とはいえ、コピペが使えたり、EDLINEとは違ってスクリーンエディタとなっていたりと多少なりとも使いやすくなっています。

【 VNC操作画面1(LXTerm立ち上げ時) 】

 

 以下に、今回の立ち上げ時を記録として残した情報の一部を公開します。 もとになる操作はトランジスタ技術2018年3月号を参考にしてください。

 

【  AIスピーカ:P85サウンド録再デバイスの設定1 .asoundrcの作成例  】

 

【  AIスピーカ:P85サウンド録再デバイスの設定2 録音レベル調整時の画面例  】

 

表1 クライアント認証ツール実行〜Google Assistantお試し版までの操作メモ

(参照:特集補足記事20180303.pdf

入力コマンド例(*は伏字の部分です。)

python -m pip install --upgrade google-auth-oauthlib[tool]

google-oauthlib-tool --client-secrets $(find $HOME -name client_secret_*.apps.googleusercontent.com.json) --scope https://www.googleapis.com/auth/assistant-sdk-prototype --save --headless

クライアント認証ツール実行時の操作画面例
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(env) pi@raspberrypi:~ $ google-oauthlib-tool --client-secrets $(find $HOME -name client_secret_*.apps.googleusercontent.com.json) --scope https://www.googleapis.com/auth/assistant-sdk-prototype --save --headless
find: ‘/home/pi/.config/pcmanfm/default’: 許可がありません
Please visit this URL to authorize this application: https://accounts.google.com/o/oauth2/auth?response_type=code&client_id=*.apps.googleusercontent.com&redirect_uri=urn*oob&scope=https*www.googleapis.com*Fassistant-sdk-prototype&state=*prompt=consent&access_type=offline
Enter the authorization code: 4/AAC*
credentials saved: /home/pi/.config/google-oauthlib-tool/credentials.json
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

入力コマンド例

googlesamples-assistant-devicetool register-model --manufacturer "Assistant SDK developer" --product-name "Assistant SDK light" --type LIGHT --model cq-aispeaker

googlesamples-assistant-devicetool register-model --manufacturer “Assistant SDK developer”--product-name “Assistant SDK light” --type LIGHT --model cq-aispeaker

google-assistant-demo --device_model_id cq-aispeaker

git clone https://github.com/adafruit/Adafruit_Python_GPIO.git  

 

 

 音声認識、返答の所用時間は予想以上に短かく、応答時間に関しては実用レベルです。

  •  ”walk”と”work”の発音が悪いことに気付かせてもらいました。
     

  •  比較的長い時間の回答があり、双方向会話機能が欲しくなりました。

【  AIスピーカ:P91 google assistantとのおしゃべり ログデータの画面例  】

 

 

表2 第15話「[おしゃれ機能プラス@]リモコン学習機能」の学習動作テストまでの操作メモ

(参照:特集補足記事20180303.pdf

入力コマンド例

sudo i2cdetect -y 1

sudo apt-get install -y build-essential python-pip python-dev python-smbus git

git clone https://github.com/adafruit/Adafruit_Python_GPIO.git

cd Adafruit_Python_GPIO

sudo python setup.py install

sudo apt-get install -y python-scipy python-pygame

sudo pip install colour Adafruit_AMG88xx

cd ~

git clone https://github.com/adafruit/Adafruit_AMG88xx_python.git

cd Adafruit_AMG88xx_python/examples

python pixels_test.py

sudo python thermal_cam.py

 

 

 

【  リモコン学習機能:P97リモコン学習機能 コード読み取りプログラムlirc0コード取得の画面例  】

 

 ここまでは比較的順調にすすみましたが、P98リモコン学習機能irrecordに失敗しています。 リモコンによって反応が様々で、最終的に家にある19種類のリモコン全てで学習に失敗しました。 以下に失敗事例をいくつか掲載しておきます。

 それにしても、リモコンコードの取得、認識アルゴリズムが適切とは思えません。 「It is very important that you press many different buttons randomly and hold them down for approximately one second. Each button should generate at least one dot but never more than ten dots of output. Don't stop pressing buttons until two lines of dots (2x80) have been generated.」や「Please press an arbitrary button repeatedly as fast as possible. Make sure you keep pressing the SAME button and that you DON'T HOLD the button down!. If you can't see any dots appear, wait a bit between button presses.」の操作を要求される理由を理解できませんでした。

【  リモコン学習機能:P98リモコン学習機能 P98リモコン学習機能irrecordの失敗画面例1 】

 

【  リモコン学習機能:P98リモコン学習機能 P98リモコン学習機能irrecordの失敗画面例2 】

 

【  リモコン学習機能:P98リモコン学習機能 P98リモコン学習機能irrecordの失敗画面例3 】

 

【  リモコン学習機能:P98リモコン学習機能 P98リモコン学習機能irrecordの失敗画面例4 】

 

【  リモコン学習機能:P98リモコン学習機能 P98リモコン学習機能irrecordの失敗画面例5 】

 

【  リモコン学習機能:P98リモコン学習機能 P98リモコン学習機能irrecordの失敗画面例6 】

   
  

データ作成者 CBA

 キットの小部屋へ戻る   ホームページへ戻る


注意事項


End of This Page.