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PINフォトダイオード使用簡易放射線量モニターキット (K-05489)

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データ番号

811

区 分

キット

分 類

センサ

品 名

PINフォトダイオード使用簡易放射線量モニターキット (K-05489)

発売元

秋月電子通商

価 格

3,700円 (5%税込み)

主要部品

S6775 PIC16F819-I/P LMC662CN

電 源

+9VDC 009P乾電池

概略仕様

  
多くは取扱い説明書からの抜粋です。 

 

検出エネルギー線

ガンマ線

 

検出器

PINダイオード S6775

 

逆バイアス電圧

50/11V (設計値)

 

LCD表示

CPM

1分当たりのカウント数
 経過時間10分未満 1秒に1回更新
 経過時間10分以上 10秒に1回更新
  

経過時間

時分秒
 最大99時間59分59秒
  

総検出数

0〜500000000
 

線量

μs/h (目安 : 単純な変換値)
 

 

ブザー音

高エネルギー線検出時にクリック音発生

 

シリアル出力

38400bps 8ビット パリティなし ストップビット1 (動作未確認)

 

シリアル出力フォーマット

CPM値、センサー種類、経過時間、線量、総カウント数

   

付属基板

付属 AE−RADIATIONDOSIMETER

付属ケース

無し

外形寸法

組立後 W 50.5mm D 72.0mm H 28.0mm (LCD除く)

追加購入部品

コメント

  •  下段の製作例に記載のように「J304ガイガーカウンターキット」に比べて感度は非常に悪い結果となりました。 当方の製作方法が悪いのでしょうが、通常の雰囲気中ではカウントすることを確認できませんでした。
     

  •  検出時の波形観測状況を確認するために、マントルを用いてLMC662の7番ピン(初段出力)とTP1のカウント時波形を観測しました。 LMC662の7番ピン(初段出力)波形観測では、「電池ボックス電子工作(その19)  高エネルギー電磁波検出器 (記録用)」記載の波形観測例CH1ような波形は観測されていましたが、残念ながらカウントに至っていませんでした。
     

  •  電源にせっかく9VDC電源を使用しているにも関わらず逆バイアスを5VDCで行っています。 感度がよくない要因に逆バイアスの電圧もあると思います。
     

  •  本基板に振動を与えると誤カウントします。 また、S6775をカバーしているアルミホイルに指を当てても誤カウントします。
     

  •  LMC662の7番ピン(初段出力)の電圧が約0.4〜0.5Vになっていない場合、特に0V側に低下している場合はS6775に外部光が入射している可能性が高いのでセンサのアルミホイルを巻きなおす必要があります。 アルミホイルに指を当ててもカウントしない場合は、これを疑ってみて下さい。
     

  •  カウントし始めると続けて複数回カウントしてしまいます。 初段アンプ出力の自励発振がしばらく続くかのように思えます。 (これは当方の製作の問題起因の可能性があります。)
     

  •  「電池ボックス電子工作(その19)  高エネルギー電磁波検出器 (記録用) 」記載のように、高エネルギー線の有無を調べるならば、本キットのようなS6775を使用した測定器は役に立たないことを再確認しました。
     

  •  検出基板の横からLCDモジュールが突出する実装になっているためバランスが悪く取扱いし辛いです。 LCDは延長ケーブルで任意の場所に移設できるように部品を追加して欲しかったです。 

 

改 造

その他

(製作例)

  

【 パッケージ外観(表面) 】

 

【 パッケージ外観(裏面) 】

 

【 構成品一式 】

 

【 取扱説明書 】

 

【 基板(部品面) 】

 

【 基板(ハンダ面) 】

 

【 S6775 パッケージ外観 】

 

【 S6775 内部パッケージ外観 】

 

【 S6775 デバイス外観 】

 

【 S6775 データシート抜粋 】

 

 

【 IC類パッケージ外観 】

 

【 IC類 】

 

【 LCDパッケージ外観 】

 

【 LCDパッケージ 構成品 】

 

【 LCDパッケージ 付属部品 】

 

【 LCDモジュールパッケージ 】

 

【 LCDモジュールパッケージ(部品面) 】

 

【 LCDモジュールパッケージ(ハンダ面) 】

 

【 LCDパッケージ 説明書 】

 

【 基板用部品 パッケージ外観 】

 

下部の単線はS6775遮蔽用に用います。

【 基板用部品1 】

 

【 基板用部品2 】

 


製作例

 

説明書に記載のように電線の被覆をエンパイヤチューブ代わりに使用します。

【 S6775組立1 】

 

アルミホイルの巻き付けの準備をします。

【 S6775組立2 】

 

 「別冊CQhamradioQEX No.2」では基板全体をアルミホイルで静電シールドが必要と記載されています。 それならば、わざわざS6775単体の静電シールドが必要ないのではと動作確認時に気付きました。

【 S6775組立3 】

 

 LCD用コネクタは基板側がソケットになっていました。 他のキットではピン側にしている例が多いですが、当方の思想に合うキットでした。

【 完成基板(部品面) 】

 

【 完成基板(ハンダ面) 】

 

 電源とブザーのリード線は基板ハンダ付部に力が加わると切れやすいので、リード線をどこかで固定しておかないといけません。

【 完成基板(斜視1) 】

 

【 完成基板(斜視2) 】

 


動作例

 

【 電源投入直後 】

 

 マントルを近づけて10分放置しましたが、結局カウント0のままでした。

【 マントル設置時結果 】

 

 光が入射したり、動作不良なのかと思い、S6775をカバーしているアルミホイルに指を当てるとカウントが進みます。 カウント動作はできるようです。 これより、S6775はマントルからの高エネルギー線をカウントできていないと判断しました。 また、線量表示の1の位が16進表示「C」(上行の1文字目)になっているのを確認できました。 これを見て説明書の「1の桁」の意味が「1の位」であることがわかりました。

【 カウント動作機能確認 】

 

 マントルから高エネルギー線が発生していることを確認するために「J304ガイガーカウンターキット」でのカウント状況を確認しました。

【 「J304ガイガーカウンターキット」動作1 】

 

 マントルを遠ざけて通常時のカウント調べました。 これでは本キットでのカウントを望むことはできません。

【 「J304ガイガーカウンターキット」動作2 】

        

データ作成者 CBA

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注意事項


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