XR2206使用ファンクションジェネレーターキット (K-03080) |
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データ番号 |
666 |
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区 分 |
キット |
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分 類 |
計測器 |
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品 名 |
XR2206使用ファンクションジェネレーターキット (K-03080) |
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発売元 |
秋月電子通商 |
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価 格 |
2,400円(5%税込) |
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主要部品 |
XR-2206 |
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電 源 |
10〜24VDC 19〜24mA |
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概略仕様 |
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付属基板 |
専用基板 AE−XR2206 |
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付属ケース |
無し |
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外形寸法 |
基板単体完成時 W 85.0mm D 50.0mm H 15.0mm |
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追加購入 |
− |
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コメント |
− |
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改 造 |
− |
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その他 (製作例) |
【 キット パッケージ外観 】
【 キット 構成品 】
【 キット取扱説明書 】
【 プリント基板 (部品面) 】
【 プリント基板 (ハンダ面) 】
【 部品パッケージ 外観 】
【 部品パッケージ 構成部品外観1 】
【 部品パッケージ 構成部品外観2 】
スペーサ以外は利用しませんでした。 【 機構部品外観 】
製 作 例 今回の製作ではいくつかの取付け順番間違い、取付け方向間違いをしています。 写真撮影の後戻りがはできないので、間違いのある状態での手順で掲載しています。
【 Step1 抵抗取付け 】
この段階でキャパシタC4用の丸ピンICソケットを取付けるのを漏らしています。 【 Step2 ICソケット取付け 】
【 Step3 半固定抵抗器取付け 】
【 Step4 LED取付け 】
【 LED取付け状態拡大 】
このStepでC4用の丸ピンICソケットを取付けています。 【 Step5 ピンヘッダ取付け 】
【 Step6 電解キャパシタ取付け 】
【 Step7 積層キャパシタ、多回転半固定可変抵抗取付け 】
IC・C4(0.1μF)・ショートパー・スペーサを取付けて完成です。 【 Step7 後付け部品実装(完成) 】
【 完成時外観 】
【 完成時外観(ハンダ面) 】
改 造 例 (端子台取付け) 基板への配線接続はスルーホール穴を利用してハンダ付けする仕様となっています。 今回は秋月電子通商で入手した2.54mmピッチのターミナルブロック2P(立型緑色特小[MPT 0.5/2−2.54/1725656]通販コードP−08450)を取付けて、配線の取付け取外しを容易にできるようにしました。 なお、下記写真撮影時に電源用端子台の取り付けの向きが逆になっていることに気付いていませんでした。
注意 : 電源用端子台の取り付けの向きが逆になっています。 【 端子台取付け外観1 】
注意 : 電源用端子台の取り付けの向きが逆になっています。 【 端子台取付け外観2 】
改 造 例 (キャパシタC4切替え) 本キットでは丸ピンICソケットに差し込むキャパシタC4を変更することで周波数範囲を変更できます。 しかし、そもそも丸ピンICソケットは繰返し抜き差しをする仕様ではありません。 また、キャパシタを取付けても保持力が小さいため安定した電気的接触を得ることは難しいです。 この対策として、キャパシタC4をジャンパーピンとショートバーで切替える方式に改造することにしました。 この対応のために、キャパシタC4切替え基板を製作して取り付けることにしました。
【 キャパシタC4切替え基板 外観1 】
【 キャパシタC4切替え基板 外観2 】
【 キャパシタC4切替え基板 外観3 】
【 キャパシタC4切替え基板 外観4 】
【 キャパシタC4切替え基板取付け時外観1(製作完了) 】
【 キャパシタC4切替え基板外観 】
【 キャパシタC4切替え基板取付け時外観2 】
【 キャパシタC4切替え基板取付け時外観3 】
【 キャパシタC4切替え基板取付け時外観4 】
【 キャパシタC4切替え基板取付け時外観5 】
【 キャパシタC4切替え基板取付け時外観(ハンダ面) 】
動 作 確 認
LED発光色は黄色と思っていましたが、黄緑色のように見えています。 【 通電時外観(電源電圧10Vdc時) 】
電源電圧12Vdcで動作確認を実施した結果を以下に掲載します。 なお、測定再現性はよくありませんので、以下の結果はあくまでも参考値です。
1. 周波数範囲 波形を気にせず、周波数調整範囲のみを観測しています。 また、最高発振周波数は定格値を超える周波数を発振できますが、ICの個体差の影響を大きく受けます。、
2. 出力波形 電源電圧9Vdc時の出力波形です。 SINE−OUT信号は電解キャパシタ結合となっていますので、SINE−OUT〜GND間に10kΩ抵抗を接続して測定しました。 測定に際して、オシロ スコープのCH1(黄色)、CH2(水色)、CH3(桃色)ともにDC結合して観測しています。 おVレベルは波形左端の矢印位置を参照願います。
【 三角波 最高周波数 約3MHz 】
【 三角波 約1.3MHz 】
【 三角波 約1kHz 】
周波数が低いため電解キャパシタ結合の影響でSINE−OUT波形が大きく歪んでいます。 【 三角波 約0.6Hz 】
周波数が低いため電解キャパシタ結合の影響でSINE−OUT波形が大きく歪んでいます。 【 三角波 最低周波数 約0.16Hz 】
【 正弦波 最高周波数 約3MHz 】
【 正弦波 約1.3MHz 】
【 正弦波 約1kHz 】
周波数が低いため電解キャパシタ結合の影響でSINE−OUT波形の振幅が小さくなっています。 【 正弦波 約0.6Hz 】
周波数が低いため電解キャパシタ結合の影響でSINE−OUT波形の振幅が小さくなっています。 【 正弦波 最低周波数 約0.16Hz 】
振幅を小さくして波形観測をしている際に、方形波の立上り、立下りのタイミングで三角波/方形波にスイッチングノイズ状のノイズが重畳していました。
【 三角波 1kHz時 重畳ノイズ (ほとんど目立ちませんでした。) 】
【 正弦波 1kHz時 重畳ノイズ 】
3 時間軸波形変動 類似キット「Kuman Updated XR2206 Signal Generator Kit (K76)」にて時間軸変動が観測されていましたので、本キットでも同様に観測してみました。 以下にトリガ遅延0μs、100μs、500μsの3通りの観測結果を掲載しています。 観測結果ではトリガ遅延時間に比例して時間軸変動幅が広がっています。 なお、本キットに付属のXR2206のロットはF0810でした。
【 XR2206 Lot:F0810 正弦波 約1.3MHz (トリガ遅延0μs) 】
【 XR2206 Lot:F0810 正弦波 約1.3MHz (トリガ遅延100μs) 】
【 XR2206 Lot:F0810 正弦波 約1.3MHz (トリガ遅延500μs) 】 類似キット「Kuman Updated XR2206 Signal Generator Kit (K76)」に付属していたXR2206(Lot:F0918)を本キットのXR2206と交換して観測した結果を下記に掲載します。 XR2206のロットに関わらす、同様な時間軸変動が生じています。 この結果より、時間軸変動はXR2206自体の性能によるものだと思われます。
【 XR2206 Lot:F0810 正弦波 約1.3MHz (トリガ遅延0μs) 】
【 XR2206 Lot:F0810 正弦波 約1.3MHz (トリガ遅延100μs) 】
【 XR2206 Lot:F0810 正弦波 約1.3MHz (トリガ遅延500μs) 】
また、類似キット「Kuman Updated XR2206 Signal Generator Kit (K76)」において、低い周波数でデューティ/周波数の激しい変化が観測されています。 本キットでも同様の観測をしましたが、波形を見た限りでは同様な現象は観測できませんでした。 そのため、類似キット「Kuman Updated XR2206 Signal Generator Kit (K76)」に付属していたXR2206(Lot:F0918)を本キットのXR2206と交換して観測してみましたが、波形からは類似キット「Kuman Updated XR2206 Signal Generator Kit (K76)」のような目立った変動は観測できませんでした。
【 XR2206 Lot:F0810 正弦波 約0.6Hz ) 】
【 XR2206 Lot:F0918 正弦波 約0.6Hz ) 】
念のためにオシロスコープで観測したデータを用いてCH2(方形波出力)のLレベル/Hレベルの保持時間をヒストグラム化して比較してみました。 いずれのロットでもレベル保持時間の変動はありましたが、ロットF0918の方がデューティ/周波数変動が大きいようです。
【 XR2206 Lot:F0810 Lレベル/Hレベル保持時間 】
【 XR2206 Lot:F0918 Lレベル/Hレベル保持時間 】
4.振幅調整範囲 三角波/正弦波は可変抵抗(Amp)の振幅調整 によっては波形歪が生じます。 1kHz時のオシロスコープで波形を目視で観測して、歪が少ない範囲での振幅調整範囲を確認してみました。 この確認結果には主観が相当入っています。
調整可能範囲は、利用する周波数で異なりますのでオシロスコープでの波形観測は必須となります。
5.追加改造 本キットを低い周波数で利用する場合、XR2206出力2番ピン(OUTPUT)の電解キャパシタ結合されたSINE−OUT端子出力は波形変化や振幅低下が激しくて使い物になりません。 DC成分を含むことを覚悟のうえで、XR2206出力2番ピン(OUTPUT)の信号も取り出せるように、SINE−OUT用端子台を2極から3極に変更しました。 端子台変更に際して、各端子台の極性をわかりやすくするために端子台上部を赤色/黒色で色塗りをしました。 また、SINE−OUT端子とGND間に10kΩ抵抗を接続した状態の方が利用しやすいので、10kΩ抵抗もあらかじめ取付けておくようにしました。 最終的な改造後外観を以下に掲載します。
【 改造後外観(部品面) 】
【 改造後外観(ハンダ面) 】
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データ作成者 CBA
注意事項
本表の記載内容はデータ作成者の現状を表しているものであり、キット本来の機能・性能を表しているものではありません。
データ作成者の製作ミスなどにより、本来の機能・性能を出していないこともあります。
本表記載内容は、キット・部品購入時点における情報です。製造中止になったものや変更となっているものもあります。
追加購入部品欄にはケース・配線材料など共通的な部品については記載していません。
改造は各自の責任で行って下さい。
End of This Page.