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ソリッドステート リレー (半導体リレー)キット (K-203)

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データ番号

255

区 分

キット

分 類

電源

品 名

ソリッドステート リレー (半導体リレー)キット (K-203)

発売元

秋月電子通商

価 格

350円

主要部品

TMG20C60F MOC3031 CNR07D151K

電 源

40〜220VAC

(100Vを超える電圧を使用する場合は付属バリスタを220VAV用に変更する必要があります。)

概略仕様

入力制御電圧 3〜8VDC (24Vmax) 5mA

出力制御電圧:100VAC 20Amax(通常16A) 放熱板が別途必要になります。

制御仕様 : ゼロクロス動作

絶縁 : フォトサイリスタ専用基板:28×20mm ◆技術資料他一式付属
  

付属基板

専用基板 AE-SSR-A

付属ケース

無し

外形寸法

基板単体完成時 W 28mm D 20mm H 25mm

追加購入

部品

制御電流が大きい場合は放熱板が必要になるでしょう。 下記のデータシートを参考にして下さい。

http://www.sansha.co.jp/official/products/method/discrete/pdf/tra/TMG20C60F.pdf

コメント

秋月電子通商のソリッド・ステート・リレーキットには複数の種類が有ります。
   

第1世代(推定)

詳細不明ですが通販コードK-99(K-00099)で販売されていました。 その後、K-99の回路は同じまま基板・使用部品 ・仕様(電流など)を変更してK-0203・K-00203として販売されています。
 

第2世代(推定)

 本Webページ紹介品です。 電力用トライアック:TMG20C60F、フォト ・トライアック:MOC3031を使用しています。
 

 第3世代(推定)

ソリッド・ステート・リレーキット 25A(20A)タイプ (MOC3041版) (K-00203)」で紹介しています。 電力用トライアック:BTA24−600CWRG、フォト ・トライアック:MOC3041を使用しています。
 

第4世代(推定)

ソリッド・ステート・リレー(SSR)キット 25A(20A)タイプ(TLP561版) (K-00203)」で紹介しています。 電力用トライアック:BTA24−600CWRG、フォト・トライアック:TLP561Jを使用しています。

  

改 造

その他

(製作例)

      

【 パッケージ外観 】

 

【 キット構成部品 時計部裏面 】

 


製作例

 

【 基板完成 外観1 】

 

【 基板完成 外観2 】

 

 


動 作 確 認 

  抵抗負荷としてハンダごて、容量性負荷としてACアダプタ(出力5Vdc、2Ω負荷)、誘導性負荷として扇風機(電源供給のみで回転できる機械式スイッチ)の3種類の負荷に1s間通電したときの負荷電圧波形、負荷電流波形(シャント抵抗1Ω)を観測しました。

 

  •  波形のサンプリング間隔は10μs(サンプリング周波数100kHz)です。
     

  •  観測した波形のオン時オフ時のみを抽出た波形を掲載します。 グラフ中の時間軸の数値は参考値です。 制御信号が約4Vdcから約0Vdcに変化したときの実際の時間は約1010msです。
      

  •  トライアックのT1−T2時間にスナバ回路(51Ω+0.022μF)を追設しています。
     

  •  制御信号が10ms付近で少し立ち上がっていますが、このタイミングで制御信号発生回路のスイッチング電源(5V回路)が通電開始しています。 有効な制御信号は、10ms以降の次に約4Vdcに立ち上がった時点でオンする信号を発生しています。

 

オン時はゼロクスではないようです。 オフ時のみゼロクロスしていることを確認できました。  抵抗負荷のためサージ電流・サージ電圧は生じていません。

【 抵抗負荷時 】

 

オン時 はゼロクスではないため、容量性負荷への初期充電電流に起因するサージ電流が生じています。

【 容量性負荷時 】

 

オン時 はゼロクスではありませんが、誘導性負荷のため電流は徐々に上昇しています。 オフ時はゼロクロスしている ためサージ電圧のピークを抑えることができています。

【 誘導性負荷時 】

 

 参考までに機械式接点でオンオフした場合の波形を観測しました。 機械式接点として「大電流大型リレーモジュールキット 5V版 (K-11245)」を利用しました。 制御信号のオン時・オフ時に少し遅れて負荷電圧が変化していますが、これはリレー接点の動作遅れによるものです。

接点オンオフ時 に電圧/電流のサージは生じていません。 負荷(約100Ω)に応じた電流が流れています。

【 抵抗負荷時 】

 

接点オン 時の電圧が約150Vのためサージ電流約10Aが生じています。

【 容量性負荷時 】

 

接点オフ時 の電圧が約100Vのため±500Vを超えるサージ電圧が生じています。

【 誘導性負荷時 】

 

 上記のように機械式接点でオンオフした場合、容量性負荷時にはサージ電流、誘導性負荷時にサージ電圧が生じています。

  

データ作成者 CBA

 

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