電子玩具分室 参考資料 |
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本Webページの内容は学研 マイキット150復刻版を参考に作成されています。
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学研 マイキット150復刻版 |
スプリング式の端子間を電線で接続することで電子回路を作ります。 マイキット150復刻版は このセットだけで150回路の実験ができます。
今回の復刻版、中国製というものの、メールマガジンの商品開発レポートで品質は大丈夫と信用していたのですが、全くの当て外れでした。 詳しくは下記に問題点として掲載しますが、一万円以上を出して購入した新品がこれではたまりません。
まず、マイキット150復刻版の問題点を下記します。 マイキット150復刻版自体の詳細は下記問題点の次に掲載しております。
学研 マイキット150復刻版 問題点 |
マイキット150復刻版を予約しておりましたので2005年7月21日に予定どおり自宅に配達されてきました。 梱包を見ると横幅方向に膨らみがあります。 ちょっと心配になって梱包段ボール箱を開けてみるとマイキット150復刻版の箱が梱包段ボール箱に無理矢理詰め込んである状態でした。 学研さんは、例え段ボール箱の横方向内寸法が商品より小さくでも無理矢理詰め込むことができればokとする会社だったのですね。 まず、ここで少し、あれれ。。。。。
段ボール箱が横に膨らんでいるのが分かるでしょうか。
【 段ボール開封時の状況 】
マイキット150復刻版を取り出して一瞥すると、すぐに、押しボタンスイッチの金属部分表面の変色とトランス2個とも錆びが発生していることにが目につきました。 おい、おい、いい加減にしてくれよ。。。。。
金属部分表面のメッキが剥げて変色しているように見えます。
【 押しボタンスイッチ 】
現物はもっと錆びが酷く見えます。
【 トランス 】
小物部品を入れている袋を開けて小物部品を取り出してみると、小汚いビニル袋がありました。 だんだん腹立たしくなりながら中身を取り出すと電球が入っていました。
ゴミかと思いました。 捨てないでよかった。
【 電球パッケージ状態 】
さらに中身をチェックしていると導通基板がありましたが、この基板のハンダメッキが薄汚くまだら状に白っぽい部分がありました。 夜露にでも濡らしたのか、大気汚染環境にわざと晒して試験でもし たのか。。。。 怒りまであと少しです。。。。。
こんなす薄汚れた、すばらしい基板を平気で新品商品として送りつけてきてました。 きっと、「どうせ汚すものだからどうでも少々汚れていても関係ないや。」ということで販売にふみきったのでしょう。 |
【 導通基板 外観 】
改めて本セットの部品を見ていくと、上記の部品・基板だけではなくトランジスタ、ダイオード、電池ボックスの金属部分、ことごとくリード線や金属メッキ表面がくすんでいます。 また、ダイオード1本ではありますが、パネル裏面側で白い粉が噴いていました。 ここまでくると呆れるだけです。
この現象は明らかに保管環境が劣悪であったことを物語っています。 10年以上前の電子玩具を入手する経験もしていますが、 このような電子玩具でも今回と同様にメッキ表面がくすんでいます。 今回のマイキット150復刻版はこのような古い電子玩具と似たような状態で、ともて新発売の新品製品とは思えません。 未来から新古品として贈り物されたわけでもないし、中古品を買ったつもりでもないのですが。。。。。
ところで、学研のメールマガジンでトランジスタ破損時の交換ができるようにするとの記述があり、具体的にどのようにするのかなと思っていました。 現品を見てみると下図のようなIC丸ピンICソケットらしきソケットを使っています。
これは人により問題かどうか判断の分かれるところはありますが、商品の企画の観点から見れば、このソケットの使い方は間違っており、設計不良です。
【 トランジスタ取り付け状態 】
IC丸ピンICソケットは多ピン同時に接続して使うことで部品をしっかりホールドさせる機構の部品です。 このように3ピン程度の部品をホールドする機能は持っていません。 実際にトランジスタを摘むと簡単に外れます。 簡単に外れるということは、実験中に誤って外してしまう可能性も高いことを意味しており ます。 これは、トランジスタ破損時の交換をやりやすくするとうたっているにも関わらず、逆にトランジスタ破損のポテンシャルを上げているだけです。 (トランジスタのマーキング印刷も薄く、差し間違えも十分起こり得ます。 ところで、このトランジスタは日本国内品ではないようです。 多分、中国製が韓国製ではないかと推測します。)
旧タイプ マイキット150でも部品交換は比較的容易に交換できました。 パネルを取り外す手間はかかりますが、部品のリード線をスプリングの裏面側に挟み込むことで確実に取り付け/交換できました。 なぜ、先人の知恵を無にするのでしょうか。
素人が扱う可能性の高いセットであるにも関わらず、このような設計不良と言えるような部品を使ったり、冒頭に記載のようにあり合わせの段ボール箱で発送したり、ポイントを押さえずに安価 な部品ばかりで済まそうとしたり、電子部品もしくは現品の保管状態がまともではない商品を平気で出荷する姿勢に
喝!喝!喝!喝!喝!
思わず、商品に同梱されていた「返品・交換 連絡表」で送り返したくなりましたが、この手間を掛ける価値も感じられないので、1万円以上をどぶに捨てたつもりで、このまましばらくお蔵入りにすることにします。
でも、この用紙、本来はクレーム目的も含めていると思うのですが、何故か高飛車な印象を受ける文章で記載されています。 お金もうけ以外ではCS精神を感じることができません。 きっと、ISO9001認証は無理でしょうね。 もし、認証取得しているならば、監査員として乗り込んでみたいです。
【 返品・交換 連絡表 】
学研 マイキット150復刻版の紹介 |
【 パッケージ外観(表面) 】 |
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【 パッケージ外観(裏面) 】 |
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この木製ケースは期待以上の仕上がりでした。 唯一感心した点です。 【 マイキット150復刻版 木製ケース外観 】 |
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【 マイキット150復刻版 フタ開放時 外観 】 |
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【 上側パネル 外観 】
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ショットキーダイオードって、こんなシンボルを普通使っていたっけ? 【 下側パネル 外観 】
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これらのユニットに使用されている電解コンデンサも安物のようです。
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何故、取扱説明書(回路図集)と電線が同じ袋に入っているの? 接続用電線を使って本当に遊んだことあるの?
本当に使ったことがあれば木製ケースの外に梱包せざるを得ないようなことはしません。 【 取扱説明書(回路図集)・電線 】 |
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【 電線 一式 】 |
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【 小物部品袋 外観 】 |
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【 小物部品 一式 外観 】 |
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【 取扱説明書(回路図集) 表紙 】
【 取扱説明書(回路図集) 裏表紙 】
以下の回路例は、上記取扱説明書からの抜粋です。 No.035 マルチバイブレーターによる低周波発振回路例です。 【 回路集 サンプル例1 】
No.069 ダイオード式簡易高周波電圧計例です。 【 回路集 サンプル例2 】
No.094 ダイオード検波1石ラジオ 【 回路集 サンプル例3 】
No.136 フォトテルミン の回路図例です。 【 回路集 サンプル4 】
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