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Memorandumの小部屋

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電池ボックス電子工作(その22)

いつどこオーディオアンプ1

 スピーカ駆動の持ち運びできるオーディオアンプ「いつどこオーディオアンプ1」を製作しましたので紹介します。

1.アンプ部の検討

 BU7150使用 超小型・低電圧駆動アンプモジュールはモノラルのオーディオアンプです。 このICのデータシートを確認するとステレオにもできるようです。 BU7150使用 超小型・低電圧駆動アンプモジュールをそのまま利用するのも芸がないのでステレオ化改造をして、持ち運びのできるオーディオアンプ「いつどこオーディオアンプ1」を製作してみました。 このアンプにはスピーカを内蔵せずに、外付けスピーカを想定しています。 なお、ステレオ化することでシングルエンド(不平衡)出力になりますので、普通のステレオヘッドフォンを接続することもできます。

 

【 モジュール パッケージ外観 】

 

出典 ROHM BU7150データシート

【 BU7150データシート 抜粋 】

 

 BU7150をステレオ化するためにはMODE端子を0VラインにしてSEモードにする必要があります。 BU7150使用 超小型・低電圧駆動アンプモジュールの基板パターンを確認すると、アクセスしやすいパターンを一ヶ所カットするだけでMODE端子を切り離すことができました。 あとは、MODE端子を電線でGNDラインに接続するだけです。 なお、ハンダ付け部位が非常に小さいため、接続用電線は”AWG28サイズの電線のより線”から素線1本を取り出して、この素線で配線しました。 (BU7150使用 超小型・低電圧駆動アンプモジュール修正回路図 *A,*B参照)

 次に、アンプ部分をBTLモードからSEモードに対応する回路に変更します。 帰還抵抗RF1・RF2はBU7150使用 超小型・低電圧駆動アンプモジュールの20kΩをそのまま利用します。 入力の抵抗とカップリングコンデンサは外付けとしました。 (BU7150使用 超小型・低電圧駆動アンプモジュール修正回路図 *C参照) 

 


(クリックすると原寸大の回路図をダウンロードできます。)

【 BU7150使用 超小型・低電圧駆動アンプモジュール修正回路図 】

 

【 BU7150使用 超小型・低電圧駆動アンプモジュール修正部位 】

 

【 BU7150使用 超小型・低電圧駆動アンプモジュール修正部位外観 】

 


2.「いつどこオーディオアンプ1」の製作

2.1 回路の検討

 オーディオアンプ部分はBU7150使用 超小型・低電圧駆動アンプモジュールを利用して、入力回路、出力回路、電源回路部分を追加しました。 

(クリックすると原寸大の回路図をダウンロードできます。)

【 いつどこオーディオアンプ1 回路図 】

 入力回路については、BU7150のデータシートの回路もそうですが、0.47μF+10kΩの定数設定は納得できません。 10μFと10kΩに変更しました。 また、カップリングコンデンサに一般的な特性と思われる積層セラミックコンデンサを使用するのも全く理解できません。 カップリングコンデンサは電解コンデンサを採用しました。(そこまで気にしないといけないアンプではありませんが。。。。。)
 もし、帰還抵抗RF1・RF2を47kΩにできるならば、VR1を20kΩ(22kΩ)、Rin1・Rin2を20kΩ(22kΩ)に変更することも考えていました。 しかし、帰還抵抗RF1・RF2の交換まで元気がなかったこと、および、VR1の20kΩ品を入手できなかったので、この見直しはあきらめました。

  出力回路はBU7150のデータシートの回路に準じています。 できればCO1,CO2を330μF,もしくは470μFに変更してみたかったのですが、部品の大きさの問題もあり、100μFのままにしています。

 電源回路は、電池ボックスの機能をそのまま利用しています。 電源は乾電池1個(1.5V)でも動作できますが、音量が小さるなると思われますので電池2個(3V)としました。 蛇足ですが、当初はリチウムイオン電池(3.7〜4.2V))を考えていました。 充放電制御回路の部品スペースがそれなりに必要であり、実装に工夫が必要となるのでリチウムイオン電池対応は途中で止めました。

 入出力コネクタはステレオミニジャックとしました。 入力コネクタはピンジャックが望ましいのですが、ケースのサイズを考えて今回は3.5mmステレオミニジャックとしました。 出力は100円均一のスレテオ対応スピーカの利用を前提にしていますので、こちらも3.5mmステレオミニジャックとしました。 なお、今回使用した3.5mmステレオミニジャックは手持ち品を利用しました。 残念なことにメーカ型式は不明です。、

 音量調整は2連可変抵抗器(VR1 10kΩ)を用いて、つまみで調整できるようにしました。 スイッチ操作で音量する機器が増えていますが、やはりつまみ操作が一番です。

 

2.2 ケースの加工

 持ち運びのできる「いつどこオーディオアンプ1」を実用に供するには、しっかりしたケースが必要です。 当初は別のケース(投薬小分けケース)を検討していましたが、電源を乾電池にするように方針変更したことで、急遽、電池ボックス工作に変更となりました。

 電池ボックスは単三乾電池3本用の「電池ボックス 単3×3本 フタ付・プラスチック・スイッチ付・端子リード線タイプ [SBH-331AS]」を利用しました。 乾電池収納部を改造して、単三乾電池2本用の改造します。 残り単三乾電池1本分のスペースに、オーディオアンプ回路基板部分、2連可変抵抗器、ステレオジャック2個を収納します。  これらの部品は現物合わせで取り付け穴加工をしています。 また、オーディオアンプ回路部分の基板は特に固定しません。 周辺部品との配線をクッションがわりにして基板を収納するだけにします。

 

 赤色電線の付いた+側金具は再利用します。 ただし、赤い電線は上側からの引出しとなるようにハンダ付けをやり直します。

【 電池ボックス 単3×3本 フタ付・プラスチック・スイッチ付・端子リード線タイプ [SBH-331AS] 】

 

3.5mmステレオミニジャック部分のケース仕切り部分を削り取っています。

【 機構部品収納確認 】

 

【 穴加工状態1 】

 

【 穴加工状態2 】

 

出力用3.5mmステレオミニジャック取付け穴

【 穴加工状態3 】

 

入力用3.5mmステレオミニジャック取付け穴

【 穴加工状態4 】

 

2連可変抵抗器取付け穴

【 穴加工状態5 】

 

2.3 オーディオアンプ回路基板部分の製作

 ベースとなる基板にBU7150使用 超小型・低電圧駆動アンプモジュールを搭載してオーディオアンプ回路基板部分を製作します。 今回はaitendoの「基板for電池ボックス(7連) [P-BTB14X52-7P] 」のSOT−89−6基板を利用しました。 この基板は中央部にパターンの無い部分がありますでBU7150使用 超小型・低電圧駆動アンプモジュールを搭載する際にも絶縁に気を配る必要がありません。 また、厚みも0.8mmであり小型化に一役かっています。(電解コンデンサの高さに余裕を持たせることができる。)
 SOT−89−6基板中央のスルーホール、パターンのない部分にBU7150使用 超小型・低電圧駆動アンプモジュールを搭載して、一部の配線をリード線で行うことで基板を固定します。

 

リード線を使って配線端子を設けています。

【 オーディオアンプ回路基板外観1 】

 

【 オーディオアンプ回路基板外観1 】

 

【 オーディオアンプ回路基板外観2 】

 

【 オーディオアンプ回路基板外観3 】

    

2.4 完成状態

 オーディオアンプ回路基板部分、2連可変抵抗器、ステレオジャック2個を電池ボックスに収納して、それぞれを配線すると完成です。 

 

【 電池ボックス内部完成状態 】

 

電池が下部にあるので、意外と安定しています。

【 利用時外観1 】

 

スピーカを360°自由に回転できます。 スピーカの代りにステレオヘッドフォーンを接続できます。

【 利用時外観2 】

 


3 「いつどこオーディオアンプ1」で使用した部品

 「いつどこオーディオアンプ1」の製作で利用した部品の一部を以下に紹介します。

BU7150使用 超小型・低電圧駆動アンプモジュール

M−06560

BU7150

秋月電子通商

2連可変抵抗器

P−03604

10kΩ×2連

秋月電子通商

 

ポータブルミニスピーカ

CY−329

8Ω(0.4W)×2個

ダイソー

基板for電池ボックス(7連)

P−BTB14X52ー7P

SOT−89−6基板
 

aitendo

電池ボックス 単3×3本

P−02666

フタ付・プラスチック・スイッチ付・端子リード線タイプ [SBH−331AS]

 


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