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Memorandumの小部屋

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DC電源付き ド忘れタイマーの製作
 

注意

  •  本ページの製作例は100VACラインから非絶縁となっていますので、感電には注意して下さい。

  •  マイコン部回路を含めて全ての部品が100VACラインから絶縁されていませんので、導電部に触ると感電します。

  •  本事例を製作される場合は、100VAC/150VDCの電圧に耐える絶縁カバー(ケース)の中に収納して下さい。 また、外部に電線を引き出すなどの行為も決して行わないで下さい。

  •  動作確認したい場合は、電池駆動のテスタは使用可能ですが、感電に注意して下さい。 オシロスコープで波形観測は原則実施不可です。


1.背景

 「ド忘れタイマー   手抜き充電式器具用タイマーの製作」で紹介しましたタイマー回路の電源は別途準備する必要があります。 このため、下記画像のようにACアダプタや電源三つ又などを用いていますが、タイマ本体より大きなスペースを占めています。

【 「ド忘れタイマー   手抜き充電式器具用タイマーの製作」使用例 】

 

 このタイマーの消費電流は数10mA(使用リレーにより異なる。)ですので、それほど大きなACアダプタは不要ですが、このタイマーに見合う大きさのACアダプタが、なかなか見あたりませんでした。 抵抗による電圧降下と定電圧電源回路を用いた非絶縁のDC電源回路を組むことも考えましたが、抵抗分の損失が数W(=100V×50mA程度)にもなり、抵抗の発熱が気になります。 この対応として、簡易スイッチングレギュレータを製作するか、お金を出して小型のACDCコンバータユニットでも購入しようかと思っていました。

 そうこう思っていたところ、下図のようにトランスレス電源ICが安価に販売されました。 早速、これを入手して「ド忘れタイマー」回路への適用を行ってみました。


出典 : 秋月電子通商のホームページからの転載です。

【 トランスレス電源IC 販売画面 】


2. ド忘れタイマー用トランスレス電源IC「FSD210B」

 トランスレス電源IC「FSD210B」を秋月電子通商から購入しました。 いつものようにチャック式の樹脂袋にトランスレス電源IC「FSD210B」2個とデータシート抜粋版が付属していました。 IC自体は8PINのDIPですが、沿面距離確保のために6番ピンが有りません。

【 トランスレス電源IC「FSD210B」 】

 付属のデータは抜粋版であり、電気的特性の記載がありませんのでしたので、結局インターネットでデータシートを入手して電気的特性の確認とアプリケーション例(下図)を確認しました。 その結果、付属データに記載の使用例に加えて若干の説明が記載されていました。 なお、下記回路図でD1,D2は UF4004となっていますが、データシートに掲載されている部品リストではUF4007と記載されていました。 100VACの場合はUF4004で問題ないでしょう。


出典 : FAIRCHILD FSD210Bデータシートからの転載です。

【 トランスレス式DC12V電源回路例 】

 この回路をベースにして手持ち部品などを使用して、この12V電源を製作することにしました。


3. DC電源付きド忘れタイマー回路/仕様

 今回製作したDC電源付きド忘れタイマーの回路を下図に示します。 下記画像をクリックすると原寸サイズの回路図を表示します。

【 DC電源付きド忘れタイマー回路図 】

 

 上記回路に使用するPICマイコンのHEXファイル、及び、設定時間を下記表に掲載します。 下記設定の詳細は「ド忘れタイマー   手抜き充電式器具用タイマーの製作」を参照して下さい。 また、PICマイコンにHEXファイルを書込む手順、EEPROMのみを書替える手順をQ&Aの小部屋の「PICマイコンのプログラム書込み、データ変更方法がわからない。」に記載しています。
 

  ド忘れタイマ用PICマイコン(PIC12F683-I/P) Revision 3.0

時間単位選択 1min
jsk35a2.hex

 


時間単位選択 1 0min
タイマ 設定 タイマ 設定
18 (180分) 60 (600分)
24 (240分) 72 (720分)
36 (360分) 144 (1440分)
48 (480分) 30 (300分)

 

jsk35a3.hex

 

  ド忘れタイマ用PICマイコン(PIC12F683-I/P) Revision 3.0 EEPROMデータ 

ド忘れタイマ用PICマイコン EEPROM設定

アドレス

データ名称

内  容

デフォルト

0

タイマ0

タイマ0 : 0〜255 (単位はアドレス9番地による。)   3 (3分)

タイマ1

タイマ1 : 0〜255 (単位はアドレス9番地による。)  60 (60分)

タイマ2

タイマ2 : 0〜255 (単位はアドレス9番地による。)  75 (75分)

タイマ3

タイマ3 : 0〜255 (単位はアドレス9番地による。)  90 (90分)

タイマ4

タイマ4 : 0〜255 (単位はアドレス9番地による。) 105 (105分)

タイマ5

タイマ5 : 0〜255 (単位はアドレス9番地による。) 135 (135分)

タイマ6

タイマ6 : 0〜255 (単位はアドレス9番地による。) 150 (150分)

タイマ7

タイマ7 : 0〜255 (単位はアドレス9番地による。) 120 (120分)
GP5出力論理設定 出力論理

 0 : タイムアップ時Highレベル(デフォルト)
 1 : タイムアップ時Lowレベル
    

時間単位選択 タイマ0〜7 単位選択

 0 : 1秒
 1 : 10秒
 2 : 1分 (デフォルト)
 3 : 10分

【参考】

 プログラムの下記アドレスでOSCCONレジスタ設定を行っています。 このレジスタの設定を変えることで時間のレンジを変える(短くする)ことができます。

 LOC OBJECT  CODE SOURCE TEXT
 00BA 3015 movlw    H'15' 
 00BB 008F movwf    OSCCON

        

10 OSCTUNE PIC12F683のOSCTUNEレジスタ設定用

 内蔵のクロックは調整してあるというものの、それほど正確ではありません。 その際、OSCTUNEレジスタの値を調整して合わせ込みをしてみて下さい。

   

11 LED点滅用 タイマカウント点滅周期設定用

 4Hzでカウントアップする1バイトのデータと、この設定値を論理和し、もし、0で無ければGP4をHighレベル、0であればGP4をLowに設定する。

 H'01' : 点滅周期 0.5s
 H'02' : 点滅周期 1s
 H'04' : 点滅周期 2s
 H'08' : 点滅周期 4s

 

   


4. DC電源付きド忘れタイマー製作例

 上記の仕様で製作した基板を下図に掲載します。

 

【 DC電源付きド忘れタイマ 基板部分拡大 】

 

【 DC電源付きド忘れタイマ ケース収納状態 】

 

【 DC電源付きド忘れタイマ ACコード含む 】

 

基板裏面には絶縁シートを設けています。

【 DC電源付きド忘れタイマ 側面外観 】

 

【 DC電源付きド忘れタイマ 正面外観 】


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