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VNC2−32Q USB 2.0ホスト/コントローラ インタフェース 評価ボード V2DIP1−32

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データ番号

1853

区 分

部品

分 類

マイコン

品 名

VNC2−32Q USB 2.0ホスト/コントローラ インタフェース 評価ボード V2DIP1−32

発売元

入手先

DigiKey

製 造

Future Technology Devices International Limited  (FTDI)

価 格

3,443円(消費税10%、関税別)

主要部品

電 源

5Vdc

概略仕様

   

概要

 Vinculum−II Embedded Dual USB Host Controller IC「VNC2−32Q」を搭載したUSBホスト/スレーブの開発モジュール用基板です。  USB TypeAコネクタを1ポート有しています。

基板用電源

 V2DIP1−32基板のピンヘッダJ1ピン経由、もしくは、モジュール基板「VNC2 DEBUG MODULE基板」用接続ピンヘッダJ3経由 で供給します。

 ピンヘッダJ1ピン経由時は、供給した外部電源は基板内の5Vライン(信号名5V0)に接続されています。

 「VNC2 DEBUG MODULE基板」用接続ピンヘッダJ3経由時は、「VNC2 DEBUG MODULE基板」内のQ1及びV2DIP1−32基板内のD1による電圧降下が0.3〜0.5Vdc生じます。 そのため、基板内の5Vライン(信号名5V0)の電圧は4.5V〜4.7Vdcに低下します。

USBコネクタ用
VCC端子電源

 デフォルトではUSBコネクタのVCCラインは未接続となっています。 基板ハンダ面のUSBコネクタ付近にあるジャンパーパッドJP1を短絡することで、基板内の5Vライン(信号名5V0)を ヒューズF1経由でUSBコネクタのVCCラインに接続することができます。

VNCLO−
MB1A基板

項 目

仕  様

コントローラ

VNC2−32Q

デジタルI/O

12点 (3.3Vレベル)

アナログI/O

無し

USBポート

2ポート

番号

ポート

コネクタタイプ

CN1

USB2

Type−A (ホスト)

JP1

 USBコネクタは未実装です。 信号は27Ω抵抗を介してピンヘッダJ1の4番ピン、5番ピンに接続されています。

 

FLASHメモリ

256kbytes

RAM

16kbyte

クロック

12/24/48MHz選可能

表示LED

 

番号

シルク

接続先

LED1

PWR

3.3Vdc電源ライン(給電表示)

 

インターフェース
用ドライバ

USB、UART、SPI
(コンパイル済みドライバ)

USBホストクラス
用ドライバ

大容量記憶装置、ヒューマンインターフェースデバイス(キーボード、マウス)、オーディオデバイス、ビデオデバイス(ウェブカメラ)
(USBホストクラス用コンパイル済みドライバ)

USBデバイス
クラス用ドライバ

FTDIペリフェラルIC、ヒューマン・インターフェース・デバイス(キーボード、マウス)

デバッグ
用ポート

J3:2mmピッチ 6ピン (そのうち1本のピンは逆差し防止用として未実装)

  

     

付属基板

V2DIP1−32 HW_111 Rev1.1

付属ケース

外形寸法

基板単体時 : W 60.6mm D 17.8mm H 18.0mm (コネクタ、ピンヘッダ含む)

追加購入
部品

コメント

 本製品を使用する際に経験した項目を後日公開する予定です。

改 造

その他

(製作例)

   

【 梱包外観1 】

 

【 梱包外観2 】

 

【 V2DIP1−32基板パッケージフタ開時外観 】

 

【 V2DIP1−32基板外観1 】

 

【 V2DIP1−32基板外観2 】

 

【 V2DIP1−32基板外観3 】

 

【 V2DIP1−32基板外観4 】

 

【 V2DIP1−32基板外観5 】

 

【 V2DIP1−32基板外観6 】

 

【 V2DIP1−32基板外観7(部品拡大) 】

 

【 V2DIP1−32基板外観8 】

 

【 V2DIP1−32基板外観9(部品拡大) 】

 

【 V2DIP1−32基板外観10(裏面) 】

 


動 作 確 認

 「VNC2−64Q USB 2.0ホスト/コントローラ インタフェース 評価ボード VNCLO−START1   (VNCLO-MB1A/VNC2 DEBUG MODULE)」と同様にトランジスタ技術2012年1月号、2月号に連載された奥野好郎氏著「モジュールも入手できてすぐに試せる! ワンチップUSBホストIC Vinculum−U試用レポート」を参考にしました。

出典元:トランジスタ技術2012年1月号、2月号
【 参考図書 】

 

 V2DIP1−32基板もVinculum−II IDEを用いてプロジェクト開発します。 その際、Vinculum−II IDEの「File」→Project「Modify」を選択して「AppWizard」でV2DIP1−32基板関連情報を入力しました。 どのように設定すればよいのか理解できていませんが、とりあえず「Target Module」と「Kernel」を設定しました。

【 Target Module 設定 】

 

【 Kernel 】

 

 この「AppWizard」、本当に機能しているのでしょうか? わからないままBuild、および、Flashを実行して動作確認作業を継続しました。 また、参考図書を参考にしてV2DIP1−32基板用にピンアサイメント設定を変更しました。

 まず、 「実験1:USBメモリにファイルを書き込んでみる」を参考にして動作確認をしました。 Vinculum−II IDEに Vinculum−II−Installer−V2.0.2−SP3.zip同梱のサンプルプロジェクト (USBHost_HelloWorld.vproj)の改訂版のプロジェクト(「VNCLO−START1」参照)を読込み、Build→Flashを実行しました。  プロジェクトに手を加えることなく動作することを確認できました。

 

 USBメモリのアクセスLEDが点滅して、約5秒間隔でテキスト書込みすることを確認しました。

【 実験1:動作時外観 】

 

 次に「実験2:USBでデータをI/Oしてみる」を試しました。  「VNCLO−START1」の動作確認と同様な構成とプロジェクト(「Vinco_ft232_loopback.vproj」)を利用しました。 なお、参考図書の後編リスト3に記載されている関数の書き換えは必須です。

 

【 実験2:動作時外観 】

 

 「実験2」の動作確認をしたところ、ループバックを確認できませんでした。 その際の確認作業でPC側からの送信データ(9600bps)はループバック用のUSBシリアル変換基板の送信データとして正常に出力(3Mbps)されていました。 しかし、ループバックされたデータがPC側へ戻 ってこないようでした。

 そのため、ハード的な問題なのかプロジェクトのコードの問題なのかを切り分けるために「VNCLO−START1」の動作確認で利用した「USBHostFT232Loopback.vproj」を試してみました。

 このプロジェクトには参考図書の後編のリスト3が対象としている関数が存在していませんでした。 プロジェクトに何も手を加えずに実行しましたが動作しませんでした。 そこで、少しプロジェクトを調べて変更要と思われる部位を変更し、ついでに起動時のメッセージに基板名称とピン割り当てを追加しました。 この変更で動作確認できました。 (変更要と思われる具体的部位は後日公開予定の「本製品を使用する際に経験した項目 」に記載する予定です。) 「VNCLO−START1」の動作確認に記載している「エコーバック時のバッファ処理」の問題も再現しました。 この問題を回避するために、1文字入力して数秒間隔 待ちを繰り返してキー入力することで正常にエコーバックすることを確認できました。

 

【 動作確認時のターミナルソフト画面(起動時) 】

 

【 動作確認時のターミナルソフト画面(エコーバック確認時) 】

 

 この結果より、ハード的に問題は無さそうです。 よって、プロジェクト「Vinco_ft232_loopback.vproj」のループバックデータの処理に何か問題がありそうです。 現状はここまで確認できています。 

  

データ作成者 CBA

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