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VNC2−64Q USB 2.0ホスト/コントローラ インタフェース 評価ボード VNCLO−START1
 (VNCLO-MB1A/VNC2 DEBUG MODULE)

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データ番号

1852

区 分

部品

分 類

マイコン

品 名

VNC2−64Q USB 2.0ホスト/コントローラ インタフェース 評価ボード VNCLO−START1 (VNCLO-MB1A/VNC2 DEBUG MODULE)

発売元

入手先

DigiKey

製 造

Future Technology Devices International Limited  (FTDI)

価 格

6,788円(消費税10%・関税含まず)

主要部品

電 源

USB給電/9Vdc

概略仕様

   

概要

 USBホスト/スレーブの開発モジュール用基板VNCLO−MB1Aと、VNCLO−MB1Aをパソコンからデバッグ/プログラムできるモジュール基板VNC2 DEBUG MODULEのセットです。
(個別に購入するよりセットの方が安価であったため本型番の商品を購入しました。)

電源

VNCLO−MB1A基板

 VNC2 DEBUG MODULEからUSBポート経由での給電、もしくは、VNCLO−MB1A基板の2.1mmφDCプラグからの9Vdc給電。

VNC2 DEBUG MODULE基板

 USBポートからの給電

VNCLO−
MB1A基板

項 目

仕  様

コントローラ

VNC2−64Q

デジタルI/O

30点 (3.3Vレベル)

アナログI/O

MCP3008 (10ビット、8チャンネル)

USBポート

2ポート
  

番号

シルク

コネクタタイプ

CN2

USB2

Type−A (ホスト)

CN3

USB1

Mini−B (デバイス)

 

FLASHメモリ

256kbytes

RAM

16kbyte

クロック

12/24/48MHz選可能

表示LED

 

番号

シルク

接続先

LED1

USB1

IOBUS20(39番ピン)

LED2

USB2

IOBUS21(40番ピン)

LED3

PWR

3.3Vdc電源ライン(給電表示)

 

ジャンパー

 

番号

シルク

用途

JP1

PWR

Sel.

基板内5V電源給電選択

PSU:
 USB2(Mini−B)のVBUSラインからの5V給電

VBUS:
 DCジャック側から給電された3端子レギュレータ出力による5V給電

JP2

AREF

Sel.

アナログ入力リファレンス電圧選択

3V3:
基板内3.3Vライン(VCC3V3)

5V:
基板内5Vライン(VCC5V)

 

操作スイッチ

SW2:RESET

インターフェース
用ドライバ

USB、UART、SPI
(コンパイル済みドライバ)

USBホストクラス
用ドライバ

大容量記憶装置、ヒューマンインターフェースデバイス(キーボード、マウス)、オーディオデバイス、ビデオデバイス(ウェブカメラ)
(USBホストクラス用コンパイル済みドライバ)

USBデバイス
クラス用ドライバ

FTDIペリフェラルIC、ヒューマン・インターフェース・デバイス(キーボード、マウス)

デバッグ
用ポート

J7:2mmピッチ 6ピン (そのうち1本のピンは逆差し防止用として未実装)

ハードウエア
互換性

VNCLO−MB1A基板データーシートには、基板外形、コネクタはArduino Duemilanove / Uno 開発ボードの上位互換があると記載されています。

VNC2
DEBUG
 MODULE基板

項 目

仕  様

用途

Vinculum−II IDE 開発ソフトウェアと FTDI Vinculum−II (VNC2) USB ホスト コントローラー デバイスのデバッグ インターフェイス ピンの間の接続を提供するように設計されています。

ターゲット

VNCLO−MB1A,、V2DIP1−32、V2DIP2−32、V1DIP2−48、V2DIP2−48

搭載デバイス

FT232RQ

USBコネクタ

CN1:PC接続用 Mini−B

表示LED

D1:データ送受信表示
D2:電源給電表示

     

付属基板

付属ケース

外形寸法

VNCLO−MB1A基板 : W 75.1mm D 55.1mm H 14.8mm (コネクタ、ピンヘッダ含む)

VNC2 DEBUG MODULE基板 :  W 約30mm D 14.3mm H 6.8mm (コネクタ、ピンソケット含む)

追加購入
部品

コメント

 本製品を使用する際に経験した項目を後日公開する予定です。

改 造

その他

(製作例)

   

【 梱包外観1 】

 

【 梱包外観2 】

 

【 VNCLO−START1パッケージ外観1 】

 

【 VNCLO−START1パッケージ外観2 】

 

【 構成品 】

 

【 取扱説明書(表) 】

 

【 取扱説明書(裏) 】

 


VNCLO−MB1A

 

【 VNCLO−MB1A基板外観1 】

 

【 VNCLO−MB1A基板外観2 】

 

【 VNCLO−MB1A基板外観3 】

 

【 VNCLO−MB1A基板外観4 】

 

【 VNCLO−MB1A基板外観5 】

 

 ピンヘッダJ3・J4・J5・J6が雑に取り付けられていました。 信号取出し時に困りそうです。

【 VNCLO−MB1A基板外観6 】

 

【 VNCLO−MB1A基板外観7(部品拡大) 】

 

【 VNCLO−MB1A基板外観8(部品拡大) 】

 

【 VNCLO−MB1A基板外観9(部品拡大) 】

 

【 VNCLO−MB1A基板外観10(部品拡大) 】

 

【 VNCLO−MB1A基板外観11(裏面) 】

 


VNC2 DEBUG MODULE

 

【 パッケージ外観 】

 

【 VNC2 DEBUG MODULE基板 取出し時外観 】

 

【 VNC2 DEBUG MODULE基板外観1 】

 

【 VNC2 DEBUG MODULE基板外観2 】

 

【 VNC2 DEBUG MODULE基板外観3 】

 

【 VNC2 DEBUG MODULE基板外観4 】

 

【 VNC2 DEBUG MODULE基板外観5 】

 

【 VNC2 DEBUG MODULE基板外観6 】

 

【 VNC2 DEBUG MODULE基板外観7 】

 

ほこりが沢山付着していました。

【  VNC2 DEBUG MODULE基板外観7(部品拡大) 】

 

【 VNC2 DEBUG MODULE基板外観8(裏面) 】

 

【  VNC2 DEBUG MODULE基板外観9(裏面部品拡大) 】

 


動 作 確 認

 動作確認はトランジスタ技術2012年1月号、2月号に連載された奥野好郎氏著「モジュールも入手できてすぐに試せる! ワンチップUSBホストIC Vinculum−U試用レポート」を参考にしました。 投稿記事 のサブタイトルは、1月号は「<前編>用途に合わせて変幻自在」、2月号は「<後編>実験!パソコンの代わりとして動かしてみる」となっています。 動作確認をできたのはこの投稿記事 とFTDI社のサポートのおかげです。 この場を借りて奥野好郎氏、および、FTDI社のサポート関係者の皆様に感謝致します。

 動作確認例として、<後編>に記載されている「実験1:USBメモリにファイルを書き込んでみる」と「実験2:USBでデータをI/Oしてみる」の2種類で動作確認しました。

出典元:トランジスタ技術2012年1月号、2月号
【 参考図書 】

 

 動作確認のためにVNCLO−MB1A基板にVNC2 DEBUG MODULE基板を 接続する必要があります。 その際、VNC2 DEBUG MODULE基板のデーターシートの図3.3ではケーブルで接続するように記載されています。 が、それに気付いたのは動作確認後です。 動作確認時にはVNCLO−MB1A基板 のピンヘッダーJ7にVNC2 DEBUG MODULE基板を直接接続しました。 その場合、VNC2 DEBUG MODULE基板のピンソケットがグラグラして機械的な強度が不足していました。 そのうち、何故かVNC2 DEBUG MODULE基板からVNCLO−MB1A基板へ電源供給ができなくなりました。 VNCLO−MB1A基板にVNC2 DEBUG MODULE基板を接続した状態で、通電確認をしようとVNC2 DEBUG MODULE基板に接続したUSBケーブルを触っていたところ、VNC2 DEBUG MODULE基板のピンソケットが 折れ曲がり、その直後に分離しました。

 

【 分離したピンソケットの状態1 】

 

【 分離したピンソケットの状態2 】

 

 VNCLO−MB1A基板とVNC2 DEBUG MODULE基板の接続はデーターシート記載のように電線で中継する必要が有ります。 修復 作業をしましたが。その際、秋月電子通商の手持ちストック部品「2mmピッチピンヘッダ 1×40 (40P)[2210S−40G] 通販コード C−03867」、「2mmピッチピンソケット 1×20 (20P)[2209S−20G] 通販コード C−03871」を持ちいて電線で接続することにしました。 これでUSBケーブルからの外力の影響を低減することができそうです。

 

【 修復時外観1(基板側ハンダ付け前) 】

 

【 修復時外観2(ハンダ付け作業完了後) 】

 

橙色電線の下手なハンダ付けが目に付きます。

【 修復時外観3(ハンダ付け作業完了後) 】

 

【 VNCLO−MB1A基板・VNC2 DEBUG MODULE基板接続時外観 】

 

 参考図書を参考にして開発ツール(Vinculum−II−Installer−V2.0.2−SP3.zip )をインストールしました。 NC2 DEBUG MODULE基板をPCに接続した際のドライバの状態を下記に掲載します。

 

【 デバイスドライバの状態 】

 

 「実験1:USBメモリにファイルを書き込んでみる」を参考にして動作確認をしました。 Vinculum−II IDEに Vinculum−II−Installer−V2.0.2−SP3.zip同梱のサンプルプロジェクト (C:\Users\(ユーザー名)\Documents\FTDI\Firmware\Samples\V2.0.2-SP3\Vinco\USBHost\Vinco_HelloWorld\USBHost_HelloWorld.vproj)を読込み、Build→Flashを実行しました。

 

【 サンプルプロジェクトのBuild実行画面 】

 

【 サンプルプロジェクトのFlash実行画面 】

 

書き込み中にはVNC2 DEBUG MODULE基板のD1LEDが点灯します。

【 フラッシュメモリ書き込み時外観 】

 

 本来はFlash後にVerifyを実行べきなのですが、現在のVerifyプログラムでは正常に終了できないようなのでVerifyは未実施としました。 USBメモリを接続してサンプルプロジェクトを実行すると、USBメモリのアクセスLEDが点灯して書き込み作業をしていることを確認できました。 ただし、サンプルプロジェクトの説明文によれば5秒間隔に書き込みをする旨の記載がありましたが、動作確認では5秒の待ち時間無しに連続書込みをしました。 原因調査は未実施ですが、USBメモリに所定のテキストを書込むことはてきているので、この確認は終了としました。

 また、書き込み開始からリセットボタンを押す(もしくは電源遮断→再投入)までUSB2ポート(Type−Aコネクタ)のVCCラインへの電源供給を停止しているようです。 しかし、信号などの回り込みの関係と思われる中途半端な電圧が生じます。 できれば書き込み中にはUSB2ポートへのUSB機器の接続をしない方がよいようです。

 

USBメモリのアクセスLEDが点滅することを確認できました。

【 実験1:動作時外観 】

 

 テキストファイルをバイナリーファイルとして開きました。 改行コードは&h0Aとなっていました。

【 実験1:ファイル書き込みデータ 】

 

 その後、別件でやりとりをしていたFTDI社に本件(連続書込み)を連絡したところ、改訂版のプロジェクトをご提供いただきました。 改訂版のプロジェクトを実行すると約60秒間に文字列を12行書込んだテキストファイルが生成され、説明文に記載どおり5秒間隔の書き込みをしていました。 なお、USBメモリのアクセスLEDは以前と同様に頻繁に点滅していましたが、1回当たりの点灯時間が短くなっているように感じました。

 

 次に「実験2:USBでデータをI/Oしてみる」を試しました。   Vinculum−II IDEにVinculum−II−Installer−V2.0.2−SP3.zip同梱のサンプルプロジェクト (C:\Users\(ユーザー名)\Documents\FTDI\Firmware\Samples\V2.0.2-SP3\Vinco\USBHost\Vinco_ft232_loopback\Vinco_ft232_loopback.vproj)を読込み、Build→Flashを実行しました。  また、この実験では手持ちの「FT232RQ USBシリアル変換モジュールキット [AE−TTL−232R] 通販コード K−09951」を利用しました。  動作確認をして期待どおりにエコーバックしました。
 なお、VNCLO−MB1A基板にUSB接続した側の「「FT232RQ USBシリアル変換モジュール」のループバック信号を別のUSB−シリアル変換器でモニタしたところ、ターミナルソフトのボーレート設定を3Mbpsとすることでモニターすることができました。 参考図書に記載されている内容を確認できました。

 

 USB2側コネクタを利用しているにも関わらず、エコーバック動作時にUSB1とシルク印刷されているLEDが緑色に点灯します。

【 実験2:動作時外観 】

 

 Vinculum−II IDEにVinculum−II−Installer−V2.0.2−SP3.zip同梱のサンプルプロジェクト には、エコーバックを確認できる別のサンプルプロジェクト(C:\Users\(ユーザー名)\Documents\FTDI\Firmware\Samples\V2.0.2-SP3\Vinco\USBHost\Vinco\USBHostFT232\USBHostFT232Loopback\USBHostFT232Loopback.vproj)があります。 このプロジェクトを試してみることにしました。
  この結果としては、エコーバックはできましたがサンプルプロジェクトのバッファ処理に問題があるようです。 連続した文字データのエコーバック時に最後のバッファデータ がエコーバックされませんでした。 この状態において、追加で1文字(もしくは複数文字列)を送信すると、入力した文字列のエコーバックの前に、最初に 未送出のバッファデータが送出されま したので、データ自体は消失していないようです。 このとき、追加入力したも1文字もしくは複数文字列の最後のパケットデータ(バッファデータ))がエコーバックされません でした。(文章で説明するスキルがありません。 別の機会に紹介できればと思っています。) どうも、送信されたデータのエコーバック時のバッファ処理にバグがあるようです。 エコーバック自体は可能であることを確認できたので、本件はこれで一旦終了としました。
 なお、VNCLO−MB1A基板にUSB接続した側の「「FT232RQ USBシリアル変換モジュール」のループバック信号を別のUSB−シリアル変換器でモニタしたところ、ターミナルソフトのボーレート設定を9600bpsとすることでモニターすることができました。

  

データ作成者 CBA

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注意事項


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