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パルスバッテリスポット溶接機 S788H

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データ番号

1940

区 分

ユニット

分 類

工具

品 名

パルスバッテリスポット溶接機 S788H

発売元

入手先

 

Amazon.co.jp

販 売

 

CGoldenWall JP

製 造

 

MEILIDE ELECTRONICE CO.,LTD

価 格

20,900円(割引1,100円込み、10%税込み )

主要部品

電 源

110Vac ±10% 50〜60Hz (取扱説明書による)

概略仕様

 

概要

充電器、電池テスト(電圧測定)の機能を有しているリチウム電池用のスポット溶接機です。。

電源

110Vac ±10%  50〜60Hz (取扱い説明書 四.仕様 スポット溶接部による)
2A〜15A(非正弦波)


110V 60Hz (外箱チェックマークによる。)

スポット溶接部

溶接電流

50A〜800A

単一パルス

0.5〜5ms

ダブルパルス

1〜10ms

パルスグループ

最大80ms

パワー調整階段

0〜99*1、0〜99*2

ノブ粗調整階段:0〜10無段階調整

溶接板厚

0.05〜0.3mm

0.1〜99*1は0.03〜0.15mm厚の金属板

0.1〜99*2は0.06〜0.2mm厚の金属板

パルスグループは0.15〜0.3mの金属板
(0.3mは0.3mmの誤植と推測)
 

 表記は取扱い説明書を転記したものです。 単語、数値の矛盾など理解できないところが多々あります。

スポット溶接部

調整パラメータ

CURRENT

  • 交流電源の4周期を1グループとして、最初の1周期目の位相制御を行うようです。

  • 0〜99の範囲で調整されます。

PULSE

  • 交流電源の4周期を1グループとして、スポット溶接時に1グループを1回、もしくは、2回のいずれかを選択するようです。

  • 1もしくは2を選択します。

PULSE
GROUP

  • 交流電源の4サイクルを1グループとして、2周期目〜4周期目の位相制御を調整するようです。

  • 可変抵抗器による連続的な調整が可能です。 メモリは0〜10が振ってありますが、最大は10を超えています。


 実際にスポット溶接時の電源ラインの波形を観測した結果を基にしています。 取扱い説明書には記載されていません。 後述のその他(製作例)欄の動作確認 (スポット溶接部)の観測波形を確認願います。
 

充電部

定電圧調整範囲

4.2V〜36V

定電流調整範囲

0〜2A

出力電力

最大40W

過電保護

取扱い説明書に記載無し。

過大電流(設定値不明)が流れるとトリップして出力が遮断されるようです。 自動復帰しないため、電源オンオフが必要です。

質量

約4.3kg (ヘルスメータによる実測)

   

付属基板

付属ケース

外形寸法

本体外形 : D245mm  W140mm H 204mm
(ゴム足含む、取手・ネジ頭・出力部・つまみなどの突出部、ヒューズホルダー・ACコードなど含まず)

追加購入

部品

コメント

 60Hzでの動作確認のみです。 50Hzでの動作確認は実施していません。

改 造

その他

(製作例)

   

「110V 60Hz]・[S788H」にマーキングがありました。

【 梱包ダンボ^る外観 】

 

【 構成品外観1 】

 

【 構成品外観2 】

 

【 取扱い説明書 】

 

【 アフターサービスカード 】

 

【 本体外観1 】

 

【 本体外観2 】

 

【 本体外観3 】

 

【 本体外観4 】

 

【 本体外観5 】

 

【 本体外観6 】

 

【 本体外観7 】

 

2極コンセントに差し込むことができませんので変換プラグが別途必要になります。

【 本体外観8(入力電源用プラグ) 】

 

【 フットスイッチ梱包外観 】

 

【 フットスイッチ外観1 】

 

【 フットスイッチ外観2 】

 

【 フットスイッチ外観3 】

 

【 フットスイッチ外観4 】

 

【 アクセサリA 梱包外観 】

 

【 アクセサリA パッケージ外観 】

 

【 アクセサリA 構成品 】

 

【 アクセサリA 充電用電源・電圧計テスタ用電線外観1 】

 

みの虫クリップへの電線はハンダ付けされていました。

【 アクセサリA 充電用電源・電圧計テスタ用電線外観2 】

 

バナナプラグの電線はカバー取付けネジで素線を押さえ付けて接続していました。

【 アクセサリA 充電用電源・電圧計テスタ用電線外観1 】

 

【 アクセサリA 溶接針外観1 】

 

【 アクセサリA 六角レンチ 】

 

250V 30Aの刻印があります。

【 アクセサリA ヒューズ 】

 

【 アクセサリB 梱包外観 】

 

【 アクセサリB 構成品 】

 

【 アクセサリB 電池ホルダー 】

 

 幅4mm 長さ100mm 厚み(推定)0.12mm 材質不明( ニッケルメッキ鋼帯?磁石につきます。)

【 アクセサリB 金属板Aパッケージ 】

 

 幅8mm 長さ100mm 厚み(推定)0.15mm 材質不明( ニッケルメッキ鋼帯?磁石につきます。)

【 アクセサリB 金属板Bパッケージ 】

 


動作確認 (溶接部)

 溶接針を取り付けてスポット溶接を試みました。

 

 ネジ頭設置面に切欠きがあり、そこから溶接棒が覗いています。 この部分でネジ頭が溶接棒を押さえつけて電気的接続を確保するようです。

【 溶接針取付け 】

 

【 溶接針本体取付け 外観1 】

 

 両極性(AC)出力ですが、赤黒テープを貼り付けて極性を仮り決めしました。

【 溶接針本体取付け 外観2 】

 

【 溶接針本体取付け 外観3 】

 

溶接分の照明が明かる過ぎます。

【 通電時外観 】

 

【 スポット溶接時外観1 】

 

【 溶接棒接触部拡大 】

 

 

 いざスポット溶接を試みようとしましたが、溶接針の接触方法を理解できませんでした。 商品説明動画では溶接針を2本とも溶接する金属板の上に接触させていました。 この場合、スポット溶接時の電流経路が(a)溶接する金属板内部の経路と(b)スポット溶接を介した被溶接金属(下記画像では電池のマイナス側金属)の経路の2経路となります。 溶接に寄与するのは経路(b)のみで、経路(a)に流れる電流は溶接に寄与していないと思います。 つまりスポット溶接時の溶接機出力の効率が半分になるのではないでしょうか?

 

【 溶接棒2本とも金属板接触時(接触例) 】

 

 他の方法として、溶接棒の1本は溶接する金属板、もう1本は被溶接金属(下記画像では電池のマイナス側金属)に接触する方法もあると思います。

 

【 溶接棒1本を金属板、もう1本を被溶接金属接触時(接触例) 】

 

別の電池でスポット溶接をした画像です。

【 スポット溶接例 】

 

 どちらの方法が適切なのかわかりません。 とりあえずその場に応じて適当に溶接する事にしました。 お遊びだからできることです。

 実際にスポット溶接をする場合、CURRENT・PULSE・PULSE GROUPの3ヶ所の調整・設定をします。 取扱い説明書を読んでも理解できませんでした。 多分位相制御をしているであろうと推測してACラインの位相制御時のターンオン時電圧波形を観測することにしました。  その際、ACラインの電流波形も観測するために電流測定用抵抗1Ωを挿入しています。 位相制御時のターンオン時の突入電流によりACラインの電圧が大きく低下して、実際のスポット溶接時の電圧・電流波形とは異なる結果となります。 今回は制御方法の確認ということで位相制御方法の確認を優先しましたので、 電圧低下にはこだわらないようにしました。 その結果を下記に掲載します。

 

 AC波形の@Aで位相制御しているようです 。 @はCURRENT調整に比例して位相制御しているようですが、Aは変化が少ないようです。

【 CURRENT調整時 】

 

 PULSEを2に設定すると@〜Gの逆位相のI〜Pの波形で追加の位相制御が行われています。  基本的には上記位相制御に応じて出力電流が流れます。 ただし、設定・条件によっては 予期しないタイミングでも出力電流が流れる場合があるようです。

【 PULSE調整時 】

 

 AC波形の➂〜Gで位相制御しています。 ただし、位相制御範囲は狭いようです。

【 PULSE GROUP調整時 】

 


動作確認 (充電装置部)

  充電装置部の動作確認を下記に掲載します。 充電用電源の出力電圧、出力電流の確認、電圧確認用の電圧計の確認を下記に掲載しています。 充電用ということでリップルなどの計測は未実施です。

M−3870の電圧測定表示は4.26Vでした。

【 電圧出力時(4.21V設定無負荷時) 】

 

M−3870の電圧測定表示は35.98Vでした。

【 電圧出力時(最大出力電圧36.85V設定時) 】

 

M−3870の電流測定表示は2.006Aでした。

【 電流出力時(出力電流2.15A設定時) 】

 

【 電圧測定時(外部電源電圧4.20V時) 】

 

 手持ちの外部電源で得られる最大電圧は32Vdcのため、これ以上の電圧を観測できませんでした。

【 電圧測定時(外部電源電圧32.00V時) 】

  

データ作成者 CBA

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