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AD620 Microvolt mV Voltage Amplifier Signal Instrumentation Module Board

         

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データ番号

1899

区 分

部品

分 類

計測

品 名

AD620 Microvolt mV Voltage Amplifier Signal Instrumentation Module Board

発売元

入手先

 

AliExPress

販 売

 

Liludin Electronics Store

製 造

 

価 格

約285円(クーポン・送料込)

主要部品

AD620A相当、LMC7660相当、LM358

電 源

約+2.3Vdc〜+10Vdc

概略仕様

 

概要

負電圧コンバータを搭載した計装アンプAD620相当を用いた微小信号アンプ モジュールです。

構成部品

AD620A相当 : 計装アンプ

LMC7660相当 : 負電圧コンバータ

LM358 : 汎用デ;ユアルオペアンプ

電源

約+2.3Vdc〜+10Vdc (VIN端子〜GMD端子間)

 モジュール基板内ではLMC7660相当を用いて負電圧電源を生成して±電源で動作するようになっています。 電源範囲は、純正のLMC7660ではCOM(GND)ライン基準で+1.5Vdc〜+10Vdc、純正のAD620AではCOM(GND)ライン基準で±2.3Vdc〜±18Vdc、LM358ではマイナス側電位を基準にして+3Vdc〜+36Vdcです。
 また、本基板のVIN端子には直列抵抗R9(10Ω)を介してLMC7660・AD620相当・LMC356相当の+側電源端子に接続されています。 この抵抗の目的を理解できていません。 PSRR(電源電圧変動除去比)改善と称して設けることがありますが、本基板の根本的な問題はマイナス電源側にあります。 少なくとも電源供給ラインの出力インピーダンスを上昇させることになります。 電源ラインのリップル低減用キャパシタの静電容量を見るに、PSRR改善よりは出力インピーダンス上昇の弊害の方が大きいと思っています。
 これらを考慮して、本モジュール基板VIN端子〜GND端子間に供給する外部電源の電圧を上記のように表現することにしました。 

ゲイン範囲

1〜10,000 (AD620Aデータシートによる)

入力電圧範囲

(−Vs+2.1V)〜(+Vs−1.4V) (AD620Aデータシートによる)

 AD620Aの電源電圧(±Vs)が±5Vdcの場合、−2.9V〜+3.6Vが入力電圧範囲となります。

PSRR

(電源電圧
変動除去比)

低域(1Hzの場合) (AD620Aデータシートによる)

+Vsライン:約100dB(Gain1) 約140dB(Gain1000) 
−Vsライン:約100dB(Gain1) 約140dB(Gain1000) 

高域(10kHzの場合) (AD620Aデータシートによる)

+Vsライン:約50dB(Gain1) 約115dB(Gain1000) 
−Vsライン:約40dB(Gain1) 約100dB(Gain1000) 

CMRR

( 同相モード
除去比)

低域(1Hzの場合)  (AD620Aデータシートによる)

約90dB(Gain1) 約135dB(Gain1000) 

高域(10kHzの場合) (AD620Aデータシートによる)

約60dB(Gain1) 約80dB(Gain1000) 

 

付属基板

専用基板(基板名称無し) 

付属ケース

外形寸法

基板単体 W 32.2mm D 22.1mm H 14.8mm

追加購入

部品

コメント

  •  アナログデバイス社のAD620を用いてこの価格なので思わず購入しました。 AD620は高価で、例えば秋月電子通商では下記によう販売されています。


出典元 秋月電子通商Webページより

 

 しかし、現品を見ると純正品とは思えない外観が観察されました。 (下段の【  モジュール基板外観6 】参照)

 

  •  アナログデバイス社のAD620のデータシート(AD620.pdf)に「Make vs. Buy」の比較が掲載されています。 このような比較をわざわざ設ける背景を憶測するのも楽しみの一つです。


出典元 アナログデバイス社 AD620.pdf(Rev. H Page 13 of 20)

 

改 造

その他

(製作例)

 

 販売価格は225円となっています。 これにクーポン・送料差引で約285円で購入しました。

【 購入時の商品Webページ 】

 

プラスチック製ケースに入っていました。

【 パッケージ外観 】

 

【 構成品外観 】

 

【 モジュール基板外観1 】

 

【 モジュール基板外観2 】

 

【 モジュール基板外観3 】

 

【 モジュール基板外観4 】

 

【 モジュール基板外観5 】

 

 デバイスの表面が削ってありました。 これだけでも純正のデバイスではないと言っているようなものです。 更に、表面を削ってアナログデバイスのロゴに似せています。 これは完全に・・・・・
 でも、基板メーカさん、いろいろ頑張っていますね。

【 モジュール基板外観6 】

 

【 モジュール基板外観7 】

 

【 付属ピンヘッダ 】

                                     


動 作 確 認 

  本モジュール基板に「ロードセル シングルポイント(ビーム型) 2kG (P-13041)」を接続して動作確認をしました。 電源供給は本モジュール基板用にシリーズレギュレータ電源+5Vdc、「ロードセル シングルポイント(ビーム型) 2kG (P-13041)」用にシリーズレギュレータ電源±3Vdc(スパン6Vdc)を用いました。 また、電源供給分配、ロードセル配線接続のためにベース基板を製作して本モジュール基板を取り付けました。 動作確認時には、本モジュール基板のゲイン可変抵抗でゲインを大きくし、オフセット可変抵抗で0点調整が必要でした。

 

【 動作確認時外観1(全体) 】

 

【 動作確認時外観2(ベース基板) 】

 

CH1(黄色)

VOUT信号 1V/div  (DC結合)

時間軸

500ms/div

【 ロードセル上下方向変形時 】

 

CH2(水色)

V−電源 1V/div (DC結合)

CH3(桃色)

VIN電源 1V/div  (DC結合)

時間軸

500ms/div

【 モジュール電源電圧波形 】

 

CH1(黄色)

VOUT信号 20mV/div  (AC結合)

CH2(水色)

V−電源 20mV/div  (AC結合)

時間軸

50μs/div

【 V−電源リップル波形 v.s. VOUTリップル波形 】

 

 V−電源のリップルを低減するためにV−端子〜GND端子間に電解キャパシタ100μFを接続してみました。 VOUT信号のリップル低減の効果はありそうでした。

 

CH1(黄色)

VOUT信号 20mV/div  (AC結合)

CH2(水色)

V−電源 20mV/div  (AC結合)

時間軸

50μs/div

【 V−電源リップル波形 v.s. VOUTリップル波形(100μF接続時) 】

  

データ作成者 CBA

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