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micro:bit (M-12513)

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データ番号

1514

区 分

部品

分 類

マイコン

品 名

micro:bit (M-12513)

発売元

開発元 micro:bit教育財団  (Micro:bit Educational Foundation) 、 element14
販売元 秋月電子通商  (他、各社より販売)

価 格

2,160円(8%税込)

主要部品

nRF51822-QFAA-R rev 3 MMA8653FC MAG3110 MKL26Z128VFM4

電 源

5Vdc(マイクロUSBポート) もしくは 約3Vdc(1.5Vdc乾電池×2本直列)

概略仕様

   

概要

 BBC(英国)の”Make いt Digitalキャンペーン”の一環で提供された低消費電力、低コストのシングルボードコンピュータです。 日本国内では特定無線設備の技術基準適合証明等のマーク(技適マーク)を有するタイプのみ利用できます。

供給電源電圧

 マイクロUSBポートからの給電、もしくは、2Pのバッテリーコネクタ(JST PHシリーズ2P)から約3Vdc(1.5Vdc乾電池×2本 直列)を給電します。

 マイクロUSBポートからの電源はUSB Interface chip KL26Zの3.3V出力をショットキーダイオードBAT60を介して基板回路電源ライン+V TGTに接続されています。

 バッテリーコネクタからの電源もBAT60を介して基板回路電源ライン+V TGTに接続されています。

 KL26Zの3.3V電圧とバッテリコネクタ系統電圧の高い電圧のほうから基板回路電源ライン+V TGTへ電源が供給されます。(並列接続。) 

 基板回路電源ライン+V TGTは3.3V系で動作します。 基板回路電源ライン+V TGTは1.8〜3.6Vの範囲で使用します。  一般的な各種リチウム電池は4V以上の電圧となるのでバッテリーコネクタからの電源としては利用できません。)

定格電源電流

最大120mA (USB Interface chip KL26Zの3.3Vライン定格出力電流)

(micro:bit基板搭載部品向け30mA、エッジコネクタからの電源供給出力電流分90mA。)

回路図

下記URLに回路図情報が掲載されています。

micro:bit Circuit Schematics

http://tech.microbit.org/hardware/schematic/

エッジコネクタ

  • リングパターン(5端子)

 4mmバナナプラグ、もしくはワニ口クリップ用として直径約4mmの大きめのスルーホール穴が設けられています。 電源用2端子、アナログ入力信号用3端子の構成となっています。

  • ストリップパターン(小さ目の長方形パターン:20端子)

   電源用4端子、各種信号用16端子の構成となっています。

  •  基板フロント側のエッジコネクタパターンにのみ電源・信号ラインが接続されています。 なお、5×5LEDマトリックスが実装されている面が基板フロント側です。 反対面の基板バック側にも同様なエッジコネクタ用パターンがありますが、基板バック側のパターンには何も接続されていません。 この点に注意が必要です。
     

  •  下記URLに接続情報が掲載されています。

Edge Connector (ピン配置関連)

 http://tech.microbit.org/hardware/edgeconnector/

Edge Connector Data Sheet (信号仕様関連)

 http://tech.microbit.org/hardware/edgeconnector_ds/

   

項 目

仕   様

Application
Processor

Nordic nRF51822−QFAA−R rev 3

ARM Cortex−M0 32 bit processor

Bluetooth
Wireless
Communication

Bluetooth 4.1 with Bluetooth low energy

Low Level Radio
Communications

Nordic Gazell

スイッチ

システム用(リセット用)スイッチ 1個

プログラ用スイッチ 2個

表示

基板フロント側

 5×5LEDアレイ(プログラムで点灯、消灯)

基板バック側

 USB電源供給表示(USBコネクタ横に実装)

照度センサ

 5×5LEDアレイのダイオードを利用して照度センサとしても利用できます。 詳細は不明ですが、ROW1,ROW2,ROW3ラインの電位変化を利用していると推測されます。

加速センサ

Freescale MMA8653FC

方位センサ

Freescale MAG3110

温度センサ

application processor nRF51のチップ上の温度センサを利用して概略の環境温度を推測します。 正確な温度を求めるには温度センサを別途設ける必要があります。

GPIO

全部で19点の汎用入出力が有ります。

  • 2点:I2Cインターフェース
     

  • 6点:LED表示および照度センサ用
     

  • 2点:プログラム用スイッチ(A,Bボタン)
     

  • 1点:予約(他用途での利用不可)
     

  • 未割当汎用入出力

全てをデジタル入力、デジタル出力に割付できます。

3点をPWM出力に割付できます。

1点をシリアル送信、1点をシリアル受信に割付できます。

6点をアナログ入力に割付できます。 アナログ信号分解能は10bitです。

3点をオプションのSPI通信に割付できます。

3点をタッチセンサ入力に割付できます。

ソフトウエア

  • JavaScript Blocks
     

  • Editor Python Editor
     

  • 上記以外の情報が掲載されています。

the micro:bit Software Ecosystem

http://tech.microbit.org/software/

 

 

     

付属基板

BBC micro:bit V1.3B

付属ケース

無し

外形寸法

本体 W 51.8mm D 43.2mm H 12.4mm

追加購入
部品

コメント

改 造

その他

(製作例)

 

【 パッケージ外観1 】

 

【 パッケージ外観2 】

 

【 パッケージ外観3 】

 

【 構成品 】

 

22ヵ国語で記載されています。

【 SAFETY GUIDE 】

 

【 SAFETY GUIDE(日本語ページ) 】

 

【 取扱説明書(表) 】

 

照明の関係で右上側が紫っぽくなっています。

【 取扱説明書(裏) 】

 

【 基板パッケージ外観 】

 

この面のエッジコネクタには電源・信号が接続されています。

【 基板フロント側外観1 】

 

【 基板フロント側外観2 】

 

チップLED部分を拡大しました。

【 基板フロント側外観3 】

 

【 基板バック側外観1 】

 

【 基板バック側外観2 】

 

【 基板バック側外観3 】

 

【 基板バック側外観4 】

 

【 基板バック側外観5 】

 

【 基板バック側外観6 】

 

【 基板バック側外観7 】

 

 


バッテリーコネクタ利用

 通常の電源供給はマイクロUSBポートもしくはバッテリコネクタ経由の乾電池(1.5V乾電池2本直列接続)からおこないます。 意図しない通電状態となりますので同時給電は好ましくありません。

 どうしてもエッジコネクタからの電源供給出力電流分90mAの制約を無くしたい場合があります。 この場合、バッテリーコネクタ(JST X2B−PH−SM4−TB) から電源を供給することで対応できます。 ただし、プログラミング時にはUSB接続することになりますので、プログラミング時にはエッジコネクタから負荷を外してプログラミングしなければなりません。

 なお、バッテリーコネクタに利用可能なリード線付き移動側コネクタを秋月電子通商で販売しています。 

 

コネクタ付コード2P(E) (赤白) [DG01032-0009-01] 通販コード C-05683

【 バッテリコネクタ用移動側ケーブル(一例) 】

 

【 バッテリコネクタ用移動側ケーブル(コネクタ部拡大) 】

 

プログラミング時はエッジコネクタの負荷、本ケーブルともに外します。

【 バッテリコネクタ用移動側ケーブル(micro:bit接続状態) 】

 


動作確認  (デフォルト動作)

 購入時点でプログラムが書き込まれています。 通電すると以下の順番でサンプルログラムが実行されます。

 

マイクロUSB接続表示LEDが点灯してサンプルプログラムが起動します。

【 マイクロUSBコネクタ給時 】

 

サンプルプログラム動作例

Step

micro:bit基板側アクション

操作

 

通電

5×5LEDマトリックス点灯デモンストレーション。

 

5×5LEDマトリックス「HELLO.」表示。

 

5×5LEDマトリックス「A←」表示を繰り返し表示。

 

 

Aボタンを押す。

5×5LEDマトリックス「B←」表示を繰り返し表示。

 

 

Bボタンを押す。

5×5LEDマトリックス「SHAKE!」表示。

 

 

micro:bit基板を振る。

10

5×5LEDマトリックス「CHASE THE DOT」表示。

 

11

LED1ヶ所が点滅、別のLED1ヵ所は常時点灯する。

 

12

 

micro:bit基板を傾けて常時点灯するLEDの位置を移動させる。 常時点灯のLEDが点滅するLEDに重なると終了。

13

点滅、常時点灯のLEDの位置が変わる。

 

14

 

再度、micro:bit基板を傾けて常時点灯のLEDが点滅するLEDに重ねる。

15

5×5LEDマトリックス「GREAT!」表示。

 

16

5×5LEDマトリックス「NOW GET CODING!」表示 。

 

17

ゲーム(詳細不明)開始。 

 

18

 

Aボタン、Bボタンを適当に押す。

19

5×5LEDマトリックス「GAME OVER! SCORE::XX」表示 。 (XXは得点の数値)

 

20

別のゲーム(詳細不明:「CHASE THE DOT」を複雑にしたようなゲーム)開始。 

 

21

 

micro:bit基板を適当に傾ける。

22

5×5LEDマトリックス「GAME OVER! SCORE:: XX」表示。 (XXは得点の数値)

 

23

以下20〜22の繰り返し

 

 

Step4の矢印表示。

【 書込み済みのプログラム動作時 】

 

 

マイクロUSB接続表示LEDは消灯したままです。 通電確認に注意が必要です。  サンプルプログラムはUSB給電と同様に起動します。

【 バッテリーコネクタ給電時 】

 


動 作 確 認  (開発ツールの確認)

 micro:bit基板をWindows10のパソコンに接続すると下記プロパティ画像に示すようにUSBドライブとして割り当てられました。

 

【 micro:bitのプロパティ 】

 USBドライブのファイルを確認するとテキストファイルとHTMファイルの2つのファイルがありました。 サンプルプログラムのHEXファイルを確認することはできませんでした。

【 micro:bitドライブ ファイル構成 】

 MICROBIT.HTMをクリックすると下記のWebページにいくことができます。 ここをポータルサイトとしてmicro:bitを利用して欲しいらしいです。 また、ここを起点にプログラム開発ツールへのアクセスもできます。

【 MICROBIT.HTMのリンク先 】

 micro:bitは小学生高学年を対象にしています。 その前提で、開発ツールとしてビジュアルで文章を用いたMakeCodeを利用することが推奨されているようです。 従来の文字(単語)を用いたプログラミングに慣れている身にとっては、なかなかとっつきにくいのが正直な感想です。 しかし、意識せずに構造化のプログラミングを学習できるツールとなっています。 

【 MakeCode起動画面 】

 試しにアマチュア無線のコールサインを表示するプログラムを作ってみました。 とても簡単です。 シミュレーションも勝手にしてくれます。 よくできた開発ツールです。

【 プログラミング試行例 】

 

データ作成者 CBA

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