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75Ω−300Ω同軸・平衡変換器付プラグ (P-05677)

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データ番号

816

区 分

部品(完成品)

分 類

高周波

品 名

75Ω−300Ω同軸・平衡変換器付プラグ (P-05677)

発売元

秋月電子通商

価 格

50円

主要部品

電 源

概略仕様

テレビアンテナ用F型接栓 (差し込み式)

 75Ω不平衡ケーブル(同軸ケーブル) アースねじ止め端子 心線はめ込み式

 300Ω平行フイーダ(リボンフィーダ) ねじ止め端子

付属基板

付属ケース

外形寸法

外形 W 22.2mm D 38.0mm H 28.5mm

追加購入
部品

コメント

改 造

その他

(製作例)

      

【 プラグ外観1 】

 

【 プラグ外観2 】

 

【 プラグ外観 カバー分離時 】

 

【 プラグ外観 カバー取り外し時 】

 


使用例 (測定準備)

  1.5C−2V 5mのケーブルを持ち運び式のTVアンテナの延長ケーブルとして使用します。 このような細い同軸ケーブル用のF型コネクタを持ち合わせていませんので、このページで紹介したプラグを使用しました。 この際、このようなインピーダンス変換機能を有したF接栓プラグを両端に取り付けた同軸ケーブルの損失を「USB−SA44B USB−TG44A」で測定してみました。 ただし、絶対評価ではなく、このプラグの使い方によってどのように変わるかの相対評価です。

( 今回の測定対象は特性インピーダンス75Ω系で、「USB−SA44B USB−TG44A」は50Ω系です。 よって、不整合の状態で測定していますので測定結果は本来の特性を示しませんし、測定数値自体もそのまま鵜呑みできません。 )

 

 千石電商の地下1Fで購入した1.5C−2V 5mです。

【 測定用ケーブル 】

 

 「USB−SA44B USB−TG44A」測定時のSMAコネクタ−F型コネクタ変換コネクタです。 手持ちの変換コネクタをいくつか組合わせて変換コネクタとしています。 ここでも特性インピーダンスは無視しています。 接続できれば良いとのことで組合わせています。

【 変換コネクタ 】

 

 通過損失の相対的な差を測定する際に基準(0dB)となるスルー状態での測定が必要です。 今回は上記のF型コネクタ付きの30cm 4C−2Vケーブル(変換名人 アンテナケーブル F4−30x2)を基準用ケーブルとしました。 なお、このケーブルは我が家の機器間接続で多用しています。

【 基準用ケーブル 】

  


測定結果1 標準状態

 購入した状態のまま同軸ケーブルを接続しました。 シールド部分には薄い銅板を巻き付けて太くしています。 また、心線部分はハンダ付けしました。

 

【 標準状態の接続 】

 

0dBで損失無し、−10dBで1/10、−20dBで1/100、−30dBsw1/1000の電力が通過することを示しています。 今回の測定では450MHz付近で −17dB程度の電力しか通過できないことを示しています。

【 通過損失測定結果 】

 


測定結果2 300Ω用ショート部品取り外し状態

 今回はインピーダンス変換を使用しませんので300Ω→75Ω変換用のトロイダルコイル(バラン)を心線部分に接続しているリング状のショート部品を取り外しました。 これがこのタイプのプラグの 一般的な使い方です。

 

【 リング状のショート部品を取り外し 】

 

450MHz付近での損失低下はなくなりました。
それ以外の有意差は確認できませんでした。

【 通過損失測定結果 】

 


測定結果3 F接栓心線部切断状態

 F接栓の心線部がトロイダルコイル(バラン)側に延長されています。 これがオープンスタブのような影響があるかもしれないと思い、この延長部分を切断してみました。

 

【 F接栓心線部の突起部を切断 】

 

測定結果2との有意差は確認できませんでした。
この周波数範囲では、切断する必要はないようです。

【 通過損失測定結果 】

 


測定結果4 トロイダルコイル(バラン)アース側接続切断状態

 基本的には影響がないと思いつつ、念のためトロイダルコイル(バラン)のアース側接続も切断してみました。

 

【 トロイダルコイル(バラン)アース側接続切断状態 】

 

予想どおり測定結果3との有意差は確認できませんでした。

【 通過損失測定結果 】

      

データ作成者 CBA

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