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ABLIC製ワイヤレス送電受電モジュールセット (130395)

         

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データ番号

1919

区 分

キット

分 類

電源

品 名

ABLIC製ワイヤレス送電受電モジュールセット (130395)

発売元

入手先

 

秋月電子通商

販 売

 

秋月電子通商

製 造

 

秋月電子通商

価 格

1,680円(10%税込)

主要部品

電 源

9Vdc

概略仕様

   

概要

非接触電力伝送できる送電基板・受電基板・コイルのセットです。

使用デバイス

ABLIC エイブリック株式会社製

送電用 S−8474

受電用 S−8471

送電用電源

9Vdc (1A以上が望ましい)
受電電圧 電力伝送正常時 5V 100mA

ABLIC エイブリック株式会社ホームページ 「供給電力大幅アップ!ワイヤレス給電 実践的応用例」参照
(https://www.ablic.com/jp/semicon/products/rtc/wireless-power-ic/intro/boost-wireless-power/)

送電用コイル WT202080−28F2−G (TDK株式会社)
受電用コイル WR151580−48F2−G (TDK株式会社)

     

付属基板

送電基板 AE−S8474−TX

受電基板 AE−S8471−RX

付属ケース

外形寸法

送電基板単体 W16.5mm D11.5mm H3.0m

受電基板単体 W14.0mm D11.6mm H2.7mm

追加購入
部品

コメント

改 造

その他

(製作例)

   

【 パッケージ外観 】

 

【 構成品 】

 

【 取扱説明書(表面) 】

 

【 取扱説明書(裏面) 】

 

【 送電基板パッケージ外観 】

 

【 送電基板外観1 】

 

【 送電基板外観2 】

 

【 送電基板外観3 】

 

【 送電基板外観4 】

 

【 送電基板外観5 】

 

【 送電基板外観6 】

 

【 受電基板パッケージ外観 】

 

【 受電基板外観1 】

 

【 受電基板外観2 】

 

【 受電基板外観3 】

 

【 受電基板外観4 】

 

【 受電基板外観5 】

 

【 受電基板外観6 】

 

【 コイルパッケージ外観 】

 

上側:受電コイル 下側:送電コイル

【 コイル外観1 】

 

左側:受電コイル 右側:送電コイル

【 コイル外観2 】

 

上側:受電コイル 下側:送電コイル

【 コイル外観3 】

 

DE−5000」使用、測定周波数100kHz

【 送電コイル実測値 】

 

DE−5000」使用、測定周波数100kHz

【 受電コイル実測値 】

 

【 付属部品パッケージ外観 】

 

【 付属部品パッケージ 構成部品 】

 


製 作 例

 送受電基板に送受電コイルをハンダ付けすれば製作完了です。

 

【 コイル取付け時外観1 】

 

【 コイル取付け時外観2 】

 

透明の樹脂板を介してコイルを重ね合わせています。

【 コイル重ね合わせ時外観 】

 


動作例 (最終状態)

 正常に電力伝送するためには送電基板用電源は、瞬時電流0.6Aを余裕で流せる電流容量の電源が必要でした。 また、送電基板のVIN〜GND間に470μFの電解キャパシタの接続も必要でした。 本キット同梱の電解キャパシタ22μFは少し容量不足を感じましたので手持ちの470μFを用いました。

 

条件

送電基板VIN〜GND間電解キャパシタ470μF接続
受電基板OUT〜GND間51Ω抵抗接続
送電コイル〜受電コイル間隔約3mm

桃色

受電基板OUT〜GND間(DC結合) 1V/div

黄色

送電基板L+〜GND間(DC結合) 5V/div

水色

送電基板L−〜GND間(DC結合) 10V/div

時間軸

10μs/div(送電基板L−端子波形確認)

【 コイル重ね合わせ時 送電・受電波形(時間軸10μs/div) 】

 

条件

送電基板VIN〜GND間電解キャパシタ470μF接続
受電基板OUT〜GND間51Ω抵抗接続
送電コイル〜受電コイル間隔約3mm

桃色

受電基板OUT〜GND間(DC結合) 1V/div

黄色

送電基板L+〜GND間(DC結合) 5V/div

水色

送電基板L−〜GND間(DC結合) 10V/div

時間軸

50μs/div(受電基板OUTリップル波形確認)

【 コイル重ね合わせ時 送電・受電波形(時間軸50μs/div) 】

 

条件

送電基板VIN〜GND間電解キャパシタ470μF接続

黄色

送電基板L+〜GND間(DC結合) 5V/div

水色

送電基板L−〜GND間(DC結合) 10V/div

時間軸

50ms/div(間欠発 波形確認)

【 受電コイル取り外し時 送電波形(時間軸50ms/div) 】

 

 参考までに送電基板VIN〜GND間電解キャパシタ無し時の波形を掲載します。 電解キャパシタを接続した方が安定して動作するようです。

 

条件

送電基板VIN〜GND間電解キャパシタ無し
受電基板OUT〜GND間51Ω抵抗接続
送電コイル〜受電コイル間隔約3mm

桃色

受電基板OUT〜GND間(DC結合) 1V/div

黄色

送電基板L+〜GND間(DC結合) 5V/div

水色

送電基板L−〜GND間(DC結合) 10V/div

時間軸

10μs/div(送電基板L−端子波形確認)

【 コイル重ね合わせ時 送電・受電波形(時間軸10μs/div) 】

 

条件

送電基板VIN〜GND間電解キャパシタ無し
受電基板OUT〜GND間51Ω抵抗接続
送電コイル〜受電コイル間隔約3mm

桃色

受電基板OUT〜GND間(DC結合) 1V/div

黄色

送電基板L+〜GND間(DC結合) 5V/div

水色

送電基板L−〜GND間(DC結合) 10V/div

時間軸

50μs/div(受電基板OUTリップル波形確認)

【 コイル重ね合わせ時 送電・受電波形(時間軸50μs/div) 】

 

条件

送電基板VIN〜GND間電解キャパシタ無し

黄色

送電基板L+〜GND間(DC結合) 5V/div

水色

送電基板L−〜GND間(DC結合) 10V/div

時間軸

50ms/div(間欠発 波形確認)

【 受電コイル取り外し時 送電波形(時間軸50ms/div) 】

 


動作例 (参考)

 送電コイルと受電コイルを重ね合わせた場合、送電コイルと受電コイル間距離を近づけすぎると受電基板の受電基板OUT〜GND間電圧が5Vを超えることがあるようです。 また、正常に電力伝送できない期間もありスイッチング状態の期間もありました。 送電コイルと受電コイルの位置関係が流動的なことを考えれば、通常の電源電源のような使い方はできないことがよくわかりました。 下記にうまく送電成功できた場合と受電基板OUT〜GND間電圧が5Vを超えた場合の波形を掲載します。

 

条件

送電基板VIN〜GND間電解キャパシタ470μF接続
受電基板OUT〜GND間51Ω抵抗接続
送電コイル〜受電コイル間隔約3mm

桃色

受電基板OUT〜GND間(DC結合) 1V/div

時間軸

500ms/div

【 送電成功時波形) 】

 

条件

送電基板VIN〜GND間電解キャパシタ470μF接続
受電基板OUT〜GND間51Ω抵抗接続
送電コイル〜受電コイル間隔約1mm

桃色

受電基板OUT〜GND間(DC結合) 1V/div

時間軸

500ms/div

【 受電基板OUT波形電圧5V超え時波形 】

 

 気になっていた瞬時電流も実測しました。 電流測定は、電源の−端子〜送電基板GND間に0.1Ωの電流測定用抵抗を接続して、この抵抗の両端電圧を測定しました。 波形観測は送電基板、受電基板のGND端子を基準にしています。 そのため、0.1Ωの電流測定用抵抗は実施の電源電流波形の逆極性で観測しています。

 

条件

送電基板VIN〜GND間電解キャパシタ470μF接続
受電基板OUT〜GND間51Ω抵抗接続

桃色

受電基板OUT〜GND間(DC結合) 1V/div

青色

0.1Ω電流測定用抵抗両端電圧(逆極性)
20mV/div → 約200mA/div

時間軸

5μs/div(送電基板電流リップル波形確認)

【 電流観測波形(サージ波形除く) 】

 

条件

送電基板VIN〜GND間電解キャパシタ470μF接続
受電基板OUT〜GND間51Ω抵抗接続

桃色

受電基板OUT〜GND間(DC結合) 1V/div

青色

0.1Ω電流測定用抵抗両端電圧(逆極性)
200mV/div → 約2000mA/div

時間軸

5μs/div(送電基板電流リップル波形確認)

【 電流観測波形(サージ波形含む) 】

 

(注意:正しく観測できているか不明です。)

条件

送電基板VIN〜GND間電解キャパシタ無し
受電基板OUT〜GND間51Ω抵抗接続

桃色

受電基板OUT〜GND間(DC結合) 1V/div

青色

0.1Ω電流測定用抵抗両端電圧
200mV/div → 約2000mA/div

時間軸

5μs/div(送電基板電流リップル波形確認)

【 電流観測波形(電解キャパシタの効果) 】

 

 これ以外にも出力電圧・電流特性や送電コイル受電コイル間距離特性などいろいろ確認しておきたい項目もありますが、使い方によって測定すべき条件が大きく異なります。 そのため、今回はこれ以上の測定は止めました。 なお、デバイスメーカのホームページにいろいろなデータが公開されています。 このデバイスを利用する際には参照必須です。

ABLIC エイブリック株式会社 HOME→製品情報→ワイヤレス給電IC→資料ダウンロード (アプリケーションノート)

(https://www.ablic.com/jp/semicon/products/rtc/wireless-power-ic/intro/)

 

データ作成者 CBA

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