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ワイヤレスFMマイク (AKIT-334)

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データ番号

858

区 分

キット

分 類

高周波

品 名

ワイヤレスFMマイク (AKIT-334)

発売元

(株)秋葉原 aitendo

価 格

495円(5%税込) (購入時価格)

主要部品

S9013 S9018

電 源

単三乾電池×1本

概略仕様

   

キット内容

アナログ式FMワイヤレスマイク

マイク

コンデンサーマイク

周波数

76〜108MHz対応 (LC共振)

周波数調整

トリマコンデンサ (コイルの形状変更でも可能)

音声

モノラル

     

付属基板

専用基板 AKIT−337

付属ケース

無し

外形寸法

基板単体完成時 W 145.0mm D 17.0mm H 15.0mm

追加購入
部品

  • コイル(空心コイル)は別売となっています。 しかし、別売品の仕様が具体的に明示されていません。 なお、このコイルを自作できます。 後述の「その他(製作例)」を参照願います。

コメント

  • 音声の音量は小さく、音質は期待できません。

  • 飛距離も期待しないようにしましょう。 アンテナのリード線の長さにもよりますが、もともと出力電力は微少です。

改 造

その他

(製作例)

   

【 キット パッケージ外観 】

 

【 キット 構成品 】

 

【 プリント基板 (部品面) 】

 

【 プリント基板 (ハンダ面) 】

 

余分に部品が入っていました。

【 部品外観1 】

 

余分に部品が入っていました。

【 部品外観2 】

 

【 部品外観3 】

 

【 部品外観4 】

 


製 作 例

  製作例を提示しますが、部品を取り付けただけでは動作しません。 後述の動作例に基板パターン変更やコンデンサ取り付け位置変更(回路変更)をした結果を掲載しています。 動作例の内容を盛り込んで制作することが望ましいです。

 

【 Step1 抵抗取付け 】

 

【 Step2 セラミックコンデンサ取り付け 】

 

【 Step3 トランジスタ取り付け 】

 

【 Step4 電解コンデンサ取り付け 】

 

【 Step5 コンデンサマイクへリード線を取り付け 】

 

コンデンサーマイク、トリマコンデンサ、電池ボックスを取り付けます。 電池ボックスは両面テープで固定しました。

【 Step6 その他の部品取り付け 】

 

 コイルは銅線(エナメル線や錫めっき線など)を加工して製作することができます。

 今回は空心の自立のコイルを製作しますので、振動などで変形しないようできる限り太い銅線を用いることが望まれます。 本来は絶縁被覆のあるエナメル線を用いたかったのですが、手持ちの関係で、ダイソーの銅製針金(線形0.9mm)を利用しました。

 空心コイルは上記写真のように、直径4mmのドリルの刃に巻き付けて製作します。 製作当初は、メーカの製作例を参考に4回巻としていましたが、最終的には製作例のように7回巻としています。

【 Step7 コイルの作製 】

 

【 Step8 コイルの部品取り付け 】

 

【 完成時外観1(電子回路部拡大) 】

 

【 完成時外観2(電子回路部拡大) 】

 

【 余剰部品 】

 


動 作 確 認 

 通電 しましたがFMラジオにてキャリアを確認できませんでした。 調査の結果、以下の問題が判明しました。 この対応を行うことで動作することを確認できました。

  1.  電源スイッチの取り付け向きが逆となっており、ボタンが出っ張った状態で電源オンとなっていました。 この対応として、電源スイッチを逆向けに取り付け直しました。
      

  2.  トリマコンデンサの基板パターンが適切ではなく、トリマコンデンサが短絡状態となっていました。 これは、トリマコンデンサ内部でトリマコンデンサのリード線が短絡しているための生じています。 この対応として、短絡しているパターンをカットしました。
      

  3.  回路図通りでは発振周波数が高めに発振するため、以下の調整を行いました。

  •  4回巻コイルでは80MHzより低い周波数での発振ができませんでした。このため、7回巻コイルに変更しました。 ただし、エナメル線とは違い銅線には絶縁被覆がありませんので、巻線間が短絡しないように必ず隙間を設けます。

  •  コイルを交換しても依然と76MHz付近での発振ができませんでしたので、トリマコンデンサに直列の10pFコンデンサ(回路図C2)を取り外してパターンを短絡しました。

  •  それでも76MHz付近での発振ができませんでしたので、取り外した10pFコンデンサ(回路図C2)をトリマコンデンサに並列となるようにハンダ面に取り付けました。  この結果、低い周波数側は76MHz付近、高い周波数側は108MHz付近の発振を確認しました。

 

C2部のパターンを短絡しています。

C2をトリマコンデンサの端子に並列に接続しています。

上記写真C2の上側接続部から左上に延びているパターンをカットしています。

【 基板修正状態(ハンダ面) 】

 

7回巻コイルに交換しました。

10pFコンデンサ(回路図C2)を取り外しています。

【 基板修正状態(ハンダ面) 】

 

ANTには電池ボックスのリード線の端切れを利用しています。

【 最終的に動作確認した状態 】

     
  

データ作成者 CBA

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注意事項


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