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LCDオシロスコープキット(SMD実装済) 06202KP [K-03144]

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 本ページのなかで、LCD取り付け、RS−232Cとパソコンの接続、SIGモードからの抜け出しに関して、電子工作の部屋「謎工房」→工作室→2001年以降の作品→LCDオシロスコープの記事を参考にさせて頂きました。 この場を借りて感謝の意を表します。

データ番号

663

区 分

キット

分 類

計測器

品 名

LCDオシロスコープキット(SMD実装済) 06202KP [K-03144]

発売元

販売元 秋月電子通商

製作元 JYE Tech (http://www.jyetech.com/en/default.html)

価 格

5,700円(5%税込)

主要部品

BAV99 1N4001 1N5819 TG12864D-04 MMBT3904 NE5532 TL084 LM7805C/T TLC5510 ATmega64-16AU

電 源

+9Vdc 280mA

概略仕様


 仕様一覧
 

最大サンプリングレート

5MS/s

サンプリング長 256バイト

分解能

8bit

アナログ周波数帯域

1MHz

入力インピーダンス

1MΩ

入力結合

AC/DC (SW1スイッチ切替え)

最大電圧

50Vpeak

表示範囲

垂直 6div  水平 10div 

垂直感度切替

SW2/SW3の切替

SW3
1V/0.1V/GND

SW2
×1/×2/×5

感度

GND

GND

0.1V

×1

0.1V/div

0.1V

×2

0.2V/div

0.1V

×5

0.5V/div

1V

×1

1V/div

1V

×2

2V/div

1V

×5

5V/div

    

垂直位置調整

V.POSボタン

V.POSボタン → +/−ボタン

+3div 〜 −3div (0.1div刻み)

波形グラフエリアの左側に0Vレベルカーソル表示

水平時間軸切替

SEC/DIVボタン

単位の表記は現品に準じています。

 

2μs/div

5μs/div

10μs/div

20μs/div

50μs/div

0.1Ms/div

0.2Ms/div

0.5Ms/div

1Ms/div

2Ms/div

5Ms/div

10Ms/div

20Ms/div

50Ms/div

0.1s/div

0.2s/div

0.5s/div

1s/div

2s/div

5s/div

1ms/div

2ms/div

5ms/div

10ms/div

   

 

  +ボタン移動方向 ⇔ −ボタン移動方向  

水平位置調整

H.POSボタン

H.POSボタン → +/−ボタン

+0div 〜 +10div (0.1div刻み)

波形グラフエリアの下側に表示範囲表示。

(100/256の範囲を表示かな?)

トリガモード

MODEボタン

SIG(Single) ⇔ NOR(Normal) ⇔ AUT(Auto)

+ボタン移動方向 ⇔ −ボタン移動方向 

注意

 現状のファームウエアではSIGモードでホールド状態になると、この状態から抜けられなくなります。 この復帰方法は本ページ先頭に記載の電子工作の部屋「謎工房」をご参照下さい。 トリガ検出ルーチンが+/−ボタン読込ルーチンより優先度が高いのいでしょう。

トリガ方向

SLOPEボタン

↓(立ち下がりエッジ) ⇔ ↑(立ち上がりエッジ)

+ボタン移動方向 ⇔ −ボタン移動方向 
(SLOPEボタン連続押しでも切替可能)

トリガレベル/トリガ選択

LEVELボタン

LEVELボタン → +/−ボタン

+3div 〜 −3div (0.1div刻み)
波形グラフエリアの右側にトリガレベルカーソル表示

LEVELボタン → LEVELボタン

トリガ入力 内部/外部切替
MOD表示の右側 i:内部 e:外部

トリガ位置 バッファの1/4位置固定

外部トリガ

機能有り。
取扱説明書の「6 How to Use External Trig」参照。
JYE Tech  HPからDN062-13v01「How to Use External Trigger」 を入手されることをお勧めします。

データキャプチャ

6データ保存/読み出し可能。
取扱説明書の「7 How to Save Captures」、「8 How to Display Saved Captures」参照。

ホールド機能

OKボタン

OKボタンを押す毎にRUN/HOLDを交互に切替え。

LCD画面→PC転送

LCD画面(128×64ピクセル)をパソコンにBMPファイルとして転送する機能有り。

取扱説明書の「9 How to Send Screen to PC as Bitmap File」参照。 また、本ページの製作例下段に転送例を記載。

周波数測定 TTLレベル(3Vpp) 5MHz

取扱説明書の「5 How to Use the Frequency Meter」参照。

(実力は下段の動作例【 周波数カウンタ表示例 】を参照願います。)

テスト信号 TTLレベル(5Vpp) 500Hz

      

  

付属基板

専用基板 P/N:109-06200-00A

付属ケース

無し

外形寸法

基板単体完成時 W 106mm D 65mm H 30mm

追加購入

部品

  • LCD画面→PC転送機能使用時RS−232Cレベルコンバータ部品 

 [I-00469] ADM32032AN 1個
 [P-00090] セラミックコンデンサ 0.1μF 5個 (秋月電子通商で[I-00469]を購入すると付属。)
 [P-00517] ユニバーサルプリント基板 1枚 (製作例を参考にカットして使用する。)
 [P-02724] 電解コンデンサ 100μF 1個 (10V以上)
 [C-00078] ピンヘッダ(オス) 20P(2×10) 1個
 [C-00083] ピンソケット(メス)20P(2×10) 1個
 [C-00030] Dサブ コネクタ 9P・メス(半田付けタイプ) 1個

コメント

  • チッブ部品実装済みでしたので製作は簡単でした。 注意点を下記します。
    (a) 取扱説明書にもあるようにJ4の基板側のピンは、はんだ付けできる程度に短くカットする。
    (b) LCD固定用の2ピンの接続ピンの一方は、基板側のピンが放熱板に当たるので、基板側ピンをカットする。

  • 手軽に波形の概要を観測するのにはいいかもしれません。 しかし、決して、通常のオシロスコープのつもりで購入されないようにしましょう。  おもちゃは、おもちゃです。

  • 時間軸のMs/divには違和感を覚えました。 ミリ秒と分の都合だと思いますが、大文字、小文字の使い分けが逆の方が適切だと思います。

  • 販売元のHP(www.JYETECH.com)の各種資料を一度読んでから製作に取り掛かった方がよろしいかと思います。

  • PCへの接続で、まさか画像そのものを転送するとは思ってもいませんでした。 折角の分解能がパーですね。 XMODEMでのBMPファイルのプログラムより、もっと簡単なメモリデータ垂れ流しの方がよっぽど使い道があります。 残念。

改 造

その他

(製作例)

      

【 パッケージ外観 】

 

【 構成品 一式外観 】

 

【 取扱説明書 】

 

【 オシロ基板 操作表示面側 】

 

中央下段の四角いJ5シルク枠内の左下にある三角印がJ5−1番ピンです。

【 オシロ基板 部品取り付け面 】

 

【 表示パネル用 】

 

【 底面保護用 】

 

【 LCD基板パッケージ 】

 

【 LCD基板 LCD面 】

 

【 LCD基板 部品面 】

 

【 部品パッケージ 】

 

【 機構部品1 】

 

【 機構部品2 】

 

【 機構部品3 】

 

【 機構部品4 】

 

【 電子部品1 】


製作例

この段階で、J4のピンの突出部をカットしておきます。

【 LCD未実装時 オシロ基板外観 】

 

【 LCD実装時 オシロ基板外観 】

 

標準仕様に対して以下の変更を行っています。

(1) 電源入力ラインのダイオード回路をブリッジ回路(1S4×4本)にしてい
 ます。 これによりACアダプタの極性はどちらでも対応できるようになりま
 す。 但し、本キット用のACアダプタは、本キット専用で使用する必要が
 あります。

(2) GNDラインクリップ挟み込みやテスト信号取り出し用に、2Pの接続ピン
 をAGND部と500Hz/5Vpp部に追加取り付けしています。

【 オシロ基板部品面外観 】

 

LCD基板とオシロ基板接続用の2ピンの接続ピンを上図のように接続します。

【 LCD取り付け部拡大 】

 

 2ピンの接続ピンの一方は放熱板に隠れてはんだ付けできませんので一方の基板側をカットして1ピンのみハンダ付けします。

【 放熱板部 接続ピンはんだ付け状態 】

 


完成外観

 

【 操作パネル外観 】

 

 テスト信号用テストポスト近傍のスペーサには短絡防止のために収縮チューブを被せています。

【 上端側外観 】

 

【 右側面外観 】

 

【 下端側外観 】

 

【 底面側外観 】

 

 ピンプラグのアース側が貧弱であり、測定時に接触不良を頻発した。 せっかく製作したが、このケーブルは使用しない方が良い。

【 リード線製作例 】

 


動作例

 

【 電源投入時 】

 

【 製作元表示 】

 

テスト信号入力表示

【 波形表示例 】

 

 USBシグナル・ジェネレータキット(USB−DDS) [ #52003 ]のCN3出力を測定した例です。 9.2MHzまで測定できました。

【 周波数カウンタ表示例 】

 


PC転送

 

 上図をクリックすると原寸の回路図をダウンロードできます。

【 RS−232Cレベルコンバータ回路 】

 

【 RS−232Cレベルコンバータ回路基板とケーブル 】

 

【 RS−232Cレベルコンバータ回路基板部品面 】

 

 緑色が15番ピンの配線、黄色が13番ピンの配線です。
 いくら丸ランドが剥がれているといっても、1番ピンと20番ピンを間違えたので配線をやり直したなんてわからないですよね。

【 RS−232Cレベルコンバータ回路基板はんだ面 】

 

 オシロ基板と底板の隙間を増やすため、ナットを改造してスペーサとして使用しています。

【 RS−232Cレベルコンバータ回路基板実装例 】

 

 「Send Screen to PC as Bitmap File」モードの画面です。
 この状態でPC側にてXMODEMプロトコル通信用ソフトを立ち上げて、受信状態で待機させます。 その次にOKボタンを押して転送開始です。

【 「Send Screen to PC as Bitmap File」モード画面 】

 

 Tera Termでの受信設定画面です。 オプションでCRCを選択する必要があります。

【 Tera Term 受信設定画面 】

 

ファイルサイズが1152バイトなので「あっ!」という間もなく転送終了します。

【 ファイル転送中画面 】

 

【 ファイル転送終了時 】

 

【 転送ファイル例 (拡大表示です。) 】

       
  

データ作成者 CBA

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