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Eye Catch System ACT3(アクトスリー) (MODEL:1426)

         

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データ番号

661

区 分

キット

分 類

高周波

品 名

Eye Catch System ACT3(アクトスリー) (MODEL:1426)

発売元

入手先

 

販 売

 

教材のKaken (科研)

ブランド

 

価 格

主要部品

TA7640AP 2SC1815

電 源

4.5Vdc (単三乾電池3本)

概略仕様

   

概要

トランジスタラジオのキットです。

電源

6Vdc (単三乾電池4本)

構成基板

MAIN基板(1427) : AMラジオ部の基板です。

SW基板 : 周波数表示の基板です。

使用半導体

TA7640AP(FM/AM IF 増幅検波用 低電圧) トランジスタ 3石 ダイオード1本

周波数表示

単体LED10本によるバー表示

受信周波数帯

530〜1600kHz (周波数目盛りによる)

中間周波数

455kHz

使用スピーカ

8Ω 0.5W (スピーカ表示数値による)

備考

 取扱説明書などの付属図書が無いため、プリント基板のシルク文字と部品取付け紙の部品定数文字から取付け位置を推測して製作しました。

 

付属基板

専用基板 MAIN基板・SW基板

付属ケース

有り

外形寸法

ケース完成時 W 160.0mm D 45.2mm H 97.2m

追加購入
部品

コメント

改 造

その他

(製作例)

   

【 パッケージ外観(入手当時) 】

 

パッケージ表面の変化はほとんどありませんでした。

【 パッケージ外観(入手後15年経過) 】

 

【 パッケージ フタ開封時外観 】

 

【 キット構成品外観 】

 

【 ラジオ本体外観(前面ケース) 】

 

【  ラジオ本体外観(裏面ケース:電池ボックスフタ取り外し) 】

 

【 ラジオ本体 前面ケース取り外し時外観 】

 

【 ラジオ本体 前面ケース外観 】

 

【 ラジオ本体 裏面ケース側収納品1 】

 

【 ラジオ本体 裏面ケース側収納品2 】

 

【 ラジオ本体 裏面ケース内側外観 】

 

 IC(TA7640AP)・ポリバリコン・バーアンテナ・BATT部シャンパー線が実装されていました。

【 MAIN基板(ラジオ本体基板) 外観1 】

 

【 MAIN基板(ラジオ本体基板) 外観2 】

 

【 MAIN基板(ラジオ本体基板) 外観3 】

 

【 部品パッケージ 構成品 】

 

【 部品パッケージ1 外観 】

 

【 部品パッケージ1 構成品 】

 

 IFTは3個有り、赤色コアは基板シルクL2赤に実装しますが、青色コアはT3青、T4青に実装するようになります。 しかし、青色コアのIFT2個の識別ができませんでした。

【 部品パッケージ1 構成品(IFT外観) 】

 

 IFT仕様が不明のため、TA7640APのデーターシートを確認することにしました。 ネット上にもデーターシートはありますが、手持ちのデータブックを探すと、「集積回路技術資料 東芝音響用リニアIC 1983年7月」、及び、「データブック ゼネラルオーディオ用IC 1990」でTA7640APを見つけました。 また、TA7640APは1982年のデータブックでは新製品として概要が掲載されていただでしたので、1983年以降のデータブックから正式に掲載されたと推測しています。 下記に「集積回路技術資料 東芝音響用リニアIC 1983年7月」の関連ページを掲載します。

 

上記画像をクリックすると拡大画像を表示できます。

【 TA7640APデーターシート IFT説明ページ 】

 

 上記測定回路のT2・T3が青色コアIFTに相当するようです。 データシート上はT2もT3の同一仕様のようで、青色コアIFTはMAI基板のT3青、T4青のどちらに実装してもよいと思われました。 念のため、「高精度LCRメータDE−5000」でIFTのインダクタンスを測定してみました。 下記測定結果から青色コアIFTは同一仕様と判断しました。

IFTコイル実測値

ケース
印刷型式

コア色

L+ESR (100kHz・直列)

トップ
赤色
マジック跡

MAIN
基板
推定
実装位置

1−3間

4−6間

58WQ

赤色

255.7μH+3.82Ω

無し

全体

L2

57XD

青色

649.7μH+10.12Ω

2.860μH+0.43Ω

一部

T4

58WS

青色

653.9μH+10.23Ω

2.928μH+0.45Ω

全体

T3

 

 別の判断としてIFTのトップに赤色マジック跡も考えられます。 赤色コアIFTと青色コアIFT1個はトップ全体が赤色に塗られており、残り青色コアIFTには一部分にのみ赤色が塗られていました。 この赤色マジック跡は識別印ではないかと推測してみました。

 これらの結果より、青色コアIFTはMAIN基板のT3青、T4青のどちらに実装してもよいと思われますが、赤色マジック跡を考慮して上記表の「MAIN基板推定実装位置」のように決定しました。 

 

【 部品パッケージ2 外観 】

 

【 部品パッケージ2 オーディオ用トランス外観1 】

 

 記号からの推測ですが、KO−27は出力とタンス、KI−27は入力トランスと推測されます。

【 部品パッケージ2 オーディオ用トランス外観2 】

 

【 部品パッケージ3 外観 】

 

【 部品パッケージ3 機構部品 】

 

【 部品パッケージ3 電線 】

 

【 部品パッケージ4 外観 】

 

【  部品パッケージ4 つまみ・スペーサ・可変抵抗器・LED 】

 

表面が変色しており、経年劣化しているのが目立ちました。

【 部品パッケージ4 ネジナット類 】

 

【 基板用部品パッケージ 外観 】

 

【 基板用部品パッケージ 構成品 】

 

【 基板用部品パッケージ 抵抗ボード 】

 

【 基板用部品パッケージ コンデンサーボード1 】

 

【 基板用部品パッケージ コンデンサーボード2 】

 

 リード線、ハンダ、ジャンパー用すずメッキ線です。

【 基板用部品パッケージ 電線類・ハンダ 】

 

 

【 スイッチ基板 外観1 】

 

【 スイッチ基板 外観2 】

 

【 ハンドル 外観 】

  


製 作 例

  本製品の組立に関する資料がありませんので、基板のシルク図・部品取付け穴・パターンなどを頼りに組立ました。

 

【 MAIN基板 Step1 パターン接続用ジャンパー線取付け 】

 

【 MAIN基板 Step2 抵抗・ダイオード取付け  】

 

【 MAIN基板 Step3 トランジスタ取付け  】

 

【 MAIN基板 Step4 キャパシター取付け  】

 

【 MAIN基板 Step5 IFT取付け  】

 

【 MAIN基板 Step6 トランス取付け(基板完成外観1)  】

 

【 MAIN基板 基板完成外観2 】

 

【 MAIN基板 基板完成外観3 】

 

【 MAIN基板 基板完成外観4 】

 

【 MAIN基板 基板完成外観5 】

 

【 MAIN基板 基板完成外観6 】

 

【 MAIN基板 可変抵抗器・チューニングつまみ取付け後 基板完成外観1  】

 

【 MAIN基板 可変抵抗器・チューニングつまみ取付け後 基板完成外観2  】

 

【 MAIN基板 可変抵抗器・チューニングつまみ取付け後 基板完成外観3  】

 

【 MAIN基板 可変抵抗器・チューニングつまみ取付け後 基板完成外観4  】

 

ジャンパー線・抵抗を接続して基板完成です。

【 SW基板 完成外観1  】

 

【 SW基板 完成外観2  】

 

【 SW基板 完成外観3  】

 

【 SW基板 電線接続後 基板完成外観1 】

 

【 SW基板 電線接続後 基板完成外観2 】

 

【 イヤフォンジャック・スピーカ配線 外観1 】

 

【 イヤフォンジャック・スピーカ配線 外観2 】

 

【 電池ボックス配線 外観1 】

 

【 電池ボックス配線 外観2 】

 

【 電池ボックス配線 外観3 】

 


完成外観・動作確認 

  各部の組立 が完了したのでそれらの組立をしました。 保管期間が長かったためにSW基板のブラシ擦動パターンや可変抵抗器の擦動部の接触不良が考えられます。 特にSW基板のブラシ擦動パターンはテスタで導通確認するとフラックスもしくは酸化膜と思われる導通不良が認められました。 そのため、組立前に接点復活剤を吹きかけました。

 

 SW基板のブラシ擦動パターン表面、可変抵抗器のカバーの隙間から擦動部に吹きかけました。

【 利用した接点復活剤 】

 

 ケース組立前に通電確認をしました。 当初は接触不良がありましたが、チューニングつまみや可変抵抗器つまみを何度も回すことで、接触不良は相当低減できました。、 

【 配線組立直後の通電確認 】

 

【 完成(通電)外観1 】

 

【 完成(通電)外観2 】

 

【 完成(通電)外観3 】

 

【 完成(通電)外観4 】

 

【 完成(通電)外観5 】

 

 LEDの順次点灯動作、放送受信は正常にできました。 が、放送受信をしていると、突然、接触不良のようなガリガリ音がして音声が大きくなったり小さくなったりする現象が発生しました。 受信周波数が変動するのではなく、受信周波数は変わらず音声が大きくなったり小さくなったるする現象でした。 ハンダ付け接触不良かと思い、全てのハンダ付け部の再ハンダ付けするなどを試しましたが改善しませんでした。 実用性に乏しい状態のままとなりますが、とりあえずこれで製作終了としました。 力量不足を感じます。 残念。
  

データ作成者 CBA

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