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4 Digit Presettable Down Counter Kit / QK154

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データ番号

648

区 分

キット

分 類

計測器

品 名

4 Digit Presettable Down Counter Kit / QK154

http://store.qkits.com/moreinfo.cfm/QK154

http://kitsrus.com/kits3.html

発売元

製造元 DIY Electronics

販売元 Quality Kits

価 格

Quality Kits 販売価格 $21.95 USD (2008年12月23日注文時)

主要部品

AT90S1200 78L05 BC547 BC557 1N4004

電 源

9〜12VDC 20〜40mA

概略仕様

  
1 カウンタ機能

 10進4桁 ダウンカウンタ。

2 動作仕様

モード 動作説明
モードA Count Stop , Output Hold

プリセット値からカウントダウンして0000で停止。 その後、パルスを入力しても表示0000のまま。 リセット信号でリセットしてプリセット値に戻す。
プリセット値0000の場合は0000→9999とカウントダウンする。

OUT信号はカウントダウンして0000となった場合トランジスタQ5がON。 リセット信号でリセットするまでQ5はONのまま。
プリセット値0000の場合は、プリセット表示時の0000ではQ5はOFF。

例 プリセット値1234

  プリセット設定後 1234 (Q5 OFF)

  パルス入力=> 1233 (Q5 OFF)

  パルス入力=> 1232 (Q5 OFF)

  ………………………

  パルス入力=> 0001 (Q5 OFF)

  パルス入力=> 0000 (Q5 ON)

  パルス入力=> 0000 (Q5 ON)

  ………………………

  リセット入力=> 1234 (Q5 OFF)
 

モードB Over−Count , Output Hold

プリセット値からカウントダウンし、0000となっても引き続きカウントダウンする。 リセット信号でリセットしてプリセット値に戻すことができる。
プリセット値0000の場合は0000→9999とカウントダウンする。

OUT信号はカウントダウンして0000となった場合トランジスタQ5がON。 リセット信号でリセットするまでQ5はONのまま。
プリセット値0000の場合は、プリセット表示時の0000ではQ5はOFF。

例 プリセット値1234

  プリセット設定後 1234 (Q5 OFF)

  パルス入力=> 1233 (Q5 OFF)

  パルス入力=> 1232 (Q5 OFF)

  ………………………

  パルス入力=> 0001 (Q5 OFF)

  パルス入力=> 0000 (Q5 ON)

  パルス入力=> 9999 (Q5 ON)

  パルス入力=> 9998 (Q5 ON)

  ………………………

  パルス入力=> 1234 (Q5 ON)

  パルス入力=> 1233 (Q5 ON)

  ………………………

  リセット入力=> 1234 (Q5 OFF)

 

モードC Auto−Reset , One−shot Output

プリセット値からカウントダウンし、0001の次にプリセット値に復帰する。
プリセット値0000の場合は0001→0000→9999とカウントダウンする。

OUT信号はカウントダウンしてプリセット値と同じ値になった場合のみトランジスタQ5がON。 プリセット値と異なる値となった場合Q5はOFFする。
プリセット値0000の場合は、プリセット表示時の0000ではQ5はOFF。

例 プリセット値1234

  プリセット設定後 1234 (Q5 OFF)

  パルス入力=> 1233 (Q5 OFF)

  パルス入力=> 1232 (Q5 OFF)

  ………………………

  パルス入力=> 0001 (Q5 OFF)

  パルス入力=> 1234 (Q5 ON)

  パルス入力=> 1233 (Q5 OFF)

  パルス入力=> 1232 (Q5 OFF)

  ………………………

  リセット入力=> 1234 (Q5 OFF)


 

例 プリセット値0000

  プリセット設定後 0000 (Q5 OFF)

  パルス入力=> 9999 (Q5 OFF)

  パルス入力=> 9998 (Q5 OFF)

  ………………………

  パルス入力=> 0002 (Q5 OFF)

  パルス入力=> 0001 (Q5 OFF)

  パルス入力=> 0000 (Q5 ON)

  パルス入力=> 9999 (Q5 OFF)

  パルス入力=> 9998 (Q5 OFF)

  ………………………

  リセット入力=> 0000 (Q5 OFF)

 

モードD Over−Count , One−shot Output

プリセット値からカウントダウンし、0000となっても引き続きカウントダウンする。 リセット信号でリセットしてプリセット値に戻すことができる。
プリセット値0000の場合は0000→9999とカウントダウンする。

OUT信号はカウントダウンして0000となった場合トランジスタQ5がON。 0000以外の値の場合はQ5はOFFする。
プリセット値0000の場合は、プリセット表示時の0000ではQ5はOFF。

例 プリセット値1234

  プリセット設定後 1234 (Q5 OFF)

  パルス入力=> 1233 (Q5 OFF)

  パルス入力=> 1232 (Q5 OFF)

  ………………………

  パルス入力=> 0002 (Q5 OFF)

  パルス入力=> 0001 (Q5 OFF)

  パルス入力=> 0000 (Q5 ON)

  パルス入力=> 9999 (Q5 OFF)

  パルス入力=> 9998 (Q5 OFF)

  ………………………

  パルス入力=> 1234 (Q5 OFF)

  パルス入力=> 1233 (Q5 OFF)

  ………………………

  リセット入力=> 0000 (Q5 OFF)

 

 

 

3 入出力

信号 向き 説明
RESET 入力 カウンタリセット信号

GNDに短絡(Lowレベル)でカウンタの値をプリセット値に戻し、OUT信号トランジスタQ5をオフにする。

COUNT 入力 カウントパルス入力信号

GNDに短絡(Highレベル→Lowレベル)でカウンタ入力。 基板上のINCスイッチ接点がこの信号とGND間に入っているので、INCスイッチを押した状態ではCOUNT信号がGNDに短絡することになるので注意を要する。

RATE 入力 カウント入力信号応答周波数選択信号
  (コンタクトバウンズ(チャタリング)誤カウンド防止機能)

GNDに短絡(Lowレベル)で30000カウント/秒
                      → 製作例の動作確認参照

オープン(Highレベル)で30カウント/秒

OUT 出力 カウンタ0信号

カウンタが0に到達したことを示す信号。 BC547のオープンコレクタ出力。

 

4 プリセット設定手順

 プリセット値1234、モードDを設定する例を下記。

 なお、電源を遮断するとこの設定は消える。 再立ち上げ時はプリセット値0000、モードAとなる。

No. 向き 説明
SET SWを押す 1000の桁にのみ数値0が表示される。

 → 表示例 0−−−

INC SWを1回押す。 1000の桁にのみ数値0が表示される。

 → 表示例 1−−−

SET SWを押す 100の桁に数値0が追加表示される。

 → 表示例 10−−

INC SWを2回押す。 100の桁に数値2が表示される。

 → 表示例 12−−−

SET SWを押す 10の桁に数値0が追加表示される。

 → 表示例 120−

INC SWを3回押す。 10の桁に数値3が表示される。

 → 表示例 123−−

SET SWを押す 1の桁に数値0が追加表示される。

 → 表示例 1230

INC SWを4回押す。 1の桁に数値4が表示される。

 → 表示例 1234

SET SWを押す 1の桁にのみ英文字A(モードA)が表示される。

 → 表示例 _ _ _ A

10 INC SWを1回押す。 1の桁に数値bが表示される。

 → 表示例 _ _ _ b

11 INC SWを1回押す。 1の桁に数値Cが表示される。

 → 表示例 _ _ _ C

12 INC SWを1回押す。 1の桁に数値dが表示される。

 → 表示例  _ _ _ d

13 SET SWを押す プリセット数値が表示され、カウント入力状態となる。

 → 表示例 1234

  

付属基板

専用基板 K154

付属ケース

無し

外形寸法

基板単体完成時 W 51mm D 63.5mm H 13mm

追加購入

部品

コメント

 プリセット値が電源断で消去されるため、一体何に使うつもりのカウンタなのか理解できない。  このような機能を持った基板が少ないのに、とても残念。

改 造

その他

(製作例)

      

【 キット外観 】

 

【 キット外観 】

 

【 構成部品一式外観 】

 

 

【 基板部品面 】

 

【 基板部品面 】

 

【 基板・配線・機構部品 】

 

【 電子部品 】

 

【 電子部品 】

 

【 電子部品 】

 

【 キット 取り扱い説明書 】

 

【 キット 回路図 】

 

【 キット 完成品内部 】

 

【 キット 完成品外観 】

 


動作確認

1 通電

 通電すると何事もなかったように素直に立ち上がりました。 前記の「プリセット設定手順」のステップ8の状態の動作時の写真を下記に示します。

 

【 キット 完成品外観(通電時) 】

 

2 最高カウント周波数確認

 RATE端子入力を短絡(Lowレベル)した場合の最高入力周波数を調べようとしたところ、どうしても5kHz以上の周波数の周波数のパルスをまともにカウントしてくれない現象を確認しました。

 回路図を見るとR13+C2のフィルタ回路が入っております。 早速、波形を観測すると下記のようにこのフィルタ回路によって、波形が鈍っていることを確認できました。

(IC入力 : IC1 7番ピン波形)

【 6kHz入力時 】

 

(IC入力 : IC1 7番ピン波形)

【 30kHz入力時 】

 フィルタ回路を無効にするためC2を除去して再度確認を行いましたが、やはり5kHz以上はパルスを正常に確認できないことが確認されました。 結論としてこの基板では最高周波数は5kHzであると判断しています。

 取扱説明書では実測30kHzとありますが、とんでもない嘘つきです。

 

データ作成者 CBA

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注意事項


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