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大人の科学 真空管ラジオ

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データ番号 394
区 分 キット
分 類 高周波
品 名 大人の科学 真空管ラジオ
発売元 学習研究社
価 格 8,800円
主要部品 1K2(pr 1T4 or DF91) 1B2(1S5 or DAF91) 2P2(3S4 or DL92)
電 源 45V (006P×5個)  1.5V (単二アルカリ電池×1個)

実測値 : 006P:約6mA 1.5V:約0.11A

概略仕様

  
  検波方式 再生検波式ストレートラジオ
  アンテナ ループアンテナ
  使用素子 真空管3球 
  音声出力 スピーカ(16Ω) イヤホン付き
  音量調整 無し
  周波数調整 パネル式バリコン開閉角度 (実測550kHz〜1680kHz)

  

付属基板 専用基板 組立済み
付属ケース 専用ケース有り
外形寸法
追加購入

部品

電池 006P×5個  1.5V 単二アルカリ電池×1個
コメント

 金額の割りに受信感度が低くチューニングも難しく実用性に欠けますし、フィラメントも点灯しないためにお飾りにもなりません。

 真空管ラジオを製作したという達成感を目的に購入するだけと割り切るしかないでしょう。

 でも、ハンダ付けもなく、電子工作をしたという感じが全くありません。 

改 造
その他

(製作例)


1.構成部品

 下図にパッケージ外観を示します。 封止シールに開けた痕跡が残っています。 いくら中国製といっても、これはないのでは? 梱包した後に、何かを入れ替えたのでしょうか。 そういえば、2006年3月15日付けで予約商品の「中国よりの出荷遅延」のお詫びメールが入っていました。 何か不都合があって中身を入れ替えたために出荷が 遅れたのでしょうか。

 
 

【 パッケージ外観 】

 


1.1 キット構成品1

 開梱して取り出した真空管ラジオ構成品(その1)です。

 組み立て使用説明書の部品表のPART区分けと実際の梱包の区分けが異なっており、部品有無の突き合わせに戸惑いました。

 使用説明書の部品表のPART区分けは、部品有無確認を容易にするように実際の袋分けに合わせて区分け表示して欲しかったです。

【 構成品1 全体外観 】

 


【 取説表紙 】

【 取説裏表紙 】

【 構成品1 組み立て使用説明書 】

 

電池はスナップではなく押し付けるようになっているようです。
本当にハンダ付けは要らないようです。

【 構成品1 基板部品面 】

 

【 構成品1 基板ハンダ面 】

 

 ツバ付きネジが見あたらないので探してしまいました。
 また、ネジは17本で済むのですが、19本入っていました。最終的に2本残りました。

ツバ付きネジが見あたらないので探してしまいました。

【 構成品1 金具類 】

 

 組み立て使用説明書のネジの外観図のつもりでツバ付きネジを探すと見つかりません。 ネジをよく観察するとネジの頭のサイズが微妙に違うものが2種類あるようです。 上記のように画像で見ると違いははっきりしていますが、現品はなかなか 区別できませんでした。

 製作後知ったのですが、学研のWebページでもネジの外観比較の画像がありました。 でも、もっとわかりやすい画像にして欲しいですね。

【 構成品1 ネジ外観比較 】

 

【 構成品1 真空管パッケージ開梱外観 】

 

赤色印の真空管は印字が全く読めませんでした。

【 構成品1 真空管外観 】

 


1.2 キット構成品2

 開梱して取り出した真空管ラジオ構成品(その2)です。

 

【 構成品2 全体外観 】

 

【 構成品2 ホーン部品 】

 本体は少しヤワに思えましたが、意外にしっかりしていました。
 中央の10個の小さな穴が006Pの電池の端子を通す穴のようです。 大きさを変えることで逆接続を防止しているようです。 なるほど。

【 構成品2 本体(ボディ)外観 】

    


1.3 キット構成品3

 開梱して取り出した真空管ラジオ構成品(その3)です。

【 構成品3 全体外観 】

 

 ここに入っているアルミ板に貼り付けてある青色の保護シートがとても大切な役目をしているなんて、この段階では全く知りませんでした。

【 構成品3 スピーカ類 】

 

 チューニング用のバリコンを画像右側のバリコンベースの開閉角度で構成するようです。 成る程と納得。

【 構成品3 コイル、コンデンサ部品 】

 

【 構成品3 アンテナ部品他 】

 

 真空管のピンを整形するピンストレーナーが無いと探していたらこのパッケージに入っていました。

【 構成品3 アンテナ部品他  】

 


1.4 キット構成品4

 上記以外の構成品です。

 ドライバは使いやすかったですね。 また、厚紙製の裏ふたはネジで固定できるようになっていて欲しかったです。 (配線に余長があるため、裏ふたで配線がはみ出るのを防止する必要がありました。)

【 構成品4 その他 】

 


2 組み立て

 以下、組み立て手順に基づいて画像を掲載していきます。

 

@ プリント基板を取り付ける

A スピーカを取り付ける

【 基板、スピーカ取り付け後 】

 

B 電池接点・スイッチレバーなどを取り付ける

【 チューニングノブ取り付け後 】

 

C バリコンを組み立てる

 P9の説明書をよく読んで組立てたつもりなのですが。 D2側のアルミ板の保護膜を剥がすと記載されていたので、D3側も同じように剥がすと思いこみ両方とも剥がしでしまいました。 そりゃ、私が悪いですよ。 でも。。。 はい、セロハンテープで固定しました。
 なお、D2側のアルミ板(上記画像左側)もガタ付いたので、上側だけセロハンテープで固定しました。

【 バリコン組み立て後 】

 

【 バリコン組み立て後 】

 

D ホーンを組み立てる

【 ホーン組み立て外観 】

 

E 枠を組み立てる

【 枠組み立て外観 】

 

【 スタンド部分拡大 】

 

F リッツ線を巻く

 リッツ線はピンと張って巻いたつもりでしたが、枠自体の遊びのために、数周巻いただけで巻き初めの方にたるみ始めてきました。 しかし、 あまり気にしても仕方ないのでそのままにして巻き作業を完了させました。

 説明書どおりに巻き初めに30cm程度余長をとっておくと巻き終わりも丁度よい余長となっていました。

【 アンテナ組み立て完了後外観 】

  

【 スタンド部拡大(正面側) 】

 

【 スタンド部拡大(背面側) 】

 

G 配線する

 中継接続部をセロテープで絶縁するのはどうかと思います。 できればビニルテープにして欲しかったですね。

 単二乾電池の端子への配線巻き付け作業時、少しきつ目に巻き付けていると切れてしまいました。 この端子だけは最後にハンダ付けさせて頂きました。

【 配線完了後 】

 

【 バリコン配線接続部 】

 

【 アンテナ接続部 】

H 電池と真空管をセットする

 

 006Pを探しに100円ショップを探し回りました。 頼りにしていたダイソーには無く、やっと小さな100円ショップでこれを見つけて箱ごと購入です。 こんなに一度に沢山の006Pを買ったのは初めてです。

 秋葉原だとアルカリ乾電池の006Pを100円以下で買えるのですが、田舎はこれが精一杯のようです。

 キットも中国製、乾電池も中国製、まあいいか。

【 006P これだけ購入しました 】

 

 真空管のピンは確かに曲がっていました。 ピンストレーナーの必要な理由がよくわかりました。

【 真空管・乾電池セット状態 】

 

【 組立完了外観 】

 

【 本体部分拡大 】

 

 地元放送局KRY(765kHz)受信時の動作時画像です。 周波数が低いためバリコンはほとんど閉じた状態となりました。

【 動作時 本体外観 】

 

 真空管といえばフィラメント、フィラメントと言えば明るいというイメージがありますが、説明書によれば明るくは点灯しないと記載されていました。 暗くすると少し明るく見えるとの記載もあったのでトライしましたが、フィラメントの点灯はよく見えませんでした。

【 暗闇での動作状態 】

 


3 動作確認

 実際のチューニングにはコツがあります。 当方も受信確認できるまで少し時間がかかりました。 スピーカーから「ピーという発信音」と記載がありましたが、この音がはっきり確認できませんでしたので最初は動作していないのではないかと思ってしまいました。

 何度か再生ボリュームとチューニングつまみを触っているうちに音声がわずか聞き取れましたので、それをきっかけにしてラジオ放送を聞くコツが分かってきました。  周波数が狭いところではコンデンサはほとんど閉じた状態で、チューニングつまみ回転に対して周波数の変化が大きいため、とてもチューニングしずらいラジオでした。

 音量は、近隣の放送局で電界強度の強い放送局を受信した場合は聴くのに十分な音量がありました。 但し、音量つまみはりませんので、音量調整はできません。 十分な音量で聴くことのできたのは地元の放送局2局の録音を下記に掲載します。 えっ、音質? 下記を聴いてみて下さい。

 

  NHK第1(675kHz) :  高校野球実況(’06年4月1日)
  KRY(765kHz) :  開局50周年記念番組(’06年4月1日)

     

データ作成者 CBA

 

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