概略仕様

　　加算（Inc入力GND接続）
　　減算（Dec入力GND接続）
　　クリア（Inc、Dec入力同時GND接続）

カウント桁数　表示４桁　（内部カウンタ　５桁、±符号記憶）

カウント周波数　２０Ｈｚ以下を推奨

カウント値　ＥＥＰＲＯＭ保持
　

（スイッチ　オン→オフしたときにカウントが変化します。）

部品

　ディーエスシステムの本キットについては入手できないと思います。　販売元に関して当方は何ら情報を持っていません。　機能的に満足できな いですが、類似のキットについて、２０１０年３月１４日現在で下記のようなキットを見つけています。

(a)　エレキット　4桁プリセットダウンカウンタ [基板完成品]

　ダウンカウンタの機能しかありません。

(b)　Ｑｋｉｔ　4 Digit Up/Down Counter kit

 　３０Ｈｚ以下のパルスならば機能的には使えそうです。　残念ながら海外製品ですので、国内で入手できるかどうか不明です。 　製作例をここに掲載しています。

(c)　ユニエル電子　高輝度2桁10進UP/DOWNカウンター・キット：CM-192D

　機能が最適化されていますが、とても高価です。

(d)　秋月電子通商　ＰＩＣ１６Ｆ５７マイコンデジタル時計キット　Ｖｅｒ．３（卓上型） (K-01996)

　ご希望の機能はありますが、ＵＰ／ＤＯＷＮスイッチを押してカウントし ます。　また、このスイッチを長押しすると勝手にカウントがすすむという問題があります。　これらを回避するために、押しボタンスイッチの代わりに 信号を入力ためのインターフェース回路の付加が必要です。
　最も致命的なのが、電源を投入した直後は時計モードになっているので カウンタモードに手動で設定しないといけない点です。　詳細は秋月電子 通商のＨＰに掲載されている回路図集の取扱説明書を参照願います。　とはいうものの、安価で入手性に優れています。

　コスト面で言えば、結局、自作するのが一番手っ取り早い感じです。

（製作例）

【　キット外観　】

【　キット　構成部品一式外観　】

【　キット構成部品　基板　】

【　キット構成部品　電子部品　】

スチールウールを使って基板を磨きます。
洗浄に燃料用アルコールも使います。

【　基板清掃　】

【　キット構成部品　基板（洗浄後）　】

【　キット　取り扱い説明書　】

基板パターンから回路図を起こしました。

上記回路図をクリックすると原寸画像を表示できます。

【　キット　回路図　】

【　製作例　外観　】

加算／減算スイッチとフォトインタラプタを接続した例です。

【　周辺回路一式　】

フォトインタラプタは論理反転のためにトランジスタを追加しています。

【　周辺回路　】

画像では数字がはっきりしていませんが撮影時の照明が原因です。
現品では数字をはっきり読みとれます。

【　カウント実例　（０１２３表示）　】