Q&Aの小部屋
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皆様から頂いたご質問の回答の一部を紹介させて頂いております。
注意
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ご 質 問 |
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1 ご質問への回答 ご要望の機能は大きく2つに分けることができます。 一つは点灯/消灯の時間設定機能、もう一方は点灯・消灯時にに光量を徐々に変化する機能(以下、スロー制御機能と記載)です。 このうち、時間設定機能はタイマーICを使って容易に実現できます。 いろいろ各ホームページで紹介されていますので「タイマ」、「555」などで検索してみて下さい。 また、エレキットで「リレー付間欠タイマ【PS−3041】」などを使用するのも手頃でよいでしょう。 問題は点灯・消灯時にに光量を徐々に変化する機能です。 こちらについては、トライアックを使った位相制御回路の事例があります。 しかし、ボリュームによる手動調整や、ここ最近はマイコンをした位相制御によりボタン操作で調整するものはありますが、今回のご要望のようにスロー制御機能を見つけることができませんでした。 そこで、この機能に関して回路検討した結果を以下に掲載します。 なお、負荷としてハロゲンランプはありませんので通常の白熱電球40W品を使用しています。 2 スロー制御回路 交流100VAC負荷のハロゲン電球の光量を徐々に変化させる方法はDC点灯するのが制御が一番楽なのですが、比較的高いDC電圧が必要となるので、この方法は今回はパスすることにします。 その代わりに、オーソドックスな方法ですがトライアックを使用した回路とすることにします。 位相制御は手元にあった秋月電子通商の「トライアック万能調光器キット(20Aタイプ) (K-98)」を使用することにします。 このキットではどこにでもあるボリューム式の手動調整となっていますので、ボリュームの代わりに調光できる制御信号を加えることにします。 この制御信号は電源周波数に同期させる必要がありますので、電源ラインの電源電圧が0V付近になっていることを示す同期信号も必要となります。 この制御信号と同期信号は100VACと接続する必要がありますが、手元に有る汎用のフォトカプラTLP521−1を用いてスロー制御回路と100VAC回路を光で絶縁することにしました。 2.1 スロー制御回路の回路図 今回試作したスロー制御回路の回路図を下図に掲載します。 上図をクリックすると原寸の回路図をダウンロードできます。 【 スロー制御回路の回路図 】
3. 製作例 前記回路図を元に製作した例を下記します。
スロー制御回路はブレッドボードで試作しました。 【 スロー制御回路 】
【 位相制御基板、IF基板 】
各部の波形を下記に示します。 詳細説明は省略させて頂きます。
【 スロー制御回路各部波形 】
当初、R13+ZD1の回路は有りませんでした。 このとき、SW1を押して出力が変化するまでワンテンポ遅れて反応する感じがしていました。 出力制御信号の波形を確認すると下図のように出力制御信号が飽和している状態となっていました。 当然といえば当然ですが。 これが原因なのか不明ですが、SW1オンオフに対して0.3s程度の遅れが観測されています。
【 R13+ZD1無し時 波形 】
これを改善するためにR13+ZD1を設けてオペアンプ出力振幅に制限をかける方法をとることにしました。 手持ちのツェナーダイオードが4,3V品でしたので、カットアンドトライでR13は15kΩとしました。 その際の波形を下図に記載します。 出力制御信号の電圧は電源同期ランプ波形の最小電圧(約1V)程度が望ましいですが、下記でも応答遅れが認められませんのでこれで良しとしました。
【 R13+ZD1有り時 波形 】
R13+ZD1は、ZD1の特性(ツェナー電圧)に合わせてR13を調整すれば4.3V品に拘る必要がありません。 ZD1は3.5〜4.5Vの範囲であれば調整できるのではないかと推測します。 この回路を使って白熱電球をオンオフしたときの動画を下記に掲載します。 残念ながら、思ったようにスムーズに明るさが変化しているようには見えません。 消灯時はそれなりに見えますが、点灯時は直ぐに明るくなる感じです。 位相角と出力電圧、出力電圧と明るさの関係が線形ではありませんので、とりあえずこれで良しとすることにしました。
4 その他
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