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TTP223 タッチキーモジュール 静電容量式 20個セット (HW-763)

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データ番号

1840

区 分

部品

分 類

センサ

品 名

TTP223 タッチキーモジュール 静電容量式 20個セット (HW-763)

発売元

入手先

 

Amazon.co.jp

販 売

 

Rasbee

ブランド

 

Rasbee

価 格

20個セット価格 360円 (10%税込み)

主要部品

TTP223

電 源

+2.5Vdc〜5.5Vdc

概略仕様

   

概要

静電容量式タッチセンサーの基板です。

使用チップ

型式

TTP223

デバイス名称

1 KEY TOUCH PAD DETECTOR IC

メーカ

TONTEK DESIGN TECHNOLOGY LTD
(https://www.tontek.com.tw/)

電源電圧

+2.5〜5.5Vdc ( デバイスのデーターシートでは+2.0Vdc〜+5.5Vdc)

出力電圧スパン

Vss(0Vdc) 〜 Vdd(電源電圧レベル)

検出方式

静電容量式

出力論理

Active High/Active Low (AHLB端子による切替え)

動作モード

Direct Mode/Toggle Mode (TOG端子による切替え)

Direct Mode : 検出時の期間、出力をActiveにします。

Toggle Mode : 検出時、出力を反転します。

    

付属基板

HW−763

付属ケース

無し

外形寸法

基板単体時 W 11.0mm D 14.2mm H 2.8mm

追加購入
部品

コメント

  •  出力表示LEDの消費電流が多いため、外部に接続する回路によるIOL(8mAmax)に注意する必要があります。 出力表示LEDを撤去することを推奨します。
      

  •  TOG端子、AHLB端子の状態は常時有効ではなく、電源投入時の状態を保持します。
      

  •  周辺の影響を受けます。 誤検出(意図しない検出)すると支障の生じる用途には使うことを控えることを推奨します。

改 造

その他

(製作例)

      

 同一品が様々なショップで販売されています。 価格も上記価格に比べて安価〜高価で販売されています。 

【 Amazon 商品画面 】

 

【 外装パッケージ外観 】

 

同一品が5個/段×2段で合計10個の割り基板が2枚パッケージされていました。

【 パッケージ時基板構成1(部品面) 】

 

【 パッケージ時基板構成2(センサ面) 】

 

右上の空きパッドは感度調整用キャパシタCs用です。

【 個別基板 外観1(部品面) 】

 

【 個別基板 外観2(部品面) 】

 

【 個別基板 外観3(部品面) 】

 

【 個別基板 外観4(部品面) 】

 

【 個別基板 外観5(部品面) 】

 

【 個別基板 外観6(部品面) 】

 

【 個別基板 外観7(センサ面) 】

 


動 作 例

 動作確認のため、基板に電線を接続して、他端をブレッドボードに接続しました。 接続部位は、基板の接続用スルーホールGND・I/O・VCCの他、ジャンパーパターンA(AHLB端子)、ジャンパーパターンB(TOG端子)にも接続して、合計5ヶ所となりました。

 

【 電線接続状態外観 】

 

【 ブレッドボート接続状態 】

 

1. スタイラスペン検出確認

 指には反応することを確認できましたが、スタイラスペン(タッチペン)にも反応するか試してみました。 指と同様に検出できました。 

 

 検出する距離はバラつきが大きいです。 上記は比較的遠距離時で、おおくのケースでは5mm前後で検出しました。

【 スタイラスペン検出状態 】

 

 基板をケースに内蔵することを想定して秋月電子通商で販売している「SK−5」と、TAKACHIプラスチックケース「TW7−2−11」のフタの裏側にテープで仮付けして動作確認をしました。 いずれもスタイラスペンを検出することができました。

 

【 SK−5外観 】

 

【 SK−5 スタイラスペン検出状態 】

 

【 TW7−2−11外観 】

 

【 TW7−2−11 スタイラスペン検出状態 】

 

2.消費電流測定

 テスター2台を用いて消費電流と電圧を同時測定しました。 

 

左側

 基板消費電流 (5.2μA 微小電流のため測定誤差が多くあります。)

右側

 基板電圧(3.3V)

【 消費電流測定(未検出時) 】

 

左側

基板消費電流(7.31mA)
 ほとんどが表示用LED電流消費電流です。
 デバイスのIOLは8mAmaxのため、外部負荷からのシンク電流の余裕はほとんどありません。

右側

基板電圧(3.3V)

【 消費電流測定(検出時) 】

 

3.波形観測

 動作時の波形観測をしました。 各測定結果の測定部位は下記のとおりとなっています。

 

測定部位一覧

測定部位

信号名

基板ランド名

垂直軸レベル

黄色

TTP223 3番

Cs

1V/div

水色

TTP223 1番

I/O

5V/div

桃色

TTP223 4番

AHLB

5V/div

青色

TTP223 6番

TOG

5V/div

 

 センサ用電圧の波形を観測しました。 TTP223の3番端子に接続されているCs用パッドに電線を接続してオシロスコープを接続していますので、未接続時の動作波形とは異なりますが、どのような動作をしているかを観測してみました。 測定に際しては、AHLB端子、TOG端子ともにオーブンにしてDirect Mode・Active Highの状態で行測定しました。

 

水平軸 5μs/div

【 Direct Mode検出時 (I/O=Hレベル) 】

 

水平軸 5μs/div

【 Direct Mode未検出時(ダイレクトモード) (I/O=Lレベル) 】

 

 次に TOG端子をオーブンにしてDirect Modeに設定して、AHLB端子を切り替えてActive Low/Active Highの切替え時の波形を観測しました。 波形観測によれば、リアルタイムで検出判定するのではなく、約21ms間隔で検出用パスルを出力していました。

 

水平軸 20ms/div

【 AHLB端子Active High設定動作確認 (TOG端子オープン) 】

 

水平軸 20ms/div

【 AHLB端子Active Low設定動作確認 (TOG端子VDD接続) 】

 

 次に TOG端子をVDD接続してToggle Modeに設定して、AHLB端子を切り替えてActive Low/Active Highの切替え時の波形を観測しました。 タッチした期間は黄色波形の0Vレベル波形にノイズが重畳しています。

 

水平軸 50ms/div 黄色波形垂直軸0.1V/div

【 TOG端子Active High設定動作確認 (TOG端子オープン) 】

 

水平軸 50ms/div 黄色波形垂直軸0.1V/div

【 TOG端子Active Low設定動作確認 (TOG端子VDD接続) 】

 

 次にTOG端子・AHLB端子ともにオープンにして、Direct mode/Active Highの状態における I/O端子の変化タイミングを観測しました。 I/O端子の信号波形は、検出用パルスの終了時に変化していました。

 

2ms/div

【 検出開始時 】

 

2ms/div

【 検出終了時 】

 

 当初、TOG端子・AHLB端子の接続を変えても動作状態が変わりませんでした。 いろいろ調べていくとTOG端子・AHLB端子の設定は電源投入時の設定を記憶して、その後はTOG端子・AHLB端子の接続を変えても設定変更できないことがわかりました。
 その際の波形観測状態を下記に掲載します。 通電状態で1回目の2度タッチ→TOG端子もしくはAHLB端子の接続を変更→2回目の2度タッチ→電源オフ→再通電→3回目の2度タッチのシーケンスで波形観測しました。 2回目の2度タッチではTOG端子もしくはAHLB端子の接続変更の影響が生じておらず1回目の2度タッチと同じ動作をしています。 また、再通電後の3度目の2度タッチではTOG端子もしくはAHLB端子の接続設定どおりの動作をしています。

 

【 AHLB端子変更時の動作確認 】

 

【 OG端子変更時の動作確認 】

        

データ作成者 CBA

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