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6W級絶縁型DC−DCコンバーター(±15V200mA) MIWI06−24D15 (M-06538)

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データ番号

1784

区 分

部品

分 類

電源

品 名

6W級絶縁型DC−DCコンバーター(±15V200mA) MIWI06−24D15 (M-06538)

発売元

メーカ Minmax Technology Co., Ltd.
購入先 秋月電子通商

価 格

1,350円(税込)

主要部品

MIWA06-24D15

電 源

9〜36Vdc

概略仕様

   

概要

入出力が絶縁された±両極性出力のDCDCコンバータです。

入力電圧

24Vdc定格 (入力電圧範囲 9〜36Vdc)

スタートアップ電圧 8Vdc (電圧範囲 7〜9Vdc)

シャットダウン電圧 最大8.5Vdc

出力電圧

両極性出力 ±15Vdc

出力電力

6W

出力電流範囲

最大200mA 

最大容量性負荷

100μF

絶縁

1500Vdc

保護回路

過電流保護回路(電流制限回路)有り

短絡保護有り(連続短絡対応)

     

付属基板

付属ケース

外形寸法

単体 W 31.8mm D 20.0mm H 10.3mm (リード線含まず)

追加購入
部品

コメント

改 造

その他

(製作例)

 

 

【 パッケージ外観 】

 

【 部品パッケージ外観 】

 

【 部品外観1 】

 

【 部品外観2 】

 

【 部品外観3 】

 

【 部品外観4 】

 

【 部品外観5 】

 

【 部品外観6 】

 


動作確認

1.測定時の様子

 下記掲載画像は入出力のノイズ波形測定(スイッチングノイズ、リップル)と3通りの負荷時(75Ω・300Ω・無負荷)の入出電圧特性を測定し た際の様子です。 画像はフィルター有り・負荷抵抗75Ω時におけるノイズ波形測定時の状態です。

 

【 測定状態外観(全体外観) 】

 

  • みの虫クリップ接続部位が波形の測定位置です。
     

  • 入出力部にフィルターを接続した状態です。
     

  • 入力側フィルタは電解キャパシタ470μF、積層セラミックキャパシタ0.1μFと電源用インダクタ2 .2μHです。
     

  • 電源用インダクタ2.2μHは秋月電子通商の「表面実装用(SMD)インダクタ 2.2μH±20% [FDA1055−H−2R2M=P3] 通販コード P−13644」です。
     

  • 負荷抵抗は150Ω抵抗を2本並列接続して、一端にピンヘッダー・ジャンパーピンを接続しています。 ジャンパーピン有無で150Ωと75Ωの切替えをしています。
     

  • 出力側フィルタは電解キャパシタ100μF、積層セラミックキャパシタ0.1μFです。

 

2.ノイズ測定・入力電圧特性

 本品の定格出力電流は最大出力電流±200mAのみ規定されています。 幸いにも最小出力電流の規定は無く、無負荷状態でも利用できるようです。 これより、負荷抵抗75Ω、負荷抵抗150Ω及び無負荷時の出力に含まれるノイズ波形を観測しました。
 また、入力電圧のスタートアップ電圧は7〜9Vdc、シャットダウン電圧は最大8.5Vdcと規定されています。 この確認として、負荷抵抗75Ω、負荷抵抗150Ω及び無負荷時における入力電圧特性を測定しました。
 これらの測定結果を下記に掲載します。

 

ノイズ測定・入力電圧特性

負荷 (両出力同一負荷)

測定結果

 

75Ω抵抗

(定格最大電流相当)

 

黄色

+出力電圧 AC結合 100mV/div
(DC成分 +15.00V)

水色

−出力電圧 AC結合 100mV/div
(DC成分 −15.00V)

時間軸

1μs/div

【 リップル波形 (入出力フィルター無し・入力電圧=12.0Vdc) 】

 

黄色

+出力電圧 AC結合 50mV/div
(DC成分 +15.00V)

水色

−出力電圧 AC結合 50mV/div
(DC成分 −15.00V)

時間軸

1μs/div

【 リップル波形 (入出力フィルター有り・入力電圧=12.0Vdc) 】

 

【 入出力電圧特性 (フィルター有り +出力) 】

 

【 入出力電圧特性 (フィルター有り -出力) 】

 

 

150Ω抵抗

(中程度電流相当)

 

黄色

+出力電圧 AC結合 100mV/div
(DC成分 +15.00V)

水色

−出力電圧 AC結合 100mV/div
(DC成分 −15.00V)

時間軸

1μs/div

【 リップル波形 (入出力フィルター無し・入力電圧=12.0Vdc) 】

 

黄色

+出力電圧 AC結合 50mV/div
(DC成分 +15.00V)

水色

−出力電圧 AC結合 50mV/div
(DC成分 −15.00V)

時間軸

1μs/div

【 リップル波形 (入出力フィルター有り・入力電圧=12.0Vdc) 】

 

【 入出力電圧特性 (フィルター有り +出力) 】

 

【 入出力電圧特性 (フィルター有り -出力) 】

 

 

無負荷

 

黄色

+出力電圧 AC結合 50mV/div
(DC成分 +15.04V)

水色

−出力電圧 AC結合 50mV/div
(DC成分 −14.97V)

時間軸

1μs/div

【 リップル波形 (入出力フィルター無し・入力電圧=12.0Vdc) 】

 

黄色

+出力電圧 AC結合 20mV/div
(DC成分 +15.04V)

水色

−出力電圧 AC結合 20mV/div
(DC成分 −14.97V)

時間軸

1μns/div

【 リップル波形 (入出力フィルター無し・入力電圧=12.0Vdc) 】

 

【 入出力電圧特性 (フィルター有り +出力) 】

 

【 入出力電圧特性 (フィルター有り -出力) 】

 

 

3.出力電流特性

 出力電流が変化した際の出力電圧を測定しました。 一方の出力の負荷を抵抗150Ωを接続した状態で、他方の出力に可変負荷として自作電子負荷を接続して 出力電流を変化させました。 その結果を+Vout側を変化させた場合と−Voutを変化させた場合に分けて掲載します。

 


AD変換分解能が約11mVのため階段状の変化となっています。

【 +Vout側負荷変化時の出力電流特性 】

 


AD変換分解能が約11mVのため階段状の変化となっています。

【 −Vout側負荷変化時の出力電流特性 】

 

 本製品のブロック図は不明ですが、上記測定結果では出力電圧が同相で変化していることよりCOM端子は出力電圧制御には含まれていないようです。 しかし、定格範囲内の全出力電流範囲で、出力電圧精度・電圧バランスはデータシート記載の仕様±2%程度に収まっているようです。

 次に過電流保護動作を確認するために過電流状態での出力電流を測定しました。

 

【 +Vout側負荷変化時の過負荷状態時出力電流特性 】

 

【 −Vout側負荷変化時の過負荷状態時出力電流特性 】

 

 上記結果より、出力電流が約1000mA程度までは過電流保護回路が動作しないようです。 中途半端な過負荷では過電流保護回路が動作しないので、利用時には過負荷にならないように注意が必要です。

 次に出力短絡時の出力状態を測定しました。 定常時、各出力に抵抗150Ωを接続した状態で、それぞれの出力を短絡しました。

 

 

 短絡した瞬間、小さいながらスパークとパチッと音が発生しました。 短絡期間中の短絡側出力電圧は当然0Vとなりました。 他端側の出力電圧は約±2V程度に低下しました。

    

データ作成者 CBA

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