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LM4880使用ポータブルヘッドホンアンプキット (K-12328)

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データ番号

1517

区 分

キット

分 類

AV

品 名

LM4880使用ポータブルヘッドホンアンプキット (K-12328)

発売元

秋月電子通商

価 格

1,800円(8%税込)

主要部品

NJM2746E LM4880MX PY3407S

電 源

+2.7〜+5.5Vdc

概略仕様

   

概要

LM4880を使用したオーディオ用アンプ

電源

仕様電圧範囲 : +2.7〜+5.5Vdc

給電方法:

 

microUSBコネクタ給電

USBポートを介して電源給電します。
 

 

BATT端子給電

 仕様電圧範囲内の電池を接続することができます。

 接続例として電池ボックス HHR−P104専用 プラスチック リード付(P-07527)が掲載されています。 この場合はニッケル水素電池パック 3.6V830mAh HHR−P104(B-07015)を利用することになります。

  

出力

不平衡出力 (L、R、コモンの3端子出力)

8Ω時 250mW

32Ω時 85mW 

入力

音声ライン入力 (入力段:10kΩ可変抵抗)

音量調整

可変抵抗により連続可変可能です。

その他

 本キットでは電源マイナスラインと出力のコモンラインは同一電位ではありません。 電源ラインから仮想コモンライン(仮想GND)をつくり、この仮想コモンラインを出力コモンラインとしています。 そのため、電源マイナスラインと出力コモンラインは絶縁した状態で利用する必要があります。
 

 参考

 LM4880のデータシートに掲載の「Fig. 1 Typical Audio Amplifier Application Circuit」では電源のマイナスラインと出力のコモンラインは同一電位となっています。 この回路では電源マイナスラインと出力コモンラインを短絡しても電気回路的に支障はありません。

     

付属基板

専用基板 AE−LM4880

付属ケース

無し

外形寸法

基板単体完成時 W 72.9mm D 61.5mm H 16.9mm (可変抵抗つまみ突起含む)

追加購入
部品

コメント

  •  BATT端子はmicroUSBコネクタの+電圧端子と20Ω(チップ抵抗R9,R10)の抵抗を介して接続されています。 これはニッケル水素電池パックHHR−P104を充電できるようにするための回路です。 抵抗を介しての充電のため、適切な充電制御や放電制御ができません。 自己責任での利用となります。
     

  •  BATT端子に一般的な1.5V乾電池を2個もしくは3個を直列接続して給電することが可能です。 その場合は絶対にmicroUSBコネクタ給電をしてはいけません。
     

  •  絶対にLiイオン電池をBATT端子に接続してはいけません。 microUSBコネクタからの充電は全く制御されていませんのでLiイオン電池の発煙発火の原因となります。
     

  •  本キットでは一般的なオペアンプ、オーディオアンプを利用しています。 その割には価格が高く、秋月電子う通商のキットにしてはコストパフォーマンスがよくありません。 OS−conを利用していることがコストパフォーマンスを悪くしている要因だと思われます。 個人的には贅沢な(不可解な)OS−con利用方法だと思います。 わざわざ音声出力に準じた変動電流が大きくなる回路にしてキャパシタのESRを低くせざるを得なくする必要があるのかな?
     

  •  電源マイナスと出力コモンラインを直流的に接続(短絡)したい場合は、L出力とヘッドフォンL入力間、R出力とヘッドフォンR入力間に電解キャパシタを介することで対応できます。 詳細はLM4880データシート「Fig. 1 Typical Audio Amplifier Application Circuit」を参考にします。 このデータシートではCo=100μFとなっていますが、もっと容量を大きくしたほうがよいかと思います。

改 造

その他

(製作例)

   

【 キット パッケージ外観 】

 

【 キット 構成品 】

 

【 キット取扱説明書 】

 

【 プリント基板パッケージ 】

 

【 プリント基板 部品面外観1 】

 

【 プリント基板 部品面外観2 】

 

【 プリント基板 部品面外観3(IC部分拡大) 】

 

【 部品パッケージ 外観 】

 

【 部品パッケージ 構成部品 】

 

【 部品パッケージ 電子部品 】

 

積層セラミックキャパシタは似た外観の2種類あります。

【 部品パッケージ 積層セラミックキャパシタ拡大 】

 

【 部品パッケージ 機構部品 】

 


製 作 例

 

【 製作手順1 (ジャンパー線実装) 】

 

【 製作手順2 (抵抗実装) 】

 

【 製作手順3 (microUSBコネクタ実装) 】

 

【 製作手順4 (積層セラミックキャパシタ実装) 】

 

【 製作手順5 (LED・ミニジャック実装) 】

 

【 製作手順6 (OS−con実装) 】

 

【 製作手順7 (可変抵抗・端子台実装) 】

 

R11、R12は未実装としました。

【 製作手順8:完成外観1 (フィルムキャパシタ実装) 】

 

【 完成外観2 】

 

【 完成外観3 】

 

【 完成外観4 】

 

【 完成外観5 】

 

【 完成外観6 】

 

【 完成外観6 (ハンダ面) 】

 


動 作 確 認 

 microUSBコネクタから(+5V)給電して動作確認をしました。 LEDの発光が弱く、普通の照明下では発光をはっきりとは確認できませんでした。 LEDの電流制限抵抗R13(1kΩ)に並列に抵抗を追加してLEDの電流を増加することはできます。 しかし、電池駆動を想定すると無駄な消費電流となりますので、改造せずにそのまま利用することにしました。

照明を低下して撮影しました。 上記写真は画像のブライト調整をしてLED発光をはっきりさせています。

【 microUSBコネクタ給電動作例 】

 

 取扱説明書に掲載のニッケル水素電池パック 3.6V830mAh HHR−P104(B-07015)を利用してみました。 電池パック以外に柿月電子通商で入手した以下の部品を用意しました。

  • 電池ボックス HHR−P104専用 プラスチック リード付[BH-3.6V-A / AKI WIRE] (P-07527)

  • XHコネクタ ハウジング用コンタクト SXH−001T−P0.6 (10個入) [SXH-001T-P0.6] (C-12264)

  • RoHS2(改正RoHS) (EU)2015/863、10物質、付属品等を除く XHコネクタ ハウジング 2P XHP−2 [XHP-2] (C-12255)

  • RoHS2(改正RoHS) (EU)2015/863、10物質、付属品等を除く XHコネクタ ベース付ポスト トップ型 2P B2B−XH−A(LF)(SN) [B2B-XH-A(LF)(SN)] (C-12247)

 

【 電池パック・電池ボックス外観 】

 

【 電池パックの電池ボックス実装時外観 】

 

 リード線にコンタクトを取付ける際には専用の圧着工具が必要です。 しかし、とても高価です。 今回はコンタクト電線取付け部をリード線外形に合うようにラジオペンチで折り曲げ加工した後にハンダ付けしてリード線を取り付けました。

【 XHコネクタ類外観 】

 

【 XHコネクタ実装時基板外観 】

 

参考:USBコネクタで充電した際の電池電圧は4.23Vでした。

【 電池ボックス接続時基板外観 】

   
  

データ作成者 CBA

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